2012年 世界主要国のビール生産量調査 

2013年08月22日
キリンビールは、世界各国のビール協会などに対して独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づき、2012年の世界主要国および各地域のビール生産量をまとめました。この調査は1974年分から統計開始しています。

【調査トピックス】

■世界のビール生産量は、約1億9,070万kl (前年比0.9%増) で、28年連続で過去最高記録を更新。

■地域別では、アジア (前年比0.5%増、構成比33.0%)が4年連続トップ。3位の中南米(前年比1.6%増、構成比17.0%)とともに、生産量増加に貢献。

■国別では、中国(前年比1.2%減)が11年連続でトップ、アメリカ(前年比1.3%増)、ブラジル(前年比1.5%増)と続く。日本(前年比0.7%減)は昨年同様の7位。


2012年の世界ビール生産量は、前年より約177万kl増(前年比0.9%増)の約1億9,070万klとなりました。東京ドームをジョッキに見立てると、約154杯分(東京ドーム1杯分は約124万kl)に相当します。世界のビール生産量は、1985年以降28年連続で増加を続けています。
対前年増加率は0.9%増で、2010年(2.2%増)・2011年(3.3%増)を経てリーマンショック直後の2008年(0.7%増)、2009年(0.8%増)並みの増加率となりました。

1.地域別生産量
地域別では、ヨーロッパ・中東・オセアニアが減少しましたが、その他の地域は増加となりました。

4年連続トップのアジア(前年比0.5%増)は、タイ(前年比15.0%増)ベトナム(前年比7.2%増)インド(前年比5.4%増)が増加に貢献しましたが、中国(前年比1.2%減)の影響で微増にとどまりました。3位の中南米(前年比1.6%増)は、10年連続で増加しており、昨年同様にブラジル(前年比1.5%増)が貢献しました。北米(前年比1.2%増)は、5年ぶりに増加に転じました。アフリカ(前年比11.3%増)は、南アフリカ(前年比2.0%増)、ナイジェリア(前年比22.5%増)が貢献し、12年連続で増加しています。

2.国別生産量
ブラジル(前年比1.5%増)は4年連続で増加し、3年連続で3位となり、4位ロシア(前年比2.1%減)との差を広げました。トップ10の順位は昨年と変化がなく、中国(前年比1.2%減)が11年連続でトップとなったものの23年ぶりに前年比マイナスとなりました。日本(前年比0.7%減)は7位となりました。

3.10年前との比較
2012年の世界ビール生産量を10年前と比較すると、約4,648万kl(32.2%増)の増加となりました。増加量では中国(2,088万kl)、ブラジル(468万kl)、ロシア(271万kl)と続き、増加率ではナイジェリア(3.4倍)、ベトナム(3.3倍)、インド(3.2倍)と大きく増加しました。

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[キリンビール]
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