熱中症に関する意識・実態調査(15歳-69歳の男女対象)
2020年06月24日タニタは、新型コロナウイルス感染症対策として「新しい生活様式」が広まる中、「熱中症に関する意識・実態調査2020」を実施しました。
今回の調査で特徴的だったのは、例年と違い熱中症を意識したきっかけとして「新しい生活様式で話題になっていた」ことを挙げた人が約4人に1人となったことです。半面、熱中症を意識するシーンについて聞いたところ、前年の調査と比較して「特になし」と答えた割合がわずかに増加。熱中症を意識する機会が減少し、熱中症への関心が低下している恐れがあることが分かりました。こうした結果から、「実践する熱中症対策」を含め、新型コロナウイルス感染症の予防で外出が減ったことが影響していることが明らかになりました。本調査は昨年に続いて2回目の実施となるもので、全国の15-69歳の男女1000人を対象に、2020年6月5日-8日の4日間、インターネットリサーチにより調査しました。
調査トピックス
1.新型コロナウイルス感染症予防対策下の熱中症意識
- 熱中症を意識するシーンの上位として、屋外での活動が並ぶも昨年より減少傾向
5人に1人は「特になし」と答え、2019年から微増 - 熱中症を意識するようになったきっかけは?「新しい生活様式での熱中症が話題になっていた」が約4人に1人
2.マスクをつける生活の中での熱中症意識
- 暑くなる夏、マスク着用の意向は?約6割は猛暑日や屋外で人と十分な距離が確保できる場合でも着用しようと思う。
外で運動する最中でもマスクを着用しようと思う人は3人に1人以上 - 約半数は、「適宜マスクをはずすこと」が「新しい生活様式」における熱中症予防のポイントであることを知らず
3.外出が減る中、自宅での熱中症対策
- 「室内温度を28°C以下に保つようにしようと思う」人は7割弱
- 7割強は「エアコンをつけていてもこまめに換気しようと思う」と回答
- 在宅勤務をする人の半数は「在宅勤務中、電気代の節約のためエアコンの利用を極力控えたい」と回答
4.実施する熱中症対策
- 約7割は「テレビの天気予報」で熱中症の危険度を判断。「特になし」は約15%で昨年より増加◆熱中症にならないために気にしているものは、「気温」が6割を超え、屋内屋外ともに最多
- 暑い時期に熱中症対策を行わない人は約3割
- 実践する熱中症対策のトップ2は「水分補給」「扇風機・エアコン使用」。「帽子を着用」などが昨年に比べ減少
- 6割強は「肥満だと熱中症になりやすい」ことを知らず
「タニタ調べ」
調査概要
■調査タイトル:熱中症に関する意識・実態調査2020
■調査対象:全国の15歳-69歳の男女
■調査期間:2020年6月5日-6月8日
■調査方法:インターネット
■調査有効回答数:1,000サンプル