ガーデニング市場に関する調査(2016年) 

2016年07月26日
矢野経済研究所は次の要綱にて国内のガーデニング市場について調査を実施した。

<ガーデニング市場とは>
本調査におけるガーデニング市場は植物分野と資材分野に大別され、植物分野とは、花壇用苗物、野菜苗・果樹苗、花木、球根、芝・グランドカバープランツ、鉢物等を対象とし、資材分野とは、鉢・プランター、家庭園芸用農薬、家庭園芸用肥料、家庭園芸用培養土、ミニ耕運機、芝刈機・草刈機・刈払機、ガーデニング関連商品*を対象とする。 なお家庭菜園向け野菜苗・果樹苗の市場規模は、ガーデニング市場規模の内数である。
*ガーデニング関連商品とは輸入ブランドガーデニンググッズ(グローブ、ウェストエプロン、その他ブランド物)、ガーデンファニチャー、ウッドデッキ・トレリス等のウッド製品、園芸関連機器(噴霧器、散水用品)、園芸金物類(移植ゴテ、スイーパー草抜き、ガーデンハンマー、ハサミ等)などをさす。

【調査結果サマリー】

◆2015年度のガーデニング市場は前年度比100.8%の2,250億円、2016年度は前年度比100.2%の2,255億円と堅調推移を予測
2015年度の国内のガーデニング市場規模は、前年度比100.8%の2,250億円であった。中高年層や若年層においても農業に対する関心が高まっており、都市部を中心に市民農園や貸し農園の開園が引き続き増加するなど、家庭菜園が市場を牽引し、2016年度のガーデニング市場規模は前年度比100.2%の2,255億円と堅調な推移を予測する。

◆2015年度の家庭菜園向け野菜苗・果樹苗市場は前年度比102.6%の157億円、幅広いユーザー層が家庭菜園に参加、今後も拡大を予測
2015年度の国内の家庭菜園向け野菜苗・果樹苗市場規模は、前年度比102.6%の157億円であった。キッチン菜園を始める20歳代の若年層が増加するなど、家庭菜園は若年層から中高年、性別に関係なく、幅広い層が新たに参加しているのが特徴であり、市場拡大を支えている。今後も、引き続き消費者の健康志向や食への安全志向を背景に市場は拡大し、2016年度の家庭菜園向け野菜苗・果樹苗市場規模は前年度比100.6%の158億円を予測する。


【調査概要】
調査期間:2016年2月~6月
調査対象:植物取扱企業、ガーデニング資材取扱企業、関連団体等
調査方法:当社専門研究員による直接面接取材及び電話などによるヒアリング、および文献調査併用

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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