「ゴールデンウィークの過ごし方2015」についての調査 

2015年06月03日
千趣会の「ベルメゾン生活スタイル研究所」は、ベルメゾンデッセ会員を対象に「ゴールデンウィークの過ごし方2015」についての調査を実施。

今年のゴールデンウィーク(GW)は、日並びの良さや好天に恵まれたこともあり、多くの観光地やレジャー施設がにぎわっていました。人気のテーマパークはどこも昨年を上回る人出になり、JRや空の便も昨年以上の利用者になったようです。また、ガソリン価格が昨年より下がり、車でお出かけされる方も多かったのではないでしょうか。高速道路各社のまとめによると10キロ以上の渋滞は昨年に比べて15%も増えたそうです。

さて、ベルメゾンデッセ会員のみなさんはどんなGWを過ごされたのでしょうか。今年の休日は「5~8日」と回答された方が6割で最も多く、「日帰りのお出かけ」と「自宅での休養や家事」を組み合わせて、メリハリある過ごし方をされた人が多く見られました。「自分のイメージ通りにすごせた」人は73.9%、「予算内でやりくりできた」人は82%。多くの人がお金のやりくりしながらそれぞれのGWをイメージ通りに楽しまれたという結果に。

【調査結果】

Q1. 今年のゴールデンウィークの内、休日は何日ありましたか。

最も多かったのが「5~8日」で全体の6割。
今年のGW、皆さんは何日お休みになりましたか。最も多かったのが「5~8日」の59.6%。次いで「1~4日」で25.2%、「9~12日」9.8%が続きました。「休みはなかった」という人も5.3%いらっしゃいました。
働いている方の雇用形態別で見てみると、正規雇用の人は非正規雇用の人に比べて休日が長く、「5~8日」では、正規雇用が非正規雇用を5.6ポイント上回り、「1~4日」では、正規雇用が非正規雇用より4.4ポイント少ない結果になりました。雇用形態や仕事内容により休日の取りやすさに違いがあることがわかります。

Q2.今年のゴールデンウィークはどのように過ごしましたか。

多くは「日帰りのお出かけ」と「自宅での休養や家事」を組み合わせて。
「帰省」や「宿泊を伴う国内旅行」をしたひとはおよそ3割(帰省20.3%、国内旅行12.1%)。また半数の人が「日帰りのお出かけ」を楽しみ、「自宅で過ごした」人も半数以上いらっしゃいました。フリーコメントからも、日帰りのお出かけと自宅での休養や家事を上手に組み合わせ、メリハリのある過ごし方をされた方が多いことが伺えました。「たまった家事をこなし、衣替えと大掃除も完了。日帰りで海遊館へ、一日だけでも行楽できてよかった。私以外の家族が出かけているうちに、一人カラオケと読書三昧の日を一日過ごす。(52歳/既婚/会社員/愛知県)」や「たまっている家事や家の中の片づけをしたり、のんびり休養した。家族と映画に行ったりショッピング、外食など。(50歳/既婚/契約社員/東京都)など、ちょっとしたお出かけと家事や休養を組み合わせて過ごしたというコメントが多く多く見られました。

Q3.どのような日帰りのお出かけをしましたか。

1位「ショッピングモール・商業施設」 2位「カフェ・レストラン」 3位「観光地・名所」
「日帰りのお出かけをした」人にどんな場所に行ったかを尋ねたところ、最も多かったのが「ショッピングモール・商業施設」で46.4%。次いで「カフェ・レストラン」「観光地・名所」「公園・ピクニック」「イベントやお祭り」が続きました。昨年と比較すると「観光地・名所」「公園・ピクニック」に出かけた人が増加。反対に「映画・コンサート・観劇」が減少しました。今年は比較的好天に恵まれたため、屋外に外出する人が増えたのではないでしょうか。フリーコメントからも「この時期にしか楽しめない、新緑・つつじを眺めながらハイキングを楽しんだ((53歳/未婚/会社員/大阪府)や「天気が良かったので、ハイキングや観光など自然を満喫できるところへあえて沢山行った(32歳/既婚/契約社員/東京都)といった好天に誘われて自然を満喫したという声が多く聞かれました。

Q4.自宅ではどのようなことをして過ごしましたか。

1位「のんびり」 2位「たまっていた家事」 3位「映画やドラマ、バラエティなどの鑑賞」
「自宅で休日を過ごした」55.4%の人にどんなことをして過ごしたかを聞いてみると、最も多かったのが「のんびりした」の60.3%、次いで「たまっていた家事をした」「テレビ・DVD・PCなどで映画・ドラマ・バラエティなどを鑑賞した」「衣替えをした」「子供と遊んだ」「大掃除をした」が続きました。フリーコメントからも「1日は日帰りでおでかけ。あとは、家でのんびり。(39歳/既婚/公務員/富山県)」や「天気が良いのがわかっていたので、家中のカーテンなど大型洗濯をする計画をし、洗う順番、干す順番など極めたので、想定以上に捗って気分爽快。(49歳/既婚/パート/東京都)」「溜まり溜まった録画したものをまとめて見ました。時間を無駄にしたくなかったので(笑) (24歳/未婚/会社員/広島県)」といった声が聞かれました。
また働いている女性は専業主婦に比べて、たまっていた家事や大掃除、衣替えをした人が多く、日頃から気になっていることをGW中に片づけた人が多いことがわかりました。

Q5.外出せずに自宅で過ごした理由は。

「家でのんびりしたかった」「「どこに行っても人が多い」から
外出せずに自宅で過ごした理由を聞いてみると、「家でのんびりしたかった」が45.9%で最も多く、次いで「どこに行っても人が多い」43.7%、「家でやりたいことがあった」37.8%が続きました。働いている人の中でも正規雇用の女性は「家でやりたいことがあった」からと答えた人が平均より10ポイント高く、仕事でたまった家事や用事をGW中にこなす女性が多かったことが推測されます。フリーコメントからも「たまっていた家の片付けを毎日すこしずつこなしました。(部屋の模様替えなど)((52歳/既婚/会社員/熊本県)」や「とにかく、日ごろからの疲れをとるよう心がけたので、日頃できない家事などこなしながらのんびり愛犬と過ごしました。(66歳/既婚/会社員/埼玉県)」といった声が見られました。

Q6.今年のゴールデンウィークは、いくらぐらい使いましたか。
Q7.今年のゴールデンウィークに使った金額は、昨年に比べてどうでしたか。

7割弱が「3万円未満」、昨年より「減った」が「増えた」を上回る
景気が少しずつ良くなっているとはいえあまり実感がないのも事実です。そんな中、今年のGWはどれくらいの支出をしたのでしょうか。最も多かったのは「1万円未満」で34.8%、次いで「1~3万円」の33.8%で、合わせると68.6%が「3万円未満」という結果になりました。また昨年と比較してもらうと、4割の人が「ほぼ同じ」と回答。昨年に比べて「減った」人は36.6%で「増えた」と答えた22.9%を10ポイント以上上回りました。消費税や物価が上がる中、GWの支出にも節約する姿勢が伺えました。

Q8. GWは意識的に出費を抑えるように過ごした
Q9. GWだからこそ財布の紐を緩めた

「節約」派が「財布の紐を緩めた」人を上回る
“GWは意識的に出費を抑えるようにすごした”に「あてはまる」と回答した人は17.9%、「どちらかというとあてはまる」の32.2%を合わせると半数に。一方、”GWだからこそ財布の紐を緩めた“に「あてはまる」人は9.4%、「どちらかといえばあてはまる」の23.3%を加えると37.7%という結果になりました。意識的に出費を抑えた節約派が、財布の紐を緩めた人よりも多く、まだまだ財布のひもが固い現実が見えてきました。フリーコメントからも「なるべくお金を使わず、かつゆっくりとした時間を過ごせるよう自宅やカフェなどで過ごした。(24歳/未婚/会社員/福岡県)」「図書館や、プール、体育館は町の施設を使用し、低予算で楽しめました(39歳/未婚/公務員/北海道)」といったように、それぞれ工夫しながら楽しんでいる人が多くいることがわかりました。

Q10.GWは予算内で過ごせたと思う
Q11. またこれから財布の紐を引き締めなきゃと思う

8割以上が「予算内でやりくりできた!」。
4人に3人は「これからまた財布の紐を締めないと・・・」
今年のGW、“予算内で過ごせたと思う”に「あてはまる」は34.4%、「どちらかというとあてはまる」と答えた47.6%を加えると8割以上が予算内で収まったと振り返っています。一方で”これからまた財布の紐を引き締めなきゃ“に「あてはまる」と答えた人は36.2%、「どちらかというとあてはまる」の37.8%を加えると74%になり、4人に3人は、ふだんの生活に戻った今、より一層節約していかなければ、と考えていることがわかりました。「お盆に向けてお金を貯めなきゃ!(37歳/既婚/パート/大阪府)」や「GW楽しめたので、また節約して旅行に行きたいわ。(39歳/既婚/主婦/京都府)」といった次の楽しみに向けて、前向きにお金を貯めていきたいという声が多く見られました。

Q12.GWの予定は前もって決めていた

「計画派」は6割以上。無計画派を上回る結果に。
“GWは前もって予定を決めていた”に「あてはまる」は27.3%、「わりとあてはまる」と答えた33.2%を加えると60.5%が前もって過ごし方を計画していたことがわかります。フリーコメントからも、「いつも無計画だが、今年は前もって決めることができ、ほぼ実行できた。(44歳/既婚/パート/神奈川県)」「インターネットで事前に下調べしてから混まない時間帯に行った。(33歳/未婚/会社員/大阪府)」「宿泊施設、道の駅、周辺等情報収集の徹底、交通手段及びルート別並びに宿泊プランの組み合わせによる合計金額の徹底比較。(29歳/未婚/パート/千葉県)」」といったように、下調べを充分にしたうえでお出かけする人が多く見られました。

Q13.GWはイメージ通りに過ごせたと思う
Q14.昨年のGWより充実していたと思う

7割以上がイメージ通りのGWに。昨年より充実していた人は6割。
最後に今年のGWを総括していただきました。”GWは思っていたイメージ通りに過ごせたと思う“に「あてはまる」と答えた人は25.7%、「わりとあてはまる」は48.2%で、合計73.9%、4人に3人が自分のイメージ通りに過ごせたと評価しています。また、6割弱の人が昨年のGWより充実していたと振り返っています。「あっという間に終わってしまった連休。でも、野菜は順調に育っているし、家の中も少し片付いてよかった。(49歳/既婚/パート/長野県)」や「楽しかった。また、夏まで仕事に育児に家事に精を出したいと思う。(34歳/既婚/公務員/福井県)」「年度末から年度初めがとても忙しく、GWが充実していたのでスッキリ(39歳/既婚/契約社員/静岡県)」など、次に向かうエネルギーを充電できたというコメントが見られました。

Q15.今年のGW,どのように過ごされましたか。

「時間」や「お金」を有効に使って、賢く楽しく休日を楽しむスタイルが浸透。
今年のGWの過ごし方のフリーコメントからは、「人混みや高速道路の渋滞を避ける」、「お金をなるべくかけない」、「親兄弟など家族とのコミュニケーションを深める」といった声が多く聞かれました。また、「衣替え」、「ガーデニングや家庭菜園」、「部屋の整理」、「撮りだめしたビデオを見る」など、お家時間にあてた方も多かったようです。  
みなさんのコメントからは、「時間」や「お金」を有効に使い、賢く楽しく休日を過ごすスタイルが浸透してきていることがわかりました。

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ベルメゾン生活スタイル研究所]
 マイページ TOP