2015年、今年こそ見直したいものに関する調査 

2015年03月26日
ライフネット生命保険株は、20~59歳の男女を対象に、「消費増税から1年。2015年、今年こそ見直したいものに関する調査」 をモバイルリサーチ(携帯電話によるインターネットリサーチ)で実施、1,000名の有効回答を集計しました。

【調査結果サマリー】

■8%への消費増税からもうすぐ1年。家計のやりくりはどう変化した?
・2014年4月以降、「所得減った」4人に1人。一方で、「支出増えた」6割
・削ってしのぐ日々!?増税後「貯蓄減った」4割半、「お小遣い減った」3割半
・消費者のホンネ。「家計のやりくり苦しくなった」6割、「節約意識高くなった」6割

■消費増税以降、どのようなことを見直した?
・耐え忍ぶ“ガマン型節約”が上位独占! 1位「外食・飲み会」 2位「衣類・雑貨」
 涙ぐましい努力多数。「飲み会不参加」「旅行中止」「トイレの水は2回目で…」
・一度の見直しでムダ解消! “スッキリ型節約”実施は少数派!?
 “スッキリ型節約”の代表格「生命保険料」は、「見直していない」9割
・流行に乗った見直し。 「格安SIM移行」で通信費削減も

■消費増税以降に実施した見直し。効果のほどは?
・月々いくら節約できた? 平均額は「5,318円」。月に「50,000円以上」という人も!
・節約がもたらす意外なメリットも!?「家族で食卓を囲む回数が増えた」「ダイエット」
 節約が「子どもの金銭教育になった」との声も!

■2017年4月に予定される10%への消費増税に向けて、今年見直したいものは?
・消費税10%に向けても、「外食・飲み会」などの“ガマン型節約”が主流!?
・次の節約ではどこに切り込む? 今年、「通信費」が見直し対象として注目度アップ
・人生で2番目に高い買い物「生命保険料」を見直す、わずか1割

■もしも、人生を見直せるなら?
・人生で見直したいものトップは「学生生活を見直したい」4割
・3割が「仕事・キャリアを見直したい」
・結婚後「残念な夫」になってない? 既婚女性の3割が「結婚相手を見直したい」

【調査結果】

■8%への消費増税からもうすぐ1年。家計のやりくりはどう変化した?
・2014年4月以降、「所得減った」4人に1人。一方で、「支出増えた」6割
・削ってしのぐ日々!?増税後「貯蓄減った」4割半、「お小遣い減った」3割半
・消費者のホンネ。「家計のやりくり苦しくなった」6割、「節約意識高くなった」6割

昨年4月に消費税が8%へ増税されてもうすぐ1年が経過しますが、この1年で家計に何らかの変化があったという方もいるのではないでしょうか。そこで、20~59歳の男女1,000名に、昨年4月以降、家計のやりくりについてどのような変化があったかを聞きました。
≪所得≫については、「増えた」が1割(12.0%)に対し、「減った」が2割半(26.8%)で、どちらかというと減少傾向にあるようです。
一方、≪支出≫については、「増えた」が6割(63.0%)となりました。増税はもちろん、昨年は円安の進行による値上がりもあり、これらが支出の増加に影響しているのかもしれません。

≪貯蓄≫については、「増えた」が1割(9.2%)に対し、「減った」が4割半(46.6%)と、貯蓄を切り崩し生活している人が多い傾向となっています。
また、≪お小遣い≫については、「増えた」が1割未満(3.6%)に対し、「減った」が3割半(37.2%)となりました。
家計のやりくりを総括すると、2014年4月の消費増税後に家計が「苦しくなった」(61.0%)が多数派となりました。そのような状況にあるためか、≪節約意識≫が「高くなった」との回答が6割(62.2%)となりました。節約することでどうにかやりくりをしなければ、という思いの表れでしょうか。

■消費増税以降、どのようなことを見直した?
・耐え忍ぶ“ガマン型節約”が上位独占! 1位「外食・飲み会」 2位「衣類・雑貨」
 涙ぐましい努力多数。「飲み会不参加」「旅行中止」「トイレの水は2回目で…」
・一度の見直しでムダ解消! “スッキリ型節約”実施は少数派!?
 “スッキリ型節約”の代表格「生命保険料」は、「見直していない」9割
・流行に乗った見直し。 「格安SIM移行」で通信費削減も

では、昨年4月以降、どのような対策をしてやりくりをしてきたのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、実際に見直して節約したものについて聞いたところ、「外食・飲み会費」(55.8%)がもっとも高くなりました。以下、「衣類・雑貨費」(45.1%)、「家庭の食費」(40.9%)、「旅行などの娯楽費」(35.9%)、「水道光熱費」(29.7%)の順に割合が高く、日々の生活で何かを我慢する“ガマン型節約”が上位5項目を占めました。
他方、「通信費(パソコン・携帯電話)」(13.5%)、「車(バイク)の維持費」(9.3%)、「生命保険料」(7.6%)、「住居費(ローン・家賃)」(3.5%)は1割半以下にとどまり、一度見直せば節約効果がしばらく継続する“スッキリ型節約”を実施した方は少ないようです。

続いて、実際に見直して節約したものがある方(817名)に、見直しの具体的な行動の一例を自由回答で挙げてもらったところ、工夫を凝らした節約術から、耐え忍ぶ節約まで、様々な回答がありましたのでいくつか紹介します。
食費(外食費)の見直しでは、「食料品は特売の品を買う」(40代女性)、「食材の買い溜めをやめ、使い切るようなメニューにしている」(50代女性)といった地道な節約のほか、「飲み会の参加を減らした」(40代男性)という切実な行動もありました。
水道光熱費の見直しでは、「お風呂の残り湯で洗濯する」(30代男性)といった定番の節約術のほか、「トイレの水は2回目で流す」(40代女性)などの回答もありました。そのほかにも、娯楽費では「夫婦で台湾旅行を予定していたが取りやめた」(50代男性)など、せっかくの楽しみをあきらめているという回答が多くありました。
他方、“スッキリ型”の見直しとしては、「住宅ローンを借り替えた」(30代男性)、「生命保険と自動車保険を見直して、掛け金の安いものに変えた」(50代女性)など、出費の大きい、住宅や保険に関する見直しをしたとの回答がみられました。そのほか、スマートフォンを最近話題の「格安SIMへ移行した」(40代男性)といったように、流行に乗った見直しを行った方もいるようです。

■消費増税以降に実施した見直し。効果のほどは?
・月々いくら節約できた? 平均額は「5,318円」。月に「50,000円以上」という人も!
・節約がもたらす意外なメリットも!?「家族で食卓を囲む回数が増えた」「ダイエット」
 節約が「子どもの金銭教育になった」との声も!

昨年4月以降に行った見直しは、どの程度効果があったのでしょうか。2014年4月の消費増税以降に見直して節約したものがある方(817名)に、具体的に月々いくら節約できたかを聞きました。
月に「5,000円程度」との回答がもっとも多く、5人に1人の割合(21.3%)となりました。「1,000円程度」(14.9%)、「2,000円程度」(13.2%)、「3,000円程度」(16.5%)、「10,000円程度」(13.1%)といった金額帯にも回答が集まっています。なかには「50,000円程度以上」という方も1.2%と少ないながらいるようです。また、平均節約額は5,318円となりました。

さて、このような節約は、金銭面以外でもメリットをもたらすのでしょうか。全回答者(1,000名)に、節約をして、“お金以外の点で良い方向に変化した経験”について聞きました。
回答では、「レジャーとしての外出が減り、家で家族といる時間が増えた」(50代女性)、「家族で食卓を囲む回数が増えた」(20代女性)など、節約に一丸となって取り組むことで、家族関係が良くなったという声が多く挙がりました。
健康的な生活に変化したとの回答もあり、「外食が減り、高カロリーの食事が少なくなった」(50代女性)、「タクシーに乗らずに歩くようになったので健康的になった」(20代女性)など、外食費や交通費の節約が良い影響をもたらすことがあるようです。さらに、「食事の見直しで、健康になり体型も改善された」(20代男性)など、ダイエットにつながったとの回答も挙がっています。
また、「光熱費の見直しで、エコな生活になった」(30代女性)、「節約と思わず、エコを心がけるようにしている」(40代女性)という方のように、エコを心がけて行動しながら、結果的に節約につなげている方もみられました。
そのほか、「今まで知らなかった食品や調味料を知ることができた」(30代女性)など新発見、「金銭感覚が養われた」(30代男性)、「子どもの金銭教育になった」(50代男性)などマネーリテラシー面の成長といった回答も見受けられました。

■2017年4月に予定される10%への消費増税に向けて、今年見直したいものは?
・消費税10%に向けても、「外食・飲み会」などの“ガマン型節約”が主流!?
・次の節約ではどこに切り込む? 今年、「通信費」が見直し対象として注目度アップ
・人生で2番目に高い買い物「生命保険料」を見直す、わずか1割

2017年4月には消費税10%への増税が予定され、昨年4月の8%への増税同様に、家計に対して影響を及ぼすことは想像に難くありません。そこで、全回答者(1,000名)に、消費税10%への増税に向けた対策として、今年(2015年)、見直して節約したいと思うものについて聞きました。
最多回答は「外食・飲み会費」(59.3%)で、以下、「衣類・雑貨費」(43.3%)、「家庭の食費」(42.6%)となりました。先を見据えた節約としても、“ガマン型”が主流のようです。
他方、“スッキリ型節約”のなかでも大きな効果を得やすい「生命保険料」(9.1%)や「住居費(ローン・家賃)」(6.1%)は、1割未満にとどまっています。ライフネット生命で保険を見直して「保険料が削減できたご契約者さま」の平均削減額は、1ヶ月平均9,014円、年間で108,168円相当*1にもなっています。大きな節約が見込める可能性のある生命保険の見直しを、2015年の家計対策の1つとして検討されてはいかがでしょうか。
また、昨年4月以降に実際に見直して節約したものと比較すると、今年見直したいと回答した割合が5ポイント以上高かったのは、「水道光熱費」(見直したい37.4%、見直した29.7%)、「通信費(パソコン・携帯電話)」(同24.5%、13.5%)、「車(バイク)の維持費」(同14.6%、9.3%)の3項目で、特に「通信費」は11.0ポイント差となりました。今年は「通信費」にも注目です。

*1 2014年1月29日~2月6日のご契約者さまアンケート
有効回答3,401名のうち1,278名が「保険を見直して保険料が削減できた」と回答。1,278名の月額保険料の平均削減額は9,014円で、51%が保障内容を「減らした」、23%が「増やした」、26%が「変わらない」と回答。

■もしも、人生を見直せるなら?
・人生で見直したいものトップは「学生生活を見直したい」4割
・3割が「仕事・キャリアを見直したい」
・結婚後「残念な夫」になってない? 既婚女性の3割が「結婚相手を見直したい」

最後に、全回答者(1,000名)に、もし自身の過去を見直しできるとしたら、何を見直したいと思っているか質問しました。
もっとも回答が多かったのは「学生生活を見直したい」で4割(39.6%)となりました。以下、「貯蓄習慣を見直したい」(37.0%)、「仕事・キャリアを見直したい」(31.3%)が3割台、「過去の恋愛を見直したい」(22.2%)、「語学・資格などの自分磨きを見直したい」(21.0%)が2割台で上位回答となりました。
既婚者について男女別にみると、「結婚相手(旦那・妻)を見直したい」は、既婚男性が1割半(16.5%)に対し既婚女性は3割(28.1%)と2倍近い割合になり、女性のほうが、パートナーを選び直したいと思っている割合が高い結果となりました。


【調査概要】
調査タイトル:消費増税から1年。2015年、今年こそ見直したいものに関する調査
調査対象:ネットエイジアリサーチのモバイルモニター会員を母集団とする20~59歳の男女
調査期間:2015年2月11日~2月16日
調査方法:モバイルリサーチ
調査地域:全国
有効回答数:1,000サンプル
実施機関:ネットエイジア株式会社

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ライフネット生命]
 マイページ TOP