アベノミクスに対する企業の意識調査 

2013年06月13日
帝国データバンクは、安倍政権の経済政策(アベノミクス)に対する企業の見解について調査を実施した。なお、本調査は、TDB景気動向調査2013年5月調査とともに行った。

【調査結果】
・アベノミクスにより国内景気が押し上げられていると「感じている」企業は42.3%。一方、「感じていない」企業は34.3%あり、規模の小さい企業ほど景気浮揚効果を感じていない。

・現時点で、アベノミクスから自社業績に「プラスの影響」を受けている企業は21.3%あるが、「マイナスの影響」も14.2%ある。中小企業や生活必需品の売り上げ拡大には至っていない。

・期待する政策、約5割の企業が「財政の健全化」を期待、中長期的な財政再建の工程を明示する必要がある。また、デフレ・円高対策、雇用、エネルギーなど幅広い政策課題が挙がった。

・成長戦略では、半数以上の企業が「環境・エネルギー」分野に期待。「介護・医療・健康」「農林水産業」「雇用関連」分野も3割前後が注目している。

・現在、消費増税前の駆け込み需要が生じているのは全体の4.1%で、「建設」「不動産」が中心。

※調査期間は2013年5月21日~5月31日、調査対象は全国2万2,910社で、有効回答企業数は1万145社(回答率44.3%)。

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[帝国データバンク]
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