Jリーグ各チームのサポーターに関する調査 

2012年11月30日
産業能率大学スポーツマネジメント研究所は、Jリーグ各チームのサポーターに関する調査を実施。調査は、3万人を対象に実施した予備調査(5月15日~20日)でJリーグについて「会場に行って生観戦することがある」と答えた20代から60代の全国1,632人を対象に、8月28日~29日の2日間、インターネット調査会社を通じて実施した。

調査の結果、応援しているチームでもっとも割合が高かったのは「浦和レッズ」で10.9%。「横浜F・マリノス」(6.8%)、「名古屋グランパス」(6.6%)、「コンサドーレ札幌」(6.1%)、「ガンバ大阪」(6.0%)が続いています。応援しているチームについて、その理由を尋ねたところ、ほとんどのチームが「地元のチームだから」が高い結果でした。

【調査結果概要】

応援しているチーム

J1・J2に所属している全40チームを挙げて、もっとも応援しているチーム(1つ選択)を尋ねました。生観戦した経験がある人が対象となっているためか、およそ92%が応援しているチームがありました。結果を概観するとサポーターが極度に一極集中することなく分散しています。「地域に根ざしたスポーツクラブを核としたスポーツ文化の振興」を目指すJリーグの理念の浸透を実感できます。

応援している理由

応援しているチームがあると回答した919人を対象に、そのチームを応援している理由について28項目を挙げて複数回答で尋ねました。「地元のチームだから」が65.7%で群を抜いて高く、これに「好きな選手がいるから」(26.6%)、「出身地のチームだから」(20.5%)、「スタジアムが近いから」(17.3%)、「地域貢献しているから」(11.8%)が続いており、地域性にかかわる項目が上位にあります。

ゲームの観戦率

応援しているチームがあると回答した919人を対象に、そのチームのゲームの観戦率を尋ねました。これを全チームまとめて集計した結果、ホームゲームでは、「ほぼ100%」は1割(10.8%)で、「ほとんど行かない」「まったく行かない」があわせて約45%とおよそ半数に達していました。一方、アウェーゲームでは、「ほとんど行かない」「まったく行かない」があわせて約80%に達していました。

胸スポンサー一致度(J1)

J1各チームの胸スポンサーを一覧で表示し、スポンサーの表示とチームが一致するかどうか尋ねました。調査では、チーム名を伏せて、スポンサー名だけを表示し、「表示名とチームが一致する」「表示名だけは知っている」「表示名自体を知らない」の三択で回答を求めています。「表示名とチームが一致する」割合がもっとも高かったのは、「白い恋人」で73.8%でした。これに「NISSAN」(72.3%)、「TOYOTA」(71.2%)、「楽天」(70.1%)が7割を超えて続いています。

背中スポンサー一致度(J1)

J1各チームの背中スポンサーを一覧で表示し、スポンサーの表示とチームが一致するかどうか尋ねました。調査では、胸スポンサーと同様に、チーム名を伏せて、スポンサー名のみを表示しています。「表示名とチームが一致する」割合がもっとも高かったのは、「MITSUBISHI MOTORS」で50.1%でした。これに「MAZDA」(46.5%)、「SAPPORO」(40.5%)が4割を超えて続いています。


【調査概要】
調査期間:8月28日~29日
調査方法:インターネットリサーチ
サンプル:Jリーグ観戦経験のある全国の20代~60代 1000人
※予備調査(5/15-20、3 万人対象)で、J リーグについて「会場で生観戦することがある」と答えた1,632人を対象に実施

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[産業能率大学]
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