スマートフォンの迷惑電話・詐欺電話に関する調査 

2015年11月05日
インテル セキュリティ(日本での事業会社:マカフィー)と、MMD研究所は、2015年10月23日~25日に、20歳以上のスマートフォンを所有する男女2,211人を対象に「スマートフォンの迷惑電話・詐欺電話に関する調査」を実施。

【調査結果サマリー(※一部抜粋)】

■ 通話のメイン利用はスマートフォンが6割、20~30代の3割は固定電話を持っていない

■ 「迷惑電話や詐欺電話」(※)の着信、スマートフォンで2割が「ある」と回答

■ 「迷惑電話・詐欺電話」の着信、1年前と比べて「増えた」がスマートフォンで33.4%、固定電話で21.9%

■ 「迷惑電話・詐欺電話」の内容、「セールス・勧誘電話」が最多、「マイナンバーに関する不審な電話」もスマートフォンで6.1%、固定電話で3.7%

■ スマートフォンで「迷惑電話・詐欺電話」の対策をとってないが66.3%


※迷惑電話とは、相手に不快感を与える結果となる電話のことで、脅迫電話や無言電話・猥褻(わいせつ)電話などが挙げられます。不快であればセールス・勧誘電話もそれに含みます。詐欺電話とは振り込め詐欺のように電話を利用して金品などをだまし取ろうとする電話のことです。

【調査結果】

■ 通話のメイン利用はスマートフォンが6割、20~30代の3割は固定電話を持っていない

20歳以上のスマートフォンを所有する男女(N=2,211)を対象に固定電話とスマートフォンの通話に関して利用の割合を聞いたところ、「スマートフォンのみ」が17.4%、「ほぼスマートフォン」が43.2%とスマートフォンをメインで通話する割合は60.6%となった。なお、固定電話を持っていない割合は21.3%であった。年代別でみると20~30代は固定電話を持っていない割合は3割以上にのぼった。

■ 「迷惑電話や詐欺電話」の着信、スマートフォンで2割が「ある」と回答

20歳以上のスマートフォンを所有する男女(N=2,211)を対象に迷惑電話や詐欺電話を受け取ったことがあるかを聞いたところ、スマートフォンでは19.4%が「ある」と回答した。スマートフォンと固定電話を所有している人(N=1,739)に固定電話で迷惑電話や詐欺電話の受け取りがあるか聞いたところ38.8%が「ある」と回答した。

■ 「迷惑電話・詐欺電話」の着信、1年前と比べて「増えた」がスマートフォンで33.4%、固定電話で21.9%

迷惑電話や詐欺電話を受け取ったことがある人(スマートフォンN=428、固定電話N=675)に1年前と比べて頻度を聞いたところ、「増えた」「やや増えた」の合算でスマートフォンは33.4%、固定電話は21.9%となり、スマートフォンの方が増えた割合が高いことがわかった。

■ 「迷惑電話・詐欺電話」の内容、「セールス・勧誘電話」が最多、「マイナンバーに関する不審な電話」もスマートフォンで6.1%、固定電話で3.7%

迷惑電話や詐欺電話を受け取ったことがある人(スマートフォンN=428、固定電話N=675)に迷惑電話や詐欺電話の内容を複数回答形式で聞いたところ、「セールス・勧誘電話」がスマートフォンでは77.3%、固定電話では83.4%と最も多かった。なお、「振り込め詐欺電話」に関して、スマートフォンは23.4%と固定電話の19.4%より高い項目となった。今年の10月から通知されるマイナンバーに関して不審な電話を受け取った割合は、スマートフォンで6.1%、固定電話で3.7%となった。

■ スマートフォンで「迷惑電話・詐欺電話」の対策をとってないが66.3%

20歳以上のスマートフォンを所有する男女(N=2,211)を対象に、スマートフォンで「迷惑電話・詐欺電話」の対策をとっているかを複数回答形式で聞いたところ、「通信キャリアの迷惑電話対策サービス」が27.3%、「無料のスマートフォンアプリ」は6.4%、「有料のスマートフォンアプリ」が3.3%、「対策をとっていない」と回答した人は66.3%となった。

また、スマートフォンで「迷惑電話・詐欺電話」の対策ができる有料サービスの利用意向を確認したところ、「利用したい」が29.8%となり、スマートフォンで迷惑電話や詐欺電話を受け取ったことがある人(N=428)に限定すると51.4%となった。


【調査概要】
調査期間:2015年10月23日~25日
有効回答:2,211人
調査方法:インターネット調査
調査対象:スマートフォンを所有する20歳以上の男女

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[MMD研究所]
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