第6回「就職したい企業・業種ランキング」調査(2021年3月卒業予定の大学3年生男女対象) 

2020年02月28日

リスクモンスター(リスモン)は、第6回「就職したい企業・業種ランキング」調査結果を発表いたしました。

調査結果


(1)食料品製造業の人気上昇傾向!

「就職したい企業・業種ランキング」のランキング1位は「地方公務員」(回答率26.7%)でした。次いで「国家公務員」が2位(同16.8%)、「グーグル(Google)」が3位(同9.2%)となりました。以下、4位「味の素」(同6.9%)、5位「アマゾン(Amazon)」(同6.6%)、6位「日本赤十字社」(同6.4%)、「LINE」(同6.4%)、8位「明治」(同5.1%)と続きました。

また前回調査結果と比較したところ、2年連続で1位「地方公務員」、2位「国家公務員」、3位「グーグル(Google)」となり、TOP3は、依然として学生からの人気が高い結果となりました。

1 → (+0) 地方公務員 26.7%
2 → (+0) 国家公務員 16.8%
3 → (+0) グーグル(Google) 9.2%
4 ↑ (+21) 味の素 6.9%
5 ↑ (+1) アマゾン(Amazon) 6.6%
6 ↓ (▲1) 日本赤十字社 6.4%
6 ↑ (+38) LINE 6.4%
8 ↓ (▲1) 明治 5.1%
9 ↑ (+7) 日本郵便 4.1%
9 ↑ (+35) 花王 4.1%
9 ↓ (▲5) 大塚製薬 4.1%

業種としては、飲食料品製造業が6社(味の素、明治、キユーピー、森永乳業、日清食品、サントリー)と最も多い結果となりました。次いで、医療関連(日本赤十字社、大塚製薬、武田薬品)、およびIT関連(グーグル(Google)、アマゾン(Amazon)、LINE)が3社となりました。いずれも学生にとって日常生活で身近な商品・サービスを扱っている企業に人気が集中していることが結果として表れています。(図表A)

官民別の就職先の志望割合としては、半数以上が「国内民間企業」(回答率59.0%)を希望する一方で、約5人に1人は「公務員」(同20.4%)を希望する結果となりました。特に「公務員」の志望割合は、理系より文系、女性より男性において高い傾向が見受けられました。(図表B)

(2)趣味か専門知識か、学部により明確化

就職先として望む会社を文系・理系別に集計したところ、文理ともに「地方公務員」(回答率 文系25.0%、理系28.6%)、「国家公務員」(同 文系12.0%、理系22.2%)がトップ2を占めました。

文系学生においては、航空運輸業(全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL))や旅行サービス業(ジェイティービー(JTB)やエイチ・アイエス(HIS))がランクインしており、航空運輸会社や旅行会社などの趣味性の強い業種に人気が集まっているのに対して、理系学生においては、飲食料品製造業が7社(味の素、日清食品、明治、キユーピー、森永乳業、サントリー、ヤクルト)、医療関連が4社(日本赤十字社、大塚製薬、武田薬品、アステラス製薬)がランクインしており、自身が大学等で学んできた専門知識を活かせる業種への就職を希望している傾向がうかがえます。(図表C)

文系

1 地方公務員 25.0%
2 国家公務員 12.0%
3 グーグル(Google) 10.6%
4 アマゾン(Amazon) 7.7%
5 LINE 7.2%
6 日本郵便 6.3%
7 味の素 5.8%
8 明治 5.3%
9 全日本空輸(ANA) 4.8%
9 ジェイティービー(JTB) 4.8%
11 エイチ・アイ・エス(HIS) 4.3%

理系

1 地方公務員 28.6%
2 国家公務員 22.2%
3 日本赤十字社 10.3%
4 味の素 8.1%
4 大塚製薬 8.1%
6 グーグル(Google) 7.6%
7 武田薬品 7.0%
8 アステラス製薬 6.5%
9 日清食品 5.9%
10 アマゾン(Amazon) 5.4%
10 LINE 5.4%

(3)「OB/OG訪問」が突出!

就職活動に備えた活動としては、「企業へのインターンシップの参加」(回答率64.4%)が最も多く、「OB/OG訪問」(同49.4%)、「合同企業説明会などイベントへの参加」(同33.1%)と続きました。すべてのセグメントにおいて「企業へのインターンシップの参加」の割合の高さが際立つほか、今回2位「OB/OG訪問」(同 前回22.7%→今回49.4%)が大幅に上昇する結果となりました。(図表D)

就職活動を開始する時期について調査したところ、「大学4年生」(回答率37.4%)が最も多く、次いで「大学1、2年生」(同16.8%)が2位となり、大学3年生前期(9月)以前の割合(同39.2%)が前回(同28.2%)から11.0ポイント増加しました。例年、就職活動の開始時期である3月頃から就職活動を開始する学生が多く見られましたが、就職活動の開始時期を自由とする「就活ルール」の廃止により、学生の就職活動開始時期が早期化している様子がうかがえます。(図表E)

「理想の就職活動開始時期および内定希望時期」について調査を行ったところ、開始時期としては、「大学3年生前期(35.6%)」と「大学3年生後期(34.4%)」の回答率が高く、内定希望時期としては、「大学4年生前期(68.2%)」の回答率が高い結果となりました。就職活動開始後、半年~1年間の間に、自らに適した仕事を見つけたい様子がうかがえます。(図表F)

また、実際の就職活動において、「大学1、2年生」から就職活動を実施している学生は、3人に2人が内々定を獲得していることからも、就職活動期間が長ければ、内々定を取得できる割合が高いということが結果に表れています。(図表G)

最後に就職先を選定する際の意思決定手段について尋ねたところ、「親の意見を参考にしながら、自分の意思で決める」、「自分の意志のみで決める」(同38.2%)が1位となり、次いで「友人・知人の意見を参考にしながら、自分の意思で決める」(同16.0%)が3位となりました。(図表H)

調査概要


調査名称:第6回「就職したい企業・業種ランキング」調査
調査方法:インターネット調査
調査エリア:全国
期間:2020年1月16日(木)~1月30日(木)
調査対象者:2021年3月卒業予定の大学3年生男女個人
調査対象企業と選定方法:各業界の大手企業・組織200社を抽出
有効回収数:393サンプル

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