消費税増税に関する調査 

2014年02月10日
楽天リサーチは、消費税増税に関するインターネット調査を実施。今回の調査は、1月24日から27日の4日間、楽天リサーチに登録しているモニター(約230万人)の中から、20代から60代の男女計1,000人を対象に行いました。

【調査結果】

■消費税増税に関する認知は約99%。関心についても約9割という結果に。

まず初めに事前調査にて消費税増税に関する認知を聞いたところ、ほぼ全員が消費税増税を認知しているという結果となった(「詳しく認知している」+「認知している」+「ある程度認知している」の合計が99.4%)。また、「詳しく認知している」という項目だけを見ても、8割以上となった。

性年代別では、「詳しく認知している」割合は、女性(76.1%)より男性(87.5%)のほうが高く、年代では男女共に年代が高いほど「詳しく認知している」割合も高くなる傾向となった。また、世帯年収別でも見たところ、年収が高いほど「詳しく認知している」という回答の割合が高くなっていることも分かった。

引き続き事前調査にて消費税増税に関する関心度を聞いたところ、関心をもっている計(「とても関心をもっている」+「関心をもっている」)は約9割という結果となった。性年代で見ると、男性20代で「とても関心をもっている」が2割以上と高かった。

■全体では「消費税増税を反対」が上回る。世帯年収が高くなるにつれ「賛成」の割合が増加。

続いて、消費税増税に対する賛否について聞いたみたところ、「賛成計(29.6%)」より「反対計(39.6%)」のほうが10ポイント上回っていた。職業別で見たところでは、「パート・アルバイト」での反対意見が高い(46.7%)状態だった。また、世帯年収別でも見たところ、年収が高いほど賛成意見が多く、700万以上で「賛成計(45.5%)」が「反対計(28.9%)」を上回るという結果となった。

■4人に3人が消費税増税に対して生活に影響ありと回答。増税後のおもな節約項目は「外食・飲み会費」がトップ。

それでは消費税増税に対する影響はどうだろうか。まず初めに消費税が増税されることにより、自身と家族にどの程度の影響があるかを聞いたところ、「影響がある(「とても影響がある」+「影響がある」)」が4人に3人が回答と高い結果となった。
性年代別では、男性(72.1%)より女性(79.4%)のほうが「影響がある」と思っている状態となっており、特に女性20代では、「とても影響がある」という項目を半数以上の方が回答していた。

続いて消費税増税における様々な意見についての認識を聞いたみたところ、「家計の負担が重くなる(87.5%」が最も多く、次いで「消費需要が冷え込む(70.2%)」、「国民のために使われそうにない(65.1%)」、「さまざまな物価が上昇する(59.1%)」、「世の中の景気が悪くなる(52.7%)」という結果となった。また、ネガティブ意見としては、「日本の財政再建から考え、増税はやむを得ない(48.9%)」が約半数を占めていた。

それでは、消費税増税後の対策をどのように考えているのだろうか。具体的な対策について聞いたところ、「節約をしている・しようと思う(71.7%)」、「増税後の買い物を控えようと思う(56.2%)」といった消費を抑える項目が上位項目にあがった。

続いて、前問で増税後に「節約をしている・しようと思う」と回答された方に、具体的な節約項目を聞いたところ、「外食・飲み会費(58.6%)」、「水道・光熱費(55.4%)」、「美容理容、ファッション費(54.1%)」、「食費(内食)(53.6%」、「日用消耗品費(53.6%)」という項目が半数を超えていた。また、「交際費」、「教育費・学習関連出費」を除く項目で、「節約しない・今までと変わらない」が約1割前後で、節約したいという意見が高かった。


【調査概要】
調査エリア:全国
調査対象者:20代から60代 男女
回収サンプル数:1,000サンプル
調査期間:2014年1月24日から27日
調査実施機関:楽天リサ-チ株式会社

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[楽天リサーチ]
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