新型コロナウイルス感染症の流行下における意識や生活の変化に関する調査(健康管理アプリオムロン コネクトユーザー対象) 

2020年05月15日

オムロン ヘルスケアは、同社の健康管理アプリ「OMRON connect(オムロン コネクト)」(以下 オムロン コネクト)を利用するユーザ約30,000人を対象に、「新型コロナウイルス感染症の流行下における意識や生活の変化に関するアンケート」を実施しました。(有効回答数26,724)

本調査は、5月17日の世界高血圧デー、5月25~31日の脳卒中週間に先立ち、新型コロナウイルス感染症拡大防止策による外出自粛や生活様式の変化によって人々の意識や生活行動、血圧値などのバイタルデータがどのように影響を受けたかを調査しました。

調査結果まとめ


  • 感染症の流行で「健康に関する意識が変化した」と、8割以上が回答。
    1位「運動することを心がけるようになった」(35.2%)、2位「疾患のリスクに関して情報を集めるようになった」(31.6%)と健康維持に対する意識の高まりと疾患のリスクへの不安を確認。
  • 生活様式に変化があったと回答したのは約9割。
    1位「運動する機会や運動量が減った」(46.4%)、2位「テレワークが増えた」(37.6%)、3位「体温を測る習慣がついた」(28.7%)と日常の生活行動に変化。血圧・体重を測定する習慣も上昇し、健康状態の測定に対する意識の高まりが顕在化。仕事上と家庭においてストレスが増加したと回答した人はそれぞれ2割存在。
  • 血圧値に変化があったのは、約17%。
    およそ10人に1人が「血圧が上がった」(7.6%)または、「血圧が下がった」(9.7%)と回答。
  • 「歩数、活動量が減った」と回答した人の、2人に1人が「体重が増加した」と回答。
  • 血圧の降圧治療中の7割以上が新型コロナウイルス感染症流行後の、通院の意識に変化。病院へ行くことへの抵抗や、長時間滞在することへの不安が明らかに。

調査結果


1.「健康に関する意識が変化した」と、8割以上が回答。

全体の81.1%*が、健康に関する意識が変化したと回答しました。1位「運動することを心がけるようになった」(35.2%)、2位「疾患のリスクに関して情報を集めるようになった」(31.6%)、3位「ストレスを溜めないように心がけるようになった」(29.7%)と健康維持に対する意識の高まりと疾患のリスクへの不安が確認できました。

*特にない 以外の回答をした人

2.「生活様式に変化があった」と回答したのは約9割*。

全般

1位「運動する機会や運動量が減った」(46.4%)、2位「テレワークが増えた」(37.6%)3位「体温を測る習慣がついた」(28.7%)と日常の行動に変化が見られました。
「血圧を測る習慣がついた・頻度が増した」(14.4%)、「体重を測る習慣がついた・頻度が増した」(10.9%)と血圧・体重を測定する習慣もそれぞれ上昇し、健康状態を測ることへの意識の高まりが確認されました。

ストレスについて

仕事上と家庭においてストレスが増加したと回答した人はそれぞれ約20%いました。一方で、仕事上のストレスが減ったと回答した人も約10%いました。

*特に生活の変化はない 以外の回答をした人

3.血圧計ユーザのうち、血圧値に変化があったのは17%。

およそ10人に1人が「血圧が上がった」(7.6%)、または、「血圧が下がった」(9.6%)と回答。普段よりも時間に余裕のある生活や通勤・職場でのストレスなどから解放される反面、在宅勤務や外出自粛などでかえってストレスを受けているなど、生活様式の変化が血圧に影響を及ぼしていることが確認できました。

4.「歩数、活動量が減った」と回答した人の、2人に1人が「体重が増加した」と回答。

「歩数、活動量が減った」(55.5%)と回答した人のうち、2人に1人が体重が増加したと回答。在宅勤務や外出自粛などによる、活動量の減少が体重増に結び付いていることが明らかになりました。

5.血圧の降圧治療中の7割以上*が通院の意識に変化。

感染症が流行してから、日常の病気や症状での通院に対する意識に変化があると回答した人は7割以上いました。「症状が安定しているのでお薬だけ欲しい」(36.9%)「通院頻度は変えたくないが待合時間を減らしたい」(27.3%)など、病院へ行くことへの抵抗や、長時間滞在することへの不安が明らかになりました。

*特別な変化はない/現在通院していない 以外の回答をした人。

調査概要


●調査目的:新型コロナウイルス感染症拡大防止策による緊急事態宣言による外出自粛や生活様式の変化によって人々の意識や生活行動、血圧値などのバイタルデータの変化を調査し自粛期間下での高血圧管理のポイントや自粛期間後の健康管理について考える。
●調査対象:オムロン コネクトを利用するユーザ 30,030人(有効回答数26,724人)
 年代
 20代以下:4.4%
 30代:9.8%
 40代:26.8%
 50代:36.8%
 60代:17.4%
 70代:4.4%
 80代以上:0.5%
 男女比:男性 68.9% 女性31.0%
●所有機器:血圧計(62.5%)、体重体組成計(56.4%)、活動量計(10.0%)
※複数機器の所有あり
●調査エリア:全国
●調査方法:インターネット調査
●調査期間:2020年5月8日(金)~2020年5月13日(水)

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