新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が及ぼすPCインターネットの自宅内視聴状況の影響調査 

2020年04月30日

インターネット利用状況を調査しているビデオリサーチインタラクティブは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大が及ぼすPCインターネットの自宅内視聴状況の影響について、インターネット視聴データサービス「Web Report」をもとにまとめました。

調査結果のポイント


● 緊急事態宣言発令以降、訪問者数・滞在時間とも増加したPCインターネット視聴

今年の1月6日以降の各週(月~日)におけるPCインターネット全体の推定訪問者数をみてみると、新型コロナウイルス特措法に基づき緊急事態宣言が7都府県に発令された4/6週で2,561万人、全都道府県に発令されたその翌週(4/13週)で2,600万人 と、それ以前の週にくらべ訪問者数は多くなっていることがわかる。

訪問者一人あたりの平均滞在時間も、4/6週が4時間40分、4/13週が4時間55分であり、それ以前の週に対し滞在時間は長くなっている。 【図表1】

また、直近の8週間での推移について、昨年の同時期と比較してみると、推定訪問者数・訪問者一人あたりの平均滞在時間ともに、今年は4/6週以降上昇傾向にあり、昨年とは傾向を異にしていることが見受けられる。 【図表2】

● 特に日中のPCインターネット視聴行動が活発化

次に、4月6日から19日までの2週間における時間帯によるアクセス状況の動きを、昨年の同期間と比較してみた。これをみると、今年は特に10時台から17時台といった日中の時間帯のアクセスが活発な傾向にあり、外出を控え“巣ごもり”のアクティビティーのひとつとしてPCインターネット視聴行動をしていることが窺える。 【図表3】

● 「zoom」をはじめとしたWebサイトへのアクセスが増加中

最後に、4月6日からの2週間と、その前の2週間(3/23~4/5)でのWebサイトの推定訪問者数を比較してみた。Yahoo! JAPANやGoogle、YouTube、Amazon.co.jp、楽天市場、Twitter、Facebookなどの主要サイトも推定訪問者数は増加しているが、増加率でみるとWeb会議ツールの「zoom」が最も高い増加率を示している。また、「価格.com」「カラーミーショップ」「ヨドバシ.com」などのショッピング系サイトや、「note」「はてなブログ」「文春オンライン」などの読み物系サイト、「ITmedia」「インプレス」などのIT系ニュースサイトの増加率が高くなっている。 【図表4】

※文中の数値はすべて、自宅内PCインターネット利用者の推定値

PCインターネット視聴データサービス「Web Report」の概要

■パネル対象者:日本国内の4歳以上の家庭内PCインターネットユーザー 約12,000人
■パネル構成:母集団となる日本国内の家庭内PCインターネットユーザーの縮図となるよう、性/年代構成等を準拠し、パネルを構築
■“インターネットユーザー”の定義:過去12ケ月間に家庭内PCインターネットを利用した人

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ビデオリサーチインタラクティブ]
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