2019年「母の日」調査(20~60代男女対象) 

2019年04月16日

マクロミルは、2019年「母の日」調査を実施。
2019年の母の日は5月12日(日)。すでに百貨店や通販サイトでは「母の日ギフト」特集が組まれています。母の日のプレゼントを検討している人の中には、毎年のプレゼント選びに頭を悩ませている人もいるかもしれません。また、どのような贈り物がお母さんたちに喜ばれるのでしょうか。全国20~60代の男女1,000名に、今年の「母の日」について調査しました。

調査TOPICS


  • 母の日にしたいこと、1位は「プレゼントを贈る」約6割、20~30代の女性では約8割が回答
  • “母の日のプラン”を決定するタイミング、GW中が22%、GW明けの平日が23%
  • プレゼント選びの悩みは“マンネリ化”?「毎年同じになってしまう」37%が最多
  • 母親が本当に欲しいものとは?「花」や「お菓子」が挙がるも、最多は「感謝の気持ちだけで充分」
  • 母の日の感動エピソード。「離れて暮らす子供からの手紙をもらった」「小学生の頃にもらったお手伝い券」などさまざま

調査結果


■母の日にしたいこと、1位は「プレゼントを贈る」約6割、20~30代の女性では約8割が回答

今年の母の日に、母親や義母に対して何をしたいか尋ねてみました。
1位は「プレゼントを贈りたい」57%がダントツで、男性よりも女性の方が全年代でスコアが高いことがわかります。特に高かったのは女性の20代(76%)と30代(79%)で、この層が母の日ギフトのメイン購入者層であると言えそうです。
また2位は「感謝の言葉を伝えたい」26%、3位に「食事会をしたい」19%が続き、4位以降はすべて8%未満という結果です。各スコアや順位の並びは昨年と同様の結果となりました。

■“母の日のプラン”を決定するタイミング、GW中が22%、GW明けの平日が23%

母の日のプランはいつ決定し、予算はどのくらいなのでしょうか。
今年のゴールデンウィークは10連休と長いお休みになる人が多そうですが、その期間(4月27日~5月6日)に母の日のプランを決める人は22%、ゴールデンウィーク明けの平日(5月7日~5月10日)に決める人は23%、中には母の日の当日決めるという人も14%いました。 調査実施時点(3月28日)で「既に決めている」という人も18%おり、1カ月以上前から決めている人も2割弱存在することが分かりました。このように母の日のプラン決定は、人によって様々なようです。

また、今年の母の日にかける平均予算は5,698円※1でした。昨年(2018年)の平均予算6,242円からは、544円ダウンしています。
※1:母の日のプレゼントの予算ではなく、母の日全体にかける予算を聴取し、算出

■プレゼント選びの悩みは“マンネリ化”?「毎年同じになってしまう」37%が最多

母の日にプレゼントを贈りたいと回答した人に何を贈る予定なのかを聞くと、1位「花」50%、2位「お菓子・スイーツ」34%、3位「服・服飾品」21%と続きました。昨年※2の調査でも同様の順位で、この傾向はある程度固定化していると言えそうです。

一方で、母の日のプレゼントとして何を贈るか悩む人もいるのではないでしょうか。プレゼント選びにおける悩みについて尋ねると、8割が何かしらの悩みがあることがわかりました。具体的な悩みとしては、「毎年同じプレゼントになってしまう」37%が最多で、代わり映えがしないプレゼントが気になる人が最も多いようです。続いて「母の欲しいものがわからない」33%、「母親の好みがわからない」24%があがりました。
※2:「母の日にかける予算は平均6,242円、母親にプレゼントしたいものは「花」が1位!母の日調査2018年版」参照

■母親が本当に欲しいものとは?「花」や「お菓子」が挙がるも、最多は「感謝の気持ちだけで充分」

実際に子供がいる母親は母の日にどのような物が欲しいと考えているのでしょうか。欲しいものを聞くと、最多は「感謝の気持ちだけで充分、物はいらない」で48%でした。母親の半数近くは、そもそも物のプレゼントを積極的に欲しいとは考えておらず、感謝の気持ちがあればそれで充分と考えていることが分かります。欲しい物の1位は「花」24%、2位「お菓子・スイーツ」21%と上位2位は子供側がプレゼントしたいものと同じ順位となり、3位以降はすべて5%以下で分散しました。

■母の日の感動エピソード。「離れて暮らす子供からの手紙をもらった」「小学生の頃にもらったお手伝い券」などさまざま

物のプレゼント自体はあまり期待されていないという結果でしたが、母親が母の日にされて嬉しいと感じるものはどのようなことなのでしょうか。母の日にされて感動した、という具体的なエピソードを自由回答で聞きましたので抜粋してご紹介します。

●母親が母の日に子供にされて感動したこと
ベース:子供がいる女性(n=321)/自由回答から一部抜粋

・手紙を貰ったこと。一生懸命書いた跡が残っていて嬉しかった。(33歳)
・離れて暮らす子供から就職して初めての母の日に宅配便が届き泣いた。いままでもらったことがなかったから自分の事を気にしてくれたのだと感動した。(56歳)
・まだ大学生だった娘が5,000円くれた。バイト代が安かったのに・・・嬉しかった。(56歳)
・日頃から一緒に出掛けることが多く、特に母の日だからという気負いはなく、たとえば一緒にお店を見ていて「そう言えば、もうすぐ母の日だし、これ買ってあげる!」と言って、ちょっとした雑貨をその場で買ってくれたりします。そういう日常がある母娘でいられることに感謝しますし、幸せな事だと思っています。(59歳)
・遠くに住む息子とそこから離れた所に住む娘が同じカードにメッセージを書いてくれたこと。大変だったと思う。(60歳)
・ワインが好きな私のために、高級なワイングラスとワインをプレゼントされたことがあり、すごく嬉しかった。(62歳)
・今も持っているが、小学生の頃、手紙とお手伝い券、肩たたき券、などをくれた。たまに見せて、いつ使おうかなぁとからかうと、照れていた。(63歳)
・お母さんが少しでも楽できるようにと食材と鍋のスープを送ってくれました。自分が結婚して毎日の食事を作る大変さが分かったと言われました。プレゼントはもちろんですが、やはり言葉は嬉しいです。ちなみに本当はスイーツの方がいいのですが言えません(笑)。(65歳)

年に1回、母親に感謝の気持ちを伝える日である「母の日」。6割弱の人がプレゼントを贈りたいと考えているなか、「毎年同じになってしまう」と頭を悩ませる人もいるようです。一方、母親側に聞いてみると物のプレゼントにはこだわっておらず、「気持ちだけで充分」と回答する人が半数弱いました。母の日に感動したエピソードからも、実際に何を贈るか、何をするかよりも、母の日のために色々考えてくれた気持ち自体が、母親への最大のプレゼントになるのかもしれません。

「株式会社マクロミル調べ」

調査概要


調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査対象:全国20歳~69歳の男女(マクロミルモニタ会員)
割付方法:平成27年国勢調査による、性別×年代の人口動態割付/合計1,000サンプル
調査日:2019年3月28日(木)

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