「人気スポーツ」に関する全国意識調査(20 歳以上の男女個人対象) 

2016年08月31日
世論調査・市場調査の専門機関の中央調査社は、7月8日から 18 日にかけて、「人気スポーツ」に関する全国意識調査を実施しました。
調査は、無作為に選んだ全国の 20 歳以上の男女個人を対象に個別面接聴取法で行いました(回答者数 1,201 人)。調査結果の概要は以下の通りで、1993 年以来毎年同様の調査を行っています。 

【主な調査結果】

●最も好きなスポーツ選手は、日米通算最多安打記録を更新し、史上 30 人目のメジャー通算 3000 安打の期待がかかる「イチロー」が3年ぶりに1位。「錦織圭」は2位。
 昨シーズンから現役復帰した「浅田真央」が引き続き3位。投手と打者の二刀流選手として活躍する「大谷翔平」が4位。

●好きなプロスポーツは、「プロ野球」が 1996 年から不動の1位。「プロサッカー」は 6年連続2位。「大相撲」は、昨年急上昇した「プロテニス」を僅かにかわし3位に。

●好きな現役力士は、横綱「白鵬」が9年連続の1位。2位は綱取りの期待がかかる大関「稀勢の里」、3位には今年初場所で初優勝を飾った大関「琴奨菊」。

●リオオリンピックでは、“楽しみな競技”“メダルが期待できる競技”ともに「体操」との回答が最も多く、「水泳(競泳)」がそれに続く。

●7割の人がリオオリンピックに関心。一方、東京オリンピックへの関心は8割近くに達し、東京都に限ればおよそ9割が「関心がある」と回答。

【調査結果】

1.最も好きなスポーツ選手
・今年6月に日米通算最多安打記録を更新し、史上 30 人目のメジャー通算 3000 安打の期待がかかる「イチロー」が3年ぶりに1位となった。男性では圧倒的な人気で、女性でも2位。年代別で
はすべての年代で1位となっている。
・昨年1位だったプロテニス選手「錦織圭」が、2位となった。男女別でみると、女性では1位、男性では2位、年代別でみると、すべての年代で2位と幅広い人気となっている。
・野球では、投手と打者の二刀流選手として活躍する「大谷翔平」が昨年の7位から今年は4位に上昇。「長嶋茂雄」が5位と変わらず人気を維持。
・フィギュアスケートでは、昨シーズンから現役復帰した「浅田真央」が引き続き3位に、昨シーズン世界歴代最高得点を記録した「羽生結弦」が6位にランクインしている。
・相撲では、横綱「白鵬」が6位、綱取りが期待される大関「稀勢の里」が8位にランクインした。
・体操の「内村航平」が9位、ゴルフの「松山英樹」が 10 位。

2.好きなプロスポーツ
・「プロ野球」の1位が 1996 年から続いている。
・「プロサッカー」は6年連続2位となっているが、昨年に比べ3ポイント低下。
・「大相撲」は、昨年急上昇した「プロテニス」を僅かにかわし3位に。「プロテニス」は4位に。

3.好きな現役力士
・横綱「白鵬」が、9年連続で力士ナンバー1。
・綱取りの期待がかかる大関「稀勢の里」が2位、今年の初場所で初優勝を飾った大関「琴奨菊」が3位に、それぞれ順位を上げた。

4.一番好きなプロ野球チーム
・1993 年の調査開始以来1位「巨人」、2位「阪神」は不動。「巨人」の人気は昨年から4ポイントの減少となっている。
・パ・リーグは、現在ペナントレース首位の「ソフトバンク」を追いかける2位「日本ハム」の人気が3位に上昇し、リーグ3連覇のかかる「ソフトバンク」の人気は5位となっている。
・地区別にみると“北海道”の「日本ハム」、“東北”の「楽天」、“東海”の「中日」、“近畿・阪神”の「阪神」、“中国”の「広島」、“九州”の「ソフトバンク」といったチームが、地元において1位になっており、地域とのつながりが反映されている。
・リーグごとの人気については、セ・リーグ、パ・リーグともに昨年より減少している。

5.一番好きなJ1のサッカーチーム
・昨年大きくポイントが上昇した「ガンバ大阪」が、若干下降したものの、1位を維持している。
・「浦和レッズ」が2位、「鹿島アントラーズ」が3位と、昨年の順位を維持、変わらぬ人気となっている。
・「サンフレッチェ広島」は昨年の6位から4位に上昇。今シーズンからJ1に復帰した「ジュビロ磐田」が5位となり、「名古屋グランパス」と「横浜F・マリノス」が同率で続く。
・地区別に好きなチームをみると、北海道・東北では「鹿島アントラーズ」が1位となっているが、他の地区では、それぞれホームタウンとするチームがいずれも1位となっている。

6.リオデジャネイロオリンピックで楽しみな競技とメダルが期待できる競技
・“楽しみな競技”は、「体操」が 49.6%と最も高く、「水泳(競泳)」が 47.7%と僅差で続いている。ほかに「陸上(マラソン)」「柔道」「バレーボール」が上位5位。
・“メダルが期待できる競技”も「体操」が 64.7%で最も高く、次いで「水泳(競泳)」が 56.9%と半数以上が期待を寄せる。「体操」と「水泳(競泳)」は“楽しみな競技”かつ“メダルが期待できる競技”である。
・“メダルが期待できる競技”は、次いで「柔道」が 48.7%、「レスリング」が 37.5%となり、これらは“楽しみな競技”以上に“メダルが期待できる競技”として回答が挙げられている。
・一方、「陸上(マラソン)」、「バレーボール」、「陸上(マラソン以外)」などは、“楽しみな競技”との回答に比べて、“メダルが期待できる競技”との回答が少なくなっている。 

7.リオデジャネイロオリンピックと 2020 年東京オリンピックへの関心
・リオオリンピックに『関心がある(計)』が 69.6%、東京オリンピックに『関心がある(計)』が 77.4%。そのうち「とても関心がある」は、リオの 15.4%に対して、東京は 31.6%と倍に上る。
・リオオリンピックへの関心は男女とも 50 代で最高。
・東京オリンピックへの関心は、男性は 70 歳以上、女性は 30 代で最高。
・女性の 30~40 代では、東京への関心がリオへの関心に比べ 15~16 ポイント高くなっている。
・開催地である東京都の回答者は、東京への関心がリオへの関心に比べ 16 ポイント高く、9割近くに達する。


【調査概要】
調査地域:全 国
調査対象:20歳以上の男女個人
標本数:4,000
抽出方法:層化三段無作為抽出法(住宅地図)
調査方法:調査員による個別面接聴取法
調査時期:2016年7月8日(金)~18日(月)
有効回収数:1,201 

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[中央調査社]
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