「ハロウィーン」時期の飲食行動や仮装の普及などに関する意識(20~69歳の男女対象) 

2016年10月12日
リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、「ハロウィーン」時期の飲食行動や仮装の普及などに関する意識についてのアンケートを実施しました。

【調査要約】

POINT① 今年の「ハロウィーン」行事の参加予定者は23% 前年実績19%を上回る
2016年の「ハロウィーン」行事(飲食、パーティー、イベント)に参加予定だと回答した人は23% 。参加予定者のうち、20代女性の参加予定率が最多で35%だった。
前年、「ハロウィーン」行事に参加した人は19%。2016年の参加予定が前年の参加実績を上回った。
参加予定行事の人気1位は「飲酒主体の店での飲食、パーティー」(11%)。

POINT② 前年「ハロウィーン」行事に仮装して参加した人は36%
前年の「仮装派」は参加者中36%とまだ少数派。
他より仮装の割合が多かったのは30代女性。過半数の51%が仮装して参加。

POINT③ 「ハロウィーン」の仮装肯定派が過半数も、前年比ではやや減少
「ハロウィーン」習慣の普及には67%が賛成(前年71%)、「仮装」には60%が賛成(前年65%)、いずれも賛成が反対を上回る。
賛成理由のトップ3は「本来の意味でなくても日本風に楽しめばよい」(47%)、「はめを外す機会としてよい」(40%)、「自分は仮装しないが楽しくてよい」(36%)。

【調査結果】

1. 2016年「ハロウィーン」行事参加予定者は23%、前年参加実績を上回る。
20代女性・30代女性は30%超え。圏域別では関西で参加予定者が多い

年々、仮装やコスプレ習慣を伴って盛り上がってきている「ハロウィーン」。2016年の参加予定については3圏域計で22.8%と前年の参加実績19.2%を上回った。特に、20代女性が34.8%、30代女性が30.9%で参加予定者が多い結果となった。圏域別では、関西圏で23.9%と他の圏域よりも参加予定者の割合が高めであった。

2. 参加予定の行事、人気1位は「飲酒主体の店での飲食、パーティー、イベント」(11%)
どのような内容の「ハロウィーン」行事へ参加予定があるかという設問に対しては、「飲酒主体の外食店での飲食、パーティー、イベント」が最多の11.4%、2位に「食事主体の外食店での飲食、パーティー、イベント」が11.3%とほぼ同程度の回答を集めた。3位に「ホームパーティー」が10.3%の参加予定であった。性年代別には、20代女性・30代女性で「ホームパーティー」「飲食を伴わないハロウィーン関連の催しやイベント」への参加予定が多いのに比べ、20代男性では「飲酒主体の外食店での飲食、パーティー、イベント」「カラオケ店、カラオケボックスでの飲食、パーティー、イベント」への参加予定が多いなど、男女間での差も見られた。

3. 前年の「ハロウィーン」行事に、仮装して参加した人は36%と微増したがまだ少数派。 30代女性では、半数以上が仮装で参加
前年の「ハロウィーン」行事における仮装の状況については、全体で19.2%だった参加者(P3)のうち、仮装で参加した人は35.7%とまだ少数派であった(前年33.7%)。性年代別で見ると、30代女性では、過半数の51.3%が仮装で参加しており、他より割合が高い。圏域別では東海圏の仮装率が38.2%と、3圏域中で最も高かった。

4. 「ハロウィーン」での仮装肯定派が過半数も、前年比ではやや減少
日本での「ハロウィーン」の普及と仮装の是非について良い/良くないの2択で質問。結果、普及については67.4%、仮装については60.4%が「良いと思う」と回答。肯定派が否定派を上回ったが、前年に比べると両設問とも「良いと思わない」がやや増加している。年代別には、若い年代ほど肯定派が多い。

5. 「本来の意味と違っても日本風に楽しめばよい」47%
「ハロウィーン」を肯定する理由は、「日本風に楽しめばよい」が46.6%で最多、2番目に「たまにはめを外す機会」が39.5%、さらに「自分は仮装しないが、楽しくてよい」35.6%が、トップ3であった。「日本風に楽しめばよい」は50代男女・60代男女で多く、20代男性では「はめを外す機会」が多い。20代女性では「はめを外す機会」以外に「経済効果」「飾り付けが楽しい」「若者のためのお祭りとして」「積極的に仮装したい」などが他の性年代よりも高く、積極的な参加予定の裏側にある肯定的な心理がうかがえる。

6. 否定派の理由は、男性「理由をつけて騒ぐのはよくない」。女性「単なるコスプレ」
「ハロウィーン」を否定する理由は、「何かと理由をつけて騒ぐのはよくない」が53.1%で最多、2番目に「本来の意味や趣旨を理解すべきだ」が47.3%、さらに「自分には関係がないように思う」44.4%がトップ3であった。男性では「何かと理由をつけて騒ぐのはよくない」と「ハロウィーン」が流行していることの裏返しともとれる意見が多く、女性では、「仮装が単にコスプレになりつつありよくない」と楽しみ方、コンテンツのレベルに対する問題提起的理由が多いなど、男女で否定理由には、差があるように見える。


【調査概要】
・調査名:外食市場調査(2016年8月度)
・調査方法:インターネットによる調査
 首都圏、関西圏、東海圏における、夕方以降の外食および中食のマーケット規模を把握することを目的に実施した調査(外食マーケット基礎調査)の中で、ハロウィーンに関連した飲食・パーティー・イベントの参加状況や参加意向、仮装経験、ハロウィーンに対する考え方などを聴取。
・調査対象:首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、茨城県)、関西圏(大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県)、東海圏(愛知県、岐阜県、三重県)に住む20~69歳の男女(株式会社マクロミルの登録モニター)

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