BofA メリルリンチファンドマネジャー調査 

2013年04月17日
バンクオブアメリカ・メリルリンチが発表した4月のファンドマネジャー調査によれば、グローバル投資家の間では世界景気拡大への確信が幾分低下したことに伴い、これまでの短絡的な楽観ムードは抑制気味となっています。但し、株式市場に対する見方は全体的には依然ポジティブです。

4月調査では、世界の景気が今後12ヵ月間で「強くなる」とみているグローバル投資家は差し引き49%と、3月調査から12%ポイントも低下しました。米国の財政危機の恐れは概ね後退したものの、ユーロ圏や新たなリスク要因(特に朝鮮半島の有事発生の可能性)を巡る懸念が強まっています。また、中国経済の「ハードランディング」も引き続き懸念要因となっています。

過去の調査と比べ、ファンドマネジャーの地域選好はかなり強まりました。米国と日本に対する見方は一段とポジティブになり、両市場の今後12ヵ月間の見通しはここ7年で最も強気の水準に達しました。

一方で、新興国とユーロ圏に対する回答者の見方はいずれも一段とネガティブになりました。新興国を「アンダーウエート」にしたいとする回答者が過半数を小幅ながら上回りました。わずか2ヵ月間で30ポイントも悪化し、ここ2年余りで最も弱い水準になりました。4月はユーロ圏の景気見通しに対する自信も大幅に低下しました。ユーロ圏の景気が今年「強くなる」と予想する地域投資家は差し引き19%と、3月の差し引き40%から低下しました。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[メリルリンチ日本証券]
 マイページ TOP