新卒採用支援市場に関する調査 2015 

2015年05月25日
矢野経済研究所では、次の要綱にて国内の新卒採用支援市場について調査を実施した。

本調査における新卒採用支援市場とは、大学生(短大・大学院生含む)の新卒者が就職する際に利用するサービス、および教材、物品等を対象とする。具体的には、①就職情報サイト、②就職に関するイベント・セミナー、③採用アウトソーシングサービス、④採用アセスメントツール(適性検査・就職試験等)、⑤内定者フォロー、⑥就活生(就職活動を行っている学生)向けサポートツール(就職用書籍、就職試験対策用教材、リクルートスーツ、その他)、⑦就職教育の7分野市場とする。なおこのうち、①②③④⑤の5分野市場を合計した市場規模を狭義における新卒採用支援市場とする。

【調査結果サマリー】

◆2014年度の新卒採用支援市場規模は前年度比104.6%の1,987億円を予測
2014年度の新卒採用支援市場規模(広義;7市場合計)は、前年度比104.6%の1,987億円の拡大を予測する。景気回復の恩恵を受けた大企業を中心に採用活動が活発化していることに加え、団塊世代が大量に定年を迎え、また若年労働人口が構造的に減少する中、中堅・中小企業においても若手社員を積極的に採用する状況となっている。

◆大企業を中心とした新卒採用選考活動が活発化するなか、分野別市場においても全体的に拡大基調
本調査では新卒採用支援市場(広義;7市場合計)のうち、「就職情報サイト」「就職に関するイベント・セミナー」「採用アウトソーシング」「採用アセスメントツール」「内定者フォロー」の5市場を狭義の新卒採用支援市場とするが、同市場規模(狭義;5市場合計)は2012年度以降軒並み右肩上がりとなっており、大企業を中心とした新卒採用選考活動が活発化するなか、2014年度も前年度比で114.2%の827億円と大幅な拡大を予測する。


【調査概要】
・調査期間: 2015年2月~3月
・調査対象: 新卒支援サービス事業者、有力大学法人、主要な大手・中堅中小企業等
・調査方法: 当社専門研究員による面接取材及び、電話・FAX・電子メールによるヒアリング、文献調査併用

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[矢野経済研究所]
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