「スポーツクライミングが2020年のオリンピック競技になること」に関しての意識調査 

2015年07月31日
山と溪谷社は、「スポーツクライミングが2020年のオリンピック競技になること」に関しての意識調査を実施。

2015年6月、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は東京オリンピック2020種目追加検討会議を開催し、今後ヒアリングをする8団体を選出。スポーツクライミングも候補の8団体に選ばれました。このニュースを受け山と溪谷社が運営しているクライミング専門サイト『CLIMBING-net』では、クライマーや登山愛好者の意識を調べるためアンケートを実施。

その結果、1,492名の回答者のうち、実に87%が「スポーツクライミングがオリンピック競技になること」を望んでいることがわかりました。

【調査結果】

◎回答者データ(全1,492名)

◎回答者の87%、1,299名がスポーツクライミングがオリンピック競技になることに賛成

◎「賛成」の理由
「賛成」「どちらかというと賛成」を選んだ1,299名の回答者に、賛成の主な理由を聞きました。
一番多く選ばれた理由は「オリンピックで観戦したいから」というものでした。近年ボルダリングがブームとなり、クライミングの知名度は劇的に上がりましたが、まだマイナースポーツです。テレビでクライミング競技を観戦したい、選手の活躍をメディアで取りあげられることで、多くの人に日本人クライマーの活躍を知ってもらいたいという声が多くよせられました。また、クライミングのワールドカップでの日本人選手の活躍から、メダル獲得の期待も大きいものとなっています。面白いのは「オリンピックに出場したいから」と答えたユーザーが68名もいたことです。多くの若者がクライミングに熱中している今の活発な状況を反映する数字となりました。

◎「反対」の理由
「反対」「どちらかというと反対」を選んだ193名の回答者に、反対の主な理由を聞きました。
一番多く選ばれた理由は「競技人口が増えて事故やアクセス問題が出そう」というものです。オリンピック競技になると、クライミングが社会的な理解が進む期待はあるものの、それ以上に、競技人口が増え、知識不足のまま外岩へ行き、アクセス問題や事故が現状より増えるのではないかと懸念が有るようです。


【調査概要】
テーマ:「スポーツクライミングがオリンピックの競技になることに関して」の意識調査
調査目的:テーマに関して、クライマー・登山愛好者などの実態と意識を調べ、周知・共有すること
調査期間:2015年7月08日(木)~2015年7月15日(水)
調査対象:CLIMBING-net ユーザー全対象
有効回答数:1,492名

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[山と溪谷社]
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