お稽古・習い事市場に関する調査 2015 

2015年07月17日
矢野経済研究所は、国内のお稽古・習い事市場の調査を実施した。

<お稽古・習い事市場とは>
本調査におけるお稽古・習い事とは、先生(師匠・講師・コーチ)が一般消費者(大人・子供・幼児いずれも含む)に教えるお稽古・習い事で、民間事業者が運営する教室・スクール、公民館など公的施設で開催されるサークル・催し、講師個人宅で開かれるお稽古、通信教育やインターネットを介したeラーニングなどをさし、市場規模はレッスン受講者から支払われる受講料ベースで算出した。なお資格取得やプロフェッショナル養成を目的とする専門学校は含まない。
なお、対象分野は、スポーツ教室、日本文化教室(華道、茶道、書道、日本舞踊、囲碁、将棋、短歌、俳句、着付け)、英語教室(スクール・市民講座)、アート教室(絵画・彫刻、写真、陶芸、手芸、フラワーアレンジメント、ガーデニング)、ダンス教室(バレエ、社交ダンス、ジャズダンス・ヒップホップ他)、音楽教室、料理教室、美容・健康(ネイルアート、アロマテラピー)、パソコン教室、多国語教室(中国語、韓国語、フランス語、ドイツ語の通学・通信教
育講座)とする。

【調査結果サマリー】

◆ 2014年度のお稽古・習い事市場規模は前年度比0.3%減の1兆9,858億円
2014年度のお稽古・習い事市場規模は受講料ベースで、前年度比0.3%減の1兆9,858億円であった。少子高齢化による対象人口の減少もあり大半の分野が前年度割れとなったが、スポーツ教室、英語教室は増加推移となった。

◆東京オリンピック・パラリンピック開催予定がきっかけとなり始めた、あるいは1年以内に始める予定の習い事がある人は約1割
本調査に関連した消費者アンケート調査によると、2020年に開催が予定されている東京オリンピック・パラリンピックがきっかけとなり始めた、あるいは1年以内に始める予定の習い事がある人は全体の12.5%となり、そのうち、始めた(始める予定の)習い事の種類では「語学・外国語」が65.2%と大きく他に差をつけてトップとなった。


【調査概要】
調査期間:2015年4月~6月
調査対象:主要カルチャーセンター、主要フィットネスクラブ、主要通信教育事業者、その他習い事サービス提供事業者等
調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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