築地に関する調査 

2015年11月30日
紀文食品は、会社の発祥の地である「築地」について、インターネット調査を行いました。

【サマリー】

今回の調査で、築地の移転を知っている人は7割ほどいることが分かりました。しかし実際に移転することにより何がどのように変わるのか、詳細の内容まではあまり知られていないようです。2016年11月の移転をきっかけに築地がどのように変わっていくのか、今後の注目になると思います。

【調査背景】

来年で発売30周年を迎えるおでん種等に使用される「魚河岸あげ®」。そのネーミングは、紀文食品の発祥の地である「築地」に由来しています。その築地にある「築地中央卸売市場」は2016年11月に豊洲への移転が決まっています。築地中央卸売市場は築地に開所して80年以上の歴史があり、現在では東京の観光地として人気のある築地です。しかし「築地の移転内容」を知っている方はどの程度いるのでしょうか。そこで今回は、全国1万人にインターネット調査を行い、「築地に関すること」を調査しました。

【調査トピックス】

■「築地中央卸売市場」の移転内容について知っていることは?
⇒第1位「公共市場としての機能は豊洲へ移る」54.7%
⇒第2位「豊洲への移転は2016年11月である」19.2%

■東京の「築地中央卸売市場」が移転することを知っていましたか?
⇒全体では、「知っていた」67.9%、「知らなかった」32.1%

■東京の「築地」に持つイメージは?
⇒第1位:「日本を代表する市場である」44.6%
第2位:「活気がある」42.3%
第3位:「伝統がある」36.3%

■「魚河岸」が 「築地にある中央卸売市場の通称であること」という意味を知っていましたか?
⇒全体では、「知っていた」37.6% 「知らなかった」62.4%

【調査結果】

■Q1.あなたは、東京の「築地中央卸売市場」が移転することを知っていましたか?(単数回答 n=10000)

東京の「築地中央卸売市場」が移転することを知っていたかを聞いたところ、全体では67.9%の方が「知っていた」と回答しましたが、反対に32.1%の方が「知らなかった」と回答しています。3割以上の方が築地移転について知らないことが分かりました。エリア別で見てみると、北関東・南関東では約8割の方が「知っていた」と回答しているのに対して、近畿では54.1%となっています。北関東・南関東・東北以外では「知っていた」と回答した方は7割にも満たない結果となりました。

■Q2.あなたが、東京の「築地中央卸売市場」の移転内容について知っていたことをお答えください。(複数回答 n=6794)

前問で、「築地中央卸売市場」の移転することを知っていた6794名の方に、移転内容について知っていたことを聞いたところ、上記のような結果となりました。最も多かった回答は「公共市場としての機能は豊洲へ移る」54.7%、次いで「豊洲への移転は2016年11月である」19.2%、「東京都公認の中央卸売市場として業者間の売買をする公共市場としての機能が無くなる」16.9%となっています。

■Q3.あなたは、「築地中央卸売市場」が豊洲へ移転する前に築地へ行ってみたいと思いますか。(単数回答 n=10000)

「築地中央卸売市場」が豊洲へ移転する前に築地へ行ってみたいか聞いたところ、全体では、「必ず行きたい」「都合が合えば行ってみたい」合わせて54.4%の方が行ってみたいと回答しました。前問では築地の移転を知らない方が3割以上いましたが、半数以上の方が行ってみたいと思っていることが分かりました。

■Q4.あなたが、東京の「築地」に持つイメージとして近いものをお選びください。(複数回答 n=10000)

東京の「築地」に持つイメージを聞いたところ、上記のような結果となりました。最も多かった回答は「日本を代表する市場である」44.6%、次いで「活気がある」42.3%、「伝統がある」36.3%となりました。

■Q5. あなたは以前から、「魚河岸」が 「築地にある中央卸売市場の通称であること」という意味を知っていましたか?(単数回答 n=10000)

「魚河岸(うおがし)」が「築地(つきじ)にある中央卸売市場の通称であること」という意味を知っていたか聞いたところ、全体では37.6%の方が「知っていた」と回答しました。逆に6割以上の方は「知らなかった」と回答しています。年代別では、「知っていた」と回答した方が20代と30代では3割にも満たなかったのに対して、60代では6割以上が回答しています。若い世代に「魚河岸」の意味を伝承していく必要があるのかもしれません。

■Q6. あなたは以前から、「魚河岸」が「魚市場にある河岸が由来であること」という意味を知っていましたか?(単数回答 n=10000)

「魚河岸(うおがし)」が「魚市場にある河岸が由来であること」という意味を知っていたか聞いたところ、全体では36.6%の方が「知っていた」と回答しました。年代別では、「知っていた」と回答した方が20代と30代では3割にも満たなかったのに対して、60代では6割以上の方が「知っていた」が回答しています。

■Q7.あなたは、「魚河岸」という漢字を正しく読むことができますか?(単数回答 n=10000)

「魚河岸」という漢字を「うおがし」と正しく読むことができるか聞いたところ、全体では66.8%の方が「読める」と回答しました。年代別で見てみると、20代では「読める」と回答した方が41.6%だったのに対して、60代では91.2%となり、年代が上がるにつれて読める割合が高くなることが分かりました。


【総 括】
今回1万人に「築地に関する調査」を行い、様々な調査結果が出てきました。築地中央卸売市場の移転が決まってからちょうど1年が経ちますが、移転すること自体を知っている方は7割に届かない結果となりました。さらに2016年11月に移転することについては8割以上の方が知らないことが分かりました。しかし、移転する前に行ってみたいと回答した方は54.4%もおり、今なお人気の場所として認知されているようです。また、築地新市場の名称が「築地魚河岸」に決まり、豊洲に移転しても「築地」「魚河岸」の名は残ります。
今後も「築地」「魚河岸」の歴史は引き継がれていくことでしょう。


【調査概要】
・調査の方法:株式会社ネオマーケティングが運営するアンケートサイト「アイリサーチ」のシステムを利用したWEBアンケート方式で実施
・調査の対象:アイリサーチ登録モニターのうち全国の男女を対象に実施
・有効回答数:10000人
・調査実施日:2015年10月23日(金)~2015年10月28日(水)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[紀文食品]
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