梅雨時の「スタイリングコスト」に関する調査(25~44歳の女性対象) 

2017年05月31日
生活者の意識・実態を調査する「トレンド総研」は、25~44歳の「髪悩みアリ・梅雨時対策アリ」女性250名と、「髪悩みナシ・梅雨時対策ナシ」女性250名に対し、梅雨時の「スタイリングコスト」について実態を調べました。

【調査結果】

◆梅雨時、髪型が決まらないまま出社したことがあるクセ毛女子は86%! 「上司に指摘された」人も

はじめに、髪悩み女性に「梅雨時の髪悩み」についてききました。その結果、1位に「髪が広がる」(82%)、2位に「髪がうねる」(76%)、3位に「くせが強くなる」(74%)の順に。
髪悩みによるスタイリングの課題がうかがえます。

実際に、「梅雨時にスタイリングが決まらず失敗してしまった」という女性も多いようで、髪悩み女性の86%が「髪型が決まらないまま出社したことがある」と回答(髪悩みナシ女性:36%)。「髪の広がりやうねりを他人に指摘されたことがある」人(41%)も4割超を占めます(髪悩みナシ女性:8%)。

ビジネスシーンでも「梅雨時になると髪が広がり気味になるので、職場の先輩から『髪がボサボサだね』と毎年言われる」(髪悩みアリ・32歳)、「上司から髪のクセを注意された」(髪悩みアリ・29歳)などの声がきかれ、髪悩みがない女性と比較すると“損しがち”であることがわかります。そんな梅雨時を「髪悩みが最も気になるシーズン」と感じている髪悩み女性は94%にもおよびます。

◆縮毛矯正、スタイリング剤…そのコストは梅雨1シーズンで最大24,390円!? 延べ約15時間にも

つぎに、梅雨時の「髪悩み対策」についてききました。その結果、1位に「ヘアアイロン・コテを使用する」(52%)、2位に「美容院で縮毛矯正を行う」(36%)、3位に「スタイリング剤を使用する」(35%)という結果になりました。

さらに、この髪悩み対策TOP3においてどれだけの時間とお金をかけているのか、「スタイリングコスト」を求めました。
その結果、1位の「ヘアアイロン・コテ」には「平均金額(購入費):8,789円、平均時間:11分」、2位の「縮毛矯正」には「平均金額(美容院での施術費):14,261円、平均時間:150分」、3位の「スタイリング剤」には「平均金額(1回あたりの購入費):1,340円、平均時間:6分」がかかっていることがわかりました。仮に今年の梅雨時、縮毛矯正を1回行い、さらに毎日寝ぐせなどをヘアアイロンで直し、スタイリング剤も使用するとそのコストは「梅雨1シーズンあたり24,390円、約15時間」にもおよぶことになります(梅雨時=44日間※として計算)。

※ 気象庁 「昭和26年(1951年)以降の梅雨入りと梅雨明け(確定値):関東甲信」より算出

しかし、これだけのコストをかけて対策しているにも関わらずスタイリングがすぐに取れてしまうという女性は少なくないようです。梅雨時、「朝のスタイリングが夕方取れているのに気がついたことがある」と回答した人は78%と8割近くにもおよびます。
さらに、「梅雨時の髪質対策は『コスパが悪い』」と考えている女性も82%と大多数でした。
梅雨時のスタイリングにはしっかりと手をかけているにも関わらず、夕方にはスタイリングが取れてしまうなど「コスパの悪い」結果に陥っている髪悩み女性たちの実態がうかがえる結果になりました。


[調査概要]
調査対象:
 「髪悩みアリ・梅雨時対策アリ」25歳~44歳有職女性 250名
 「髪悩みナシ・梅雨時対策ナシ」25歳~44歳有職女性 250名
調査期間:2017年5月23日~5月24日
調査方法:インターネット調査

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