ライセンスブランド国内市場に関する調査 2014 

2014年06月02日
矢野経済研究所は、ライセンスブランド国内市場の調査を実施した。
本調査におけるライセンスブランド市場とは、海外あるいは国内のブランドとのライセンス(商標使用)契約によって製造販売が行われているファッションブランドの小売市場規模をさす(対象アイテムは表1参照)。但し、アニメ等のキャラクターブランドを除く。
また、マスターライセンシー企業とは海外ブランドの日本市場における窓口企業を指し、ライセンシー企業とはマスターライセンシー企業との契約で、実際に商品の製造販売を行なっている企業をさす。

【調査結果サマリー】

◆ 2013年のライセンスブランド小売市場規模は前年比96.8%の1兆2,918億円と縮小基調、2014年は前年比96.2%の1兆2,433億円を予測


2013年は業績回復をしたライセンスブランドも多かったが、好調なブランドの売上拡大以上に、売上縮小となるブランドの減少額が大きく、結果的に国内小売市場規模は縮小した。2014年も大きな変化はなく、また消費増税の影響も考えられることから、同年のライセンスブランド国内小売市場規模は前年比96.2%の1兆2,433億円を予測する。

◆ 過去10年間においてライセンス比率は低下する一方、「鞄・袋物・革小物・ベルト」のライセンスブランドは一定のポジション確立という見方も

過去10年間において、アイテム別の小売市場規模全体に占めるライセンス市場の比率は軒並み低下している。こうしたなか、「鞄・袋物・革小物・ベルト」アイテムはライセンス比率が比較的高く、過去10年間においてその比率はあまり変化していない。「鞄・袋物・革小物・ベルト」におけるライセンスブランドは一定のポジションを確立しているという見方ができる。


【調査概要】
調査期間:2013年12月~2014月4月
調査対象:ブランドマスターライセンシー企業及びブランドライセンシー企業等
調査方法:専門研究員による直接面談、電話・e-mailによるヒアリング、ならびに文献調査併用

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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