テレビ番組の視聴スタイルについての調査 

2015年10月29日
カドカワは、映画・テレビ・ゲーム・コミック・音楽などエンターテイメントの最新消費者動向を独自のユーザー調査から読み解き、月次レポートを提供する企業向けサービス『eb-i Xpress』(イー・ビー・アイ・エクスプレス)の10月号を配信。今回はテレビ番組の視聴スタイルとジャンル別利用調査について特集。

【調査結果】

●地上波テレビ番組の視聴スタイルは、約4割が録画視聴という結果に。

地上波デジタルテレビ放送の番組を視聴する方法について調査したところ、リアルタイム視聴が57.3%、録画視聴が39.5%という結果になりました。依然過半数以上がリアルタイム視聴ではあるものの、生活スタイルの多様化や録画機器の高性能化を背景に、録画視聴は約4割に達しています。今回の調査ではまだ少数ですが、何らかの動画配信サービスを利用したタイムシフト視聴というスタイルについても、今後どこまで浸透していくのか注目されます。

さらに、テレビ番組のジャンル別に視聴スタイルを詳しく見ていくと、リアルタイム視聴はニュースやスポーツ中継、情報・ワイドショー番組など、即時性を重要視した番組において多く視聴されています。一方録画視聴は、ドラマやアニメ、映画など、継続して視聴する番組や、即時性よりじっくり視聴することに重点を置いた番組において利用される傾向にあることが分かりました。

●映像サービス別利用状況では、レンタルビデオの利用・視聴時間が減少。

今回の特集では、映像サービス別に、以前の状況と比較した、ユーザーの利用・視聴時間における増減についても調査を行いました。結果としては、地上波デジタルテレビ放送で32.4%、レンタルビデオでは57.1%のユーザーが、“利用・視聴時間が減った”と回答しています。両サービスともに“増えた”という回答は約9%に留まっており、相対的に減少傾向であることが伺えます。その一方、Web放送(Web動画)については、“利用・視聴時間が増えた”と28.3%のユーザーが回答。ほかのサービスと比べて明らかに増加傾向であることが分かりました。

調査期間:2015年9月28日~9月29日

【『eb-i Xpress』 調査概要】
国内20万人パネルから、全国47都道府県の10~69歳の男女1万人超のモニターを対象に、エンターテイメント分野に関して週次でWeb調査を行う、大規模ユーザーリサーチシステム「eb-i」を元に運用。映画・テレビ・ゲーム・コミック・音楽など各エンターテイメントジャンルについて、「eb-i」から抽出したデータをもとに、一定のセグメント・ユーザー嗜好を組み合わせたクロス集計を実施。

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[カドカワ]
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