スポーツボランティアに関する調査(20歳代から60歳代対象) 

2018年09月11日

笹川スポーツ財団(SSF)は、全国の 20 歳代から 60 歳代を対象に『スポーツボランティアに関する調査』を、今年 3 月に実施いたしました。ラグビーワールドカップ 2019、2020 年東京オリンピック・パラリンピックを控える今般、我が国のスポーツボランティアの実施希望状況を改めてご報告いたします。

主な調査結果


  • 1.成人のスポーツボランティア経験者は 14.7%
  • 2.スポーツボランティアの主な活動は、「地域のイベント運営」、「日々のスポーツ指導」、「団体運営・クラブの運営や世話」
  • 3.成人の 46%が何らかのボランティア経験があり、スポーツボランティア経験者の 8 割以上がスポーツ以外のボランティアも経験
  • 4.2020 年東京オリンピックでは、4 人に 1 人がボランティア活動を希望
  • 5.ラグビーワールドカップ 2019、2020 年東京オリンピック・パラリンピックのボランティア参加を希望する 1 番の理由は「日本で開催されるから」

調査のポイント


1.成人のスポーツボランティア実施状況

過去 1 年間にスポーツボランティアをした人は 5.3%、過去 1 年間はしていないが、それ以前にスポーツボランティアをした人は 9.4%で、合わせて 14.7%の成人が、これまでに何らかのスポーツボランティアをした経験がある(図表1)。

2.スポーツボランティア活動の内容

スポーツボランティアをした人の活動内容で多いのは、「【地域のスポーツイベント】大会・イベントの運営や世話」(39.3%)、「【日常的な活動】スポーツの指導」(29.3%)などであった。年間の平均実施回数は「【日常的な活動】スポーツの指導」が 20.5 回と最も多く、「【地域のスポーツイベント】大会・イベントの運営や世話」は 3.3 回であった。スポーツ指導や団体運営など、地域の日常的なスポーツ活動をささえるボランティアに加えて、スポーツイベントの運営に多くのボランティアが関わっていることがわかる(図表 2)。

3.ボランティアの実施経験:スポーツとスポーツ以外のボランティア

スポーツおよびスポーツ以外のボランティアの実施経験をみると、「スポーツ以外のボランティア」の経験者が 31.3%、「スポーツボランティアとスポーツ以外のボランティア」が 12.4%、「スポーツボランティア」のみが 2.4%で、成人の半数弱に何らかのボランティア経験がある(図表 3)。また、スポーツボランティア経験者の 8 割以上がスポーツ以外のボランティアも経験していた。

4.ラグビーワールドカップ 2019、2020 年東京オリンピック・パラリンピックのボランティア参加希望

ラグビーワールドカップ 2019 と 2020 年東京大会でのボランティア活動の希望についてたずねた。
大会期間中の競技会場や周辺でのボランティアを行いたい人(「ぜひ行いたい」と「できれば行いたい」の回答の合計)は、オリンピックが 23.1%、パラリンピックが 17.7%、ラグビーワールドカップが 11.6%であった(図表 4)。

5.ラグビーワールドカップ 2019、2020 年東京オリンピック・パラリンピックのボランティア参加希望の理由

ラグビーワールドカップ 2019 と 2020 年東京大会で、大会期間中の競技会場や周辺でのボランティア活動を希望する人にその理由をたずねた。理由の上位 3 項目は 3 大会共通で、1 位が「日本で開催されるから」、2 位が「スポーツが好きだから」、3 位が「選手のプレーをそばで見たいから」であった(図表 5)。また、パラリンピックでは、「人の役に立ちたいから」の割合が他の 2 大会に比べて高かった。

調査概要


■調査目的 :スポーツおよびスポーツ以外のボランティアの実施状況に加えて、ラグビーワールドカップ 2019、2020 年東京オリンピック・パラリンピックのボランティアへの参加ニーズを明らかにする。
■調査方法 :調査会社の登録モニターを用いたインターネット調査
■調査対象 :全国の 20 歳代から 60 歳代(回収数:10,000 サンプル)
■調査時期 :2018 年 3 月

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[笹川スポーツ財団]
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