お風呂とスキンケアに関するアンケート調査(20~49歳の女性対象) 

2017年10月26日
日本健康開発財団 温泉医科学研究所では、本格的に寒くなり肌の乾燥が気になり始める霜降に先駆けて、20~40代女性を対象に「お風呂とスキンケアの新常識に関するアンケート調査」を実施しました。

【調査結果の概要】

(1) 現代女性のお風呂事情、1日の入浴時間は20分未満が6割

(2) 20代女性にみられる「湯船離れ」。シャワーのみで湯船につからない人が5割

(3) お風呂に保湿効果を期待する人はわずか1.8%で、入浴中の保湿ケア効果を知らない人は5割

(4) 「お風呂とスキンケアに関する新常識クイズ10問」全問正解者は1%以下
  - 7割以上の女性が「長時間お風呂に浸かると肌の新陳代謝が進む」と間違った認識

【調査結果】

■1. 現代女性のお風呂事情、1日の入浴時間は10~20分未満が最も多い

毎日忙しい毎日を送る多くの女性にとって、お風呂は1日の疲れを癒す時間ではないでしょうか。今回の調査では、入浴のタイミングとしては「夜」と回答した人が96.8%。入浴時間は「10分~20分未満(43.2%)」が最も多く、次いで「20分~30分未満(28.0%)」、「5分~10分未満(13.0%)」となり、20分未満の人の合計は6割という結果になりました。<図1>。

■2. 20代女性にみられる「湯船離れ」。シャワー派が5割に

入浴の内容についてみてみると、湯船につかる頻度は「毎日(36.6%)」つかるという回答が最も多かったものの、次いで「週1以下(24.4%)」が多くなっています<図2>。普段のお風呂の様子を聞いた設問では、20代女性は「シャワーのみでさっと済ます」シャワーのみ派が約5割を占めています<図3>。これらの結果より、20代女性の「湯船離れ」が顕著であるといえます。

■3. お風呂に保湿効果を期待する人はわずか1.8%で、入浴中の保湿ケア効果を知らない人は5割に

お風呂に対してもっとも期待する効果について聞いたところ「疲労回復効果(44.6%)」が第1位。逆に「保湿効果」について期待する人は1.8%と、もっとも少ない結果でした。また、お風呂の中で保湿ケアをする効果についても、2人に1人が「まったく知らない」と回答し、入浴中の「保湿」への意識が低い実態がうかがえます。

■4. 「お風呂とスキンケアに関する新常識クイズ10問」全問正解者は1%以下と残念な結果に

- 7割以上の女性が「長時間お風呂に浸かると肌の新陳代謝が進む」と間違った認識

今回、早坂所長監修の「お風呂とスキンケアに関する新常識クイズ10問」を行ったところ、全問正解者は、なんと500人中3人(正解者は40代のみ)と、1%以下を下回る結果に<図6>。日常的に入浴していても、入浴の効果やスキンケアについての正しい知識はあまり理解がされていないようです。

その中で最も正解率が低く、7割以上の女性が間違えた問題が「長時間お風呂に浸かることで、血行も良くなり肌の新陳代謝が進むので肌に良い」は〇か×か、というものでした<図7>。


【調査概要】
調査対象 :20~49歳の女性
有効回答数:500名
調査地域 :全国
調査時期 :2017年8月19日~8月20日
調査会社 :マクロミル

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[@Press]
 マイページ TOP