2017年の動画広告素材の尺(長さ)についての調査 

2018年02月28日

インターネット利用状況を調査しているビデオリサーチインタラクティブは、先月(1月25日)のプレスリリースに引き続き、動画広告の広告統計サービスをもとに、2017年の動画広告素材の尺(長さ)について取りまとめました。
今回の結果は、当社独自基準に基づいて収集・DB化した、PCの動画広告やディスプレイ広告などの広告統計サービス「Web Ads Report Advance」をもとにまとめたものです。

主なポイント


  • 2017年1年間に収集したPC動画広告(インストリーム広告)素材は12,198素材で、2016年(8,741素材)にくらべ約1.4倍の規模となった。
    全素材の秒数分布をみると、「16~30秒」が26%と最も多くを占めており、次いで「7~15秒」が23%を占め、7秒~30秒でほぼ半数を占めるに至る。また、121秒以上の長尺素材も10%のシェアを示している。 なお、1秒ごとの分布では、「15秒」が全素材中22%と最も多くを占め、以下「30秒」18%、「6秒」13%が続く。【図表1】
  • 同様に、2017年の秒数分布を2016年と比較すると、特に「6秒以下」が大きくシェアを伸ばしていることがわかる。これは、YouTubeの『バンパー広告(スキップできない6秒以下の動画広告)』など、短尺の動画広告が浸透してきていることを物語っている。【図表1】
  • 動画広告出稿社の主な業種別に秒数分布をみると、相対的に「メディア」で30秒以下のシェアが高く、「住宅・不動産」「その他のサービス(旅行、観光 / レジャー / 官公庁など)」では31秒以上のシェアが高い傾向にあることが窺える。特に「住宅・不動産」では、全体とくらべ「6秒以下」のシェアが低く、「61~120秒」が高い点が目立っている。【図表2】

調査概要


「Web Ads Report Advance -動画広告統計-」の概要
・調査対象サイト:<インストリーム広告(プレロール)> ・YouTube ・GYAO! ・ニコニコ動画
・調査方法:<インストリーム広告> 動画コンテンツ再生にて、プレロールの動画広告素材を収集しDB化

「Web Ads Report Advance -ディスプレイ広告統計-」の概要
・調査対象ページ:主要メディアサイトの広告メニュー掲載ページ(468サイト / 約1,600ページ)に加え、ポータルサイトのニュース中面など月間延べ1万ページ以上を対象
・調査方法:調査対象ページに対して毎日50~100回程度ブラウジングし、出稿広告素材を(ディスプレイ広告 / テキスト広告)収集しDB化

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ビデオリサーチインタラクティブ]
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