ホームファッション市場に関する調査 2014 

2014年12月08日
矢野経済研究所は、国内ホームファッション市場の調査を実施した。
本調査におけるホームファッション市場とは、「ベッドリネン・寝具」「タオル製品」「ナイトウェア・ホームウェア」「ホームファニチュア」「インテリアファブリックス」「ホームライティング」「キッチン・テーブルウェア」の7分野を対象とする。主に一般家庭用を対象とするが、「ホームファニチュア」「キッチン・テーブルウェア」には一部法人需要が含まれる。

【調査結果サマリー】

◆2013年のホームファッション小売市場は前年比109.7%の3兆3,911億円と3年連続のプラス成長を果たす
2013年のホームファッション小売市場規模は前年比109.7%の3兆3,911億円となった。大型小売店やホームセンターなどの低価格帯商品が引き続き好調なことに加え、景気回復の期待感から家具専門店を中心とした高価格品の売上が伸びたことで3年連続のプラス成長を果たした。
分野別の内訳をみると、2012年からの新設住宅着工戸数の増加に伴ってホームファニチュアおよびインテリアファブリックスが拡大し、省エネやエコをキーワードとした環境配慮型商品の売れ行きが好調な他、機能性やカスタムオーダー対応などが消費者に訴求したベッドリネン・寝具が大幅に伸長した。また、近年は、性別や年代で顧客ターゲットを括らず、衣食住のカテゴリーを超えたライフスタイル提案を行う企業が業績を伸ばしている。

◆2014年のホームファッション小売市場は、ほぼ横ばいとなる3兆4,072億円の見込み
2014年のホームファッション小売市場規模は、前年比100.5%とほぼ横ばいとなる3兆4,072億円を見込む。再び減少基調で推移している新設住宅着工戸数や消費税増税の駆け込み需要の反動減の影響から一旦足踏みはするものの、消費マインドの向上は持続しており、底堅く推移するものと考える。


【調査概要】
調査期間:2014年8月~10月
調査対象:ホームファッション業界に携わるメーカー、卸、小売業者
調査方法:当社専門研究員による面談ヒアリング、電話取材、文献調査を併用

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[矢野経済研究所]
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