登山に関する調査(20歳以上の男女対象) 

2016年06月07日
マクロミルは、登山に関する調査を実施。
調査は全国の20歳以上の男女を対象に実施。調査期間は2016年5月26日(木)~5月30日(月)。有効回答数は1,207人。

【調査Topics】

・登山経験者は全体の40%にのぼる。その内の約半数が、“山ガール”ブームの2009年以降に開始!
・問題山積み!?95%が「登山」について何らかの問題意識をもつことが明らかに。
・今年からスタートの国民の祝日「山の日」。認知率は36%だが、66%は「嬉しい」と歓迎ムード
・人気の山ランキング:1位「高尾山」、2位「富士山」、3位「六甲山」 ※参考データ

【調査結果】

【1】登山経験者は全体の40%にのぼる。その内の約半数が、“山ガール”ブームの2009年以降に開始!

全国20歳以上の男女1,207名に対する調査で、実に40%に登山経験があることがわかりました。また、そのうちの47%が、“山ガール”がブームとなった2009年以降に初めて登山をしていました。

2009年以降に登山経験のある人(224名)に登山を始めたきっかけを聞いたところ、1位「友人に誘われたから」46%、2位「家族に誘われたから」31%、3位「自然が好きだから」30%でした。親しい人に誘われることが登山のきっかけとなることが多いようです。

【2】問題山積み!?95%が「登山」について何らかの問題意識をもつことが明らかに。

2015年6月に警察庁が発表した「平成26年中における山岳遭難の概況」によると、山岳遭難発生件数は2011年から右肩上がりで増え続けています。本調査でも、2011年以降に登山経験がある人のうち30%が、「道に迷った」「急激な天候変化で困った」「遭難しかけた」など、山で危ない目にあったことがあると回答しました。

また、「登山」について何らかの問題意識がある人は、登山経験の有無にかかわらず、全体の95%にのぼることが明らかに。「重大な問題である」と感じることを伺ったところ、1位「ゴミを持ち帰らず、山中に捨てる人がいること」66%、2位「登山客のマナーの低下」51%、3位「十分な装備や知識がないまま登山をする人が増えたこと」49%でした。

【3】今年からスタートの国民の祝日「山の日」。認知率は36%だが、66%は「嬉しい」と歓迎ムード!

さて、今年の8月11日からは、新しい国民の祝日「山の日」がスタートします。2か月後に迫った「山の日」ですが、認知率は36%にとどまりました。しかし、「山の日」が始まることについては、66%が「嬉しい」と回答。これまで存在は知らなかったとしても、祝日自体は歓迎する人が多いようです。

国民の祝日に関する法律で「山の日」は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日とされています。「山の日」の施行をきっかけに、山への関心が高まると思われますが、一方で、ごみ問題や遭難者数の増加などの課題もあるのが現実です。これから登山を始めようと思われている方は、マナーや準備を忘れずに「山」を楽しんでください。

※【参考データ】 人気の山ランキングは、1位「高尾山」、2位「富士山」、3位「六甲山」!

なお、今回の調査では全国の登山経験者に、これまで登ったことのある山を伺いました。その結果は、1位「高尾山」、2位「富士山」、3位「六甲山」でした。

日本一の山「富士山」を抑えて堂々の1位となった「高尾山」には144票が入り、登山経験者の30%が登ったことがあることがわかりました。なお、「高尾山」には、まだ登ったことのない方(登山経験有)の56%が「登ってみたい」と回答。その理由の1位は「初心者でも登りやすそうだから」54%でした。


【調査概要】
調査主体:マクロミル
調査方法:インターネットリサーチ
調査地域:全国
調査対象:20歳以上の男女(マクロミル提携モニタ)
割付方法:男女×年代(20,30,40,50,60代以上)別に回収 / 合計1,207サンプル
調査日時:2016年5月26日(木)~5月30日(月)

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[マクロミル]
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