男性の美容意識に関する調査 

2018年11月19日

オールアバウトと、ピエール ファーブル ジャポンは、2018年10月に実施した「男性の美容意識」に関する調査において、多くの男性が印象をよくする事を目的にスキンケアを実施していること、また肌質をよく見せるメイクに興味があると約半数の男性が回答していることをうけ、20代から50代の男女1770人に対し、「肌状態と人の見た目」に関する追加調査を実施いたしました。

調査方法は、20代と30代の男女4名のモデルのすっぴんの写真と、肌をキレイに見せる最低限のベースメイクを施した写真を2種類用意しました。調査対象者は、年代別、ベースメイクをする前と後、で調査対象者を4つのグループ分け、写真の人物に対する印象や推測する年齢について回答してもらいました。その結果、最低限のベースメイクだけで、男女共に4歳~6歳若く見えるほか、男性は「清潔感」「品のよさ」、女性は「幸福度」「外向性」といったイメージが向上することがわかりました。女性については同性、異性問わず第1印象が25ポイント向上しました。また、出会いの場として人気の銀座「コリドー街」において、1年以内に異性との出会いを目的に外出したことがある女性150名に対し、理想的な男性像について調査したところ、第1位は「清潔感があること」となりました。

調査結果のポイント


  • 男性は肌をキレイに見せるベースメイクで、女性からの第一印象が約3%アップ
    化粧をしていない状態と比較し、「清潔感」「若々しさ」「品のよさ」が向上
  • 女性はベースメイクをするだけで、同性、異性からの第1印象が20%~25%アップ
    「若々しい」「幸福そう」「外向性がある」「清潔感がある」「品がよい」といったイメージが向上
  • 男女ともに、肌をキレイに見せるメイクで若く見られることが明らかに。
    約6割が「化粧をしていない状態の写真は、4歳~6歳老けて見える」と回答
  • コリドー街で出会いたい男性像は「清潔感がある人」
    約6割が「清潔感は絶対に譲れない」と回答。

調査結果


■ 男性は肌をキレイに見せるベースメイクで、女性からの第一印象が約3ポイントアップ
化粧をしていない状態と比較し、「清潔感」「若々しさ」「品のよさ」が向上

肌質による印象差がどの程度あるのかを調べるため、20代と30代の男性2名のノーメイクの顔写真と、最低限の肌をキレイに見せるベースメイクを施した写真を用意し、それぞれの調査グループに写真をみせ、第1印象について回答してもらいました。

その結果、20代男性のノーメイクの顔写真(写真A)を見たグループでは、男性の44%、女性の39%が「印象がいい」と回答したのに対し、同じ男性にベースメイクを施した同一人物の写真(写真B)を見せたグループでは、「印象がいい」と回答した割合が男性が5ポイント低下し、女性は3ポイントアップしていることがわかりました(グラフ1)。30代男性では、ノーメイクの顔写真(写真C)に対し「印象がいい」と回答した割合が男性で49%、女性で50%であったのに対し、ベースメイク後の写真(写真D)では男性が50%と1ポイントアップ、女性が54%で4ポイント向上しました(グラフ2)。

次に、写真から得た人物のイメージについて聞いていくと、20代、30代男性共に、化粧をしていない状態と比較し、ベースメイク後の写真では「清潔感」「若々しさ」「品のよさ」の項目において評価が5ポイント~8ポイント高まることがわかりました(グラフ3・4)。

■ 女性はベースメイクをするだけで、同性、異性からの第1印象が20%~25%アップ
「若々しい」「幸福そう」「外向性がある」「清潔感がある」「品がよい」といったイメージが向上

男性と同様に20代と30代の女性のメイクをしていない状態の写真と、最低限の肌をキレイに見せるメイクを施した写真4枚を用意し、それぞれの調査グループに見てもらいました。その結果、20代女性の写真では、メイク前後で約20ポイント「印象がいい」と回答した割合が向上(グラフ5)、30代女性の写真では約25ポイントアップし、メイクアップが第1印象に影響する割合は男性の約5倍であることがわかりました。(グラフ6)

また、写真から得た人物のイメージについても、20代女性では「若々しい」「幸福そう」「外向性がある」「経済力がある」といった項目において、メイクをしていない状態と比較し「高いと思う」と回答した人の割合が約1.5倍となりました(グラフ7)。30代女性においては、「清潔感」「品のよさ」を評価する割合が、メイクをしていない状態と比較し約2倍に向上したほか、「女性らしさ」「経済力」「自己管理力」「若々しさ」「健康力」を評価する割合が約20ポイント増加しました(グラフ8)。

■ 男女ともに、肌をキレイに見せるメイクで“若見え”する事が明らかに。
約6割が「化粧をしていない状態の写真は、1歳~6歳老けて見える」と回答

年代、性別を問わず、肌をキレイに見せることで若々しく見えると回答した人が多いことから、メイク前と後の写真を見比べてもらい、実際にどれくらいの年齢差が見られるのかを聞いたところ、全ての写真に対し「すっぴんの写真のほうが1歳~6歳老けて見える」と全体の約6割が回答しました。
老けて見える年齢を細かくみていくと、20代男性においては、「1歳~3歳老けて見える」と回答した人が約4割と最も多いのに対し、20代女性と30代男性は「1歳~3歳老けて見える」、「4歳~6歳老けて見える」と回答した人がそれぞれ約3割、また「7歳以上老けて見える」と回答した人が20代男性と比較し約2倍の10%となりました。30代女性では、約4割が「4歳~6歳老けて見える」と回答したほか、「7歳以上老けて見える」と答えた人が23%と、全年代で最も多い割合となりました。また、どの年代においても、「老けて見える」と回答した割合は男性回答者よりも女性回答者の方が高く、女性は男性よりも年齢を推測する際に肌状態を見ていると推察されます。(グラフ9~12)

■ コリドー街で出会いたい男性像は「清潔感がある人」
約6割が「清潔感は絶対に譲れない」と回答。

このように、見た目の印象がその人のイメージまで左右することが分かった上で、近年“出会いの場“として大人気の銀座「コリドー街」にて、1年以内に異性との出会いを期待し外出した経験を持つ女性150名を選出し、出会いを期待している男性像について聞きました。その結果、コリドー街で出会いを期待している男性像は「清潔感がある」が最も多く、次いで「性格がいい・思いやりがある」「楽しい・明るい」「見た目がいい」となりました(表1)。

見た目が重視されるなかで、そのうち絶対に譲れないものをきいたところ、「ルックス」「体形」などを上回り、「清潔感」が第1位となりました(グラフ13)。出会いを期待している男性像としても「清潔感」がトップであり、また「健全な生活をしている」が5位にランクインしていることからも、健康的な“きちんとした人”が好まれる傾向がうかがえます。

調査概要


■男性向け調査概要
・調査日程:2018年10月1日(月)~10月23日(火)
・調査地域:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に居住
・対象者:20~59歳の男女
・有効回答者数:1770名
・調査方法:インターネットリサーチ

■女性向け調査概要
・調査日程:2018年10月3日(水)~10月25日(木)
・調査地域:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)に居住
・対象者:1年以内に、銀座コリドー街に出会いを期待して外出した経験がある20~39歳女性
・有効回答者数:164名
・調査方法:インターネットリサーチ

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[オールアバウト]
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