女性の化粧行動・意識に関する実態調査 2012メーク篇 

2012年09月26日
ポーラ文化研究所は、現代女性の化粧や美しさに関する調査を行っています。2007年からの継続調査「女性の化粧行動・意識に関する実態調査」(第8回目)からメークに関して報告。

Ⅰ-1 OLと他の職業のプロフィール
OLはメーク頻度が高く、メークをしなければならない環境の人が多い。
OL(本調査では勤務先が自宅外の有職者を指す。全体の43%)は、他の職業よりメークを行
う頻度が高く、毎日またはほぼ毎日メークを行っている人は78%。また、メークをしなければならない環境計(しなければならい+どちらかというとしなければならない)という認識の人も多く、42%を占める。

Ⅰ-2 OLのメーク環境別プロフィール
メークをしなければならない環境の女性は、メークが好きな人が多く、メーク頻度が高く、メーク所要時間が長い。

Ⅰ-3 OLの使用メークアイテム
メークをしなければならない環境のOLは、アイメークをよくしている。
メークをしなければならない環境のOLとどちらでもよい+メークをしてはいけない環境のOLを比較すると前者は、「ファンデーション」以外の全アイテムで使用率が高い。特に、「マスカラ」「アイライナー」のアイメークアイテムの使用率の差が大きい。一方、「ファンデーション」「口紅」は差が小さく、メーク環境にかかわらず使用されている。

Ⅰ-4 OLの<行わなければならない>メーク意識
メークをしなければならない環境のOLへの「<行わなければならない・行ったほうがよい>メークは」の問いに6割が、「特にない」と回答。
メークをしなければならない環境という認識をもっていても、行わなければならない具体的なメークは特にないという意識の人が過半数。<行わなければならない・行ったほうがよい>メークがある場合のトップは、「ベースメーク」。

Ⅰ-5 OLと他の職業のメーク理由
OL・自宅で働いている人・専業主婦・学生ともにメーク理由は、
「身だしなみとして だしなみとして だしなみとして普通」「きちんとした印象にみせる」がトップ。

Ⅰ-6 OLのメーク理由
OLのメーク理由トップは、「身だしなみとしてメークするのが普通」。
OLの勤務先でのメーク理由は、
 1位「身だしなみとしてメークをすることが普通」60%
 2位「きちんとした印象にみせるため」47%
 3位「メークをしていないと恥ずかしいから」36%
勤務先とプライベートでのメーク理由をみると、勤務先では「身だしなみ」「きちんとした印象」などの社会性の意識が高く、プライベートでは「顔が魅力的に見えるように」「自分なりのスタイルを表現」の自己表現を意識した理由が勤務先よりやや多い。

Ⅱ-1 メーク好意度
女性の過半数が、メークを行うことが好き。
女性の55%がメークが好き(非常に好き+やや好き)特に、20代前半以下の若い年代では「非常に好き」が約2割に達し、好意度が高い。

Ⅱ-2 メークを行う頻度
女性の88%が、メークを行っている。毎日+ほぼ毎日行っている人も64%。

Ⅱ-3 メークアイテム使用率
使用アイテムのトップ3は「ファンデーション」88%、「アイシャドー」「口紅」77%。
20代以下の若い年代では「マスカラ」「アイライナー」といったアイメークの使用率が他年代より高い。「口紅」使用率は30代前半以下では約6割以下だが、40代以上では9割以上。

Ⅱ-4 メークアイテム使用頻度①
週5日以上使うアイテムのトップ2は、「ファンデーション」「アイブロー」。
「ファンデーション」はメークの基本アイテム。「アイブロー」は眉メークをする事を前提とした素顔の女性も多いためと推測される。

Ⅱ-4 メークアイテム使用頻度② ※アイテム使用者別の使用頻度
「アイブロー」「アンダーメーク」「ファンデーション」の使用者は、約7割が週5日以上の使用。

Ⅱ-5 重視しているメークアイテム
メーク実行者の65%が、「ファンデーション」を重視。
10代後半では「マスカラ」「アイシャドー」といったアイメークを重視する人が多い。一方、 40代以上では「口紅」を重視する人が多い。

Ⅲ-1 1ヶ月のメークアップ化粧品平均投資金額
1ヶ月のメークアップ化粧品にかける平均金額は、1250円(中央値)。
職業別にみると、
「OL」の投資金額が高く(平均1750円)、 「学生」は低く、平均750円(中央値)。
メークをしなければいけない環境のOLは投資金額が特に高く平均1750円(中央値)。
メーク頻度が高い人は投資金額が高い。

Ⅲ-2 最近1年間のメークアップ化粧品購入経路
「ドラッグストア」「インターネット通販」をよく利用。
メークアップ化粧品購入経路(よく買っているところ)は、「ドラッグストア」が60%でトップ。次いで、「インターネット通販」が37%、「デパート」と「大型スーパーの化粧品コーナー」 が22%

Ⅲ-3 メークアイテム購入金額
購入しているメークアイテム中で最も高額なのは、「ファンデーション」。最も低価格なのは、「アイブロー」。
「ファンデーション」は2750円(中央値)で最も購入金額が高い。低価格は「アイブロー」の750円(中央値) 。


【実施概要】
・調査名:女性の化粧行動・意識に関する実態調査 2012
・調査時期:2012年5月23日(水)18時 ~ 5月28日(月)23時
・調査方法:インターネット調査
・調査対象:首都圏(埼玉県,千葉県,東京都,神奈川県)に居住する15~64歳の女性1500人 ※中学生を除く(15~19歳、20~24歳、25~29歳、30~34歳、35~39歳、40~44歳、45~49歳、50~54歳、55~59歳、60~64歳:各150人)

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