2019年「ハロウィーン」への参加意向・仮装意向・賛否等調査(20~69歳の男女対象) 

2019年10月15日

リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、「ハロウィーン」への参加・仮装意向、賛否等に関する意識についてのアンケートを実施しました。
調査対象は、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)、関西圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県)、東海圏(愛知県、岐阜県、三重県)に住む20~69歳の男女。

調査要約


POINT1. 2019年「ハロウィーン」行事参加予定者は21.2%、前年比微減。子どものいる人は子どもが楽しむために「ハロウィーン」に参加
  • 2019年の「ハロウィーン」の参加予定は21.2%で、前年の参加予定22.6%に比べると微減。
  • うち、仮装での参加予定者は36.9%で過去3年間では最少。30代女性では過半数(52.8%)が仮装する予定。
  • 子どものいる人は「子どもが楽しむために参加したい」とする回答が43.4%と多く、特に20・30代女性では約8割が「子どもが楽しむために参加したい」と回答。
POINT2. 「ハロウィーン」肯定派は65.3%、過去5年間で最少
  • 「ハロウィーン」普及について「良いと思う」が65.3%。過去5年で最少。
  • 仮装することについて「良いと思う」が59.6%、過去5年で最少 。
POINT3. 「ハロウィーン」肯定理由、「子どものお祭りとして良い」が増加。一方、「経済効果より害のほうが大きい」という意見も
  • 「ハロウィーン」肯定理由トップは「日本風に楽しめば良い」(45.3%)。「子どものためのお祭りとして良い」(36.4%)が2位に上昇。「たまにはめを外す機会として良い」(31.9%)は昨年よりも約10ポイント減少。
  • 否定理由トップは「何かと理由をつけて騒ぐのは良くない」(57.1%)。「経済効果より害のほうが大きい」(27.6%)も大きな伸び。

調査結果


1. 2019年「ハロウィーン」行事参加予定者は21.2%、過去5年間では微減傾向。

このところ、仮装やコスプレ習慣を伴ってきた「ハロウィーン」。2019年の参加予定については3圏域計で21.2%と、前年の参加予定22.6%から微減し、過去5年間では最低値となっている。参加意向が最も高かったのは男女とも20代で、20代女性では28.2%、20代男性では28.0%が参加予定と回答している。前年の参加実績(2019年に調査)でも男女とも20代が最も高い参加率(男性25.6%、女性24.9%)となっており、今年も若者中心の盛り上がりが予想される。一部エリアでは、路上での飲酒を制限する条例が成立するなどしており、その分飲食店に人が流れるのかが注目される。

2. 仮装予定者は過去3年間で最少の36.9%。30代女性が最も多く、過半数が仮装の予定

「ハロウィーン」行事における仮装の状況については、全体で21.2%だった参加予定者(前項)のうち、仮装で参加したい人は36.9%であった。これは、調査を開始した2017年以来で最も低い数値にとどまっている。性年代別で見ると、30代女性では52.8%と半数以上が仮装で参加したいとしており、他の性年代より意向が高い。また、圏域別で見ると、東海圏では40.9%が仮装で参加したいとしており、他の圏域よりも意向が高い。

3. 子どものいる人では「ハロウィーン」は子どものために参加。20・30代女性では約8割

子どもの有無別に、「ハロウィーン」の参加目的で「自分が楽しむため」と「子どもが楽しむため」を比べた。子どものいる人は、「子どもが楽しむために参加したい」とする回答が43.4%と多く、「自分で楽しむために参加したい」とする人(24.6%)は、子どもなしの人(29.9%)に比べて少ないという傾向だった。性年代別には、子どもの有無の割合が年代によってばらつきが大きいものの、どの性年代でも子どものいる人は「子どもが楽しむために参加したい」とする回答の割合が「自分で楽しむために参加したい」よりも多く、特に20・30代女性では約8割と多かった。

4. 「ハロウィーン」肯定派が過去5年で最低スコア。若年層ほど肯定派が多い傾向

日本での「ハロウィーン」習慣の普及について「良いと思う」「良いと思わない」の二択で質問した。「良いと思う」が65.3%と多数派ではあったが、スコアは過去5年で最少にとどまった。年代別には年代が若いほど肯定派が多く、同年代の性別では女性のほうが肯定派が多い結果となっている。

5.「仮装」肯定派が過去5年で最少、若年層ほど肯定派が多い傾向

「ハロウィーン」で仮装することについて「良いと思う」「良いと思わない」の二択で質問した。「良いと思う」が59.6%で多数派であったが、スコアは過去5年で最少を記録した。性年代別には、仮装が「良いと思う」人は、20代女性で77.1%と最多の割合であった。普及の是非同様、仮装に対しても年代的には若い年代ほど肯定派が多く、同年代の性別では女性のほうが肯定派が多いという結果であった。

6. 「ハロウィーン」肯定理由、「子どものためのお祭りとして良い」が増加

「ハロウィーン」肯定の理由は、1位が「本来の意味と違っても日本風に楽しめば良い」で45.3%。2位は「子どものためのお祭りとして良い」で36.4%、前年比で4.8ポイント増加してランクアップした。3位は「経済効果がある」で33.9%だった。前年2位だった「たまにはめを外す機会として良い」は31.9%で、前年比でスコアを9.6ポイント落として5位。「たまにはめを外す機会として良い」は、20~40代男性では平均に比べてスコアが高いが、30~60代女性では逆にスコアが低く「ハロウィーン」ではめを外すことに対して、厳しい姿勢が見られる。

7. 否定派の理由トップは「何かと理由をつけて騒ぐのは良くない」で57.1%

「ハロウィーン」を否定する理由は、1位が「何かと理由をつけて騒ぐのは良くない」で57.1%、前年よりもスコアが3.3ポイントの増加だった。2位は「本来の意味や趣旨を理解すべきだ」で49.6%、3位は「自分には関係がないように思う」で47.3%。トップ3においては、昨年に比べて2位と3位が入れ替わった。また、「経済効果より害のほうが大きい」は27.6%と前年に比べスコアを大きく伸ばした。「経済効果より害のほうが大きい」 と回答した人を性年代別で見ると、20・30代女性で特に多く、女性の若年層は厳しい見方が多い一方で、同じ女性の50・60代では逆に少なく、年代により見方が分かれている。また、2018年から選択肢として追加した「もう飽きた」は20・30代男女で多い傾向にあった。

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