「歓送迎会」&「花見」の動向調査(首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女対象) 

2018年03月14日

リクルートライフスタイルの外食市場に関する調 査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、2018年春の「歓送迎会」「花見」についてのカスタマーアンケートを実施し、その動向を発表いたします。

要約


POINT1. 今シーズンの「歓送迎会」「花見」への参加回数は「昨年並み」。参加率はいずれも前年同様3割程度か
  • 今年の「歓送迎会」「花見」への参加回数の見込みを聞いたところ、3圏域(首都圏・関西圏・東海圏)合計で、参加回数は「昨年と変わらない」が「歓送迎会」(85.7%)、「花見」(88.6%)とも、2013年の調査開始以来過去最多。
  • 「歓送迎会」では参加回数が昨年より「増えそう」(9.3%)が、「減りそう」(5.0%)を上回った。
  • 「花見」では参加回数が昨年より「増えそう」(9.0%)が、「減りそう」(2.4%)を上回った。
POINT2. 1回あたりの予算は「花見」で3年ぶり微増予想
  • 「歓送迎会」 1人1回あたり想定金額は「3,000円~4,000円未満」(27.9%)が最も多く、続いて「5,000~6,000円未満」(27.7%)が多い。平均予算は3,929円(前年比-77円)で、2年ぶりにマイナス予想。
  • 「花見」 1人1回あたり想定金額は「2,000円未満」(28.7%)が最多。平均予算は2,399円(前年比+34円)と3年ぶりに予算が微増。
POINT3. 「歓送迎会」の相手は「会社・仕事関係」が最多の36.3%、「花見」は「友人・知人関係」が最多だが、過去6年では最低の割合
  • 「歓送迎会」 の相手は、「会社・仕事関係」の相手との会がありそうと答えた割合が36.3%と最多で、前年(35.7%)より0.6ポイント増加。
  • 「花見」の相手は、「友人・知人関係」の相手との会がありそうと答えた割合が20.6%と最多だが、2013年の調査開始以来、年々減少している。

調査結果


1.今春の「歓送迎会」「花見」への参加率は「昨年並み」。参加率は前年同様3割程度か

<歓送迎会> 2018年春の「歓送迎会」への参加回数の見込みは、「昨年並み」という回答が過去6年で最多であった。増加派(「昨年より大きく増えそう」+「昨年よりやや増えそう」)が計9.3%(前年計9.3%)、減少派(「昨年より大きく減りそう」+「昨年よりやや減りそう」)が計5.0%(前年計5.3%)と増加派が減少派を若干上回った(3圏域合計)が、全体として大きな変化はなさそうだ。なお、2017年の「歓送迎会」の参加率は31.9%(3圏域合計、P5)であった。今年も同程度の参加率が見込まれる。性年代別の特徴としては、男性が女性より参加率が高い傾向があり、特に50代で差が大きい。

<花見>2018年春の「花見」への参加回数の見込み(P4)でも、「昨年並み」という回答が過去6年で最多であった。増加派(「昨年より大きく増えそう」+「昨年よりやや増えそう」)が計9.0%(前年計9.3%)、減少派(「昨年より大きく減りそう」+「昨年よりやや減りそう」)が計2.4%(前年計2.6%)と増加派が減少派を若干上回った(3圏域合計)が、全体としてこちらも大きな変化はなさそうだ。なお、2017年の「花見」の参加率は29.0%(3圏域合計、P5)であったので、今年も同程度の参加率が見込まれる。性年代別の特徴としては、男女とも60代の参加率が他の性年代よりも高い傾向にある。
※歓送迎会は店舗で行うもののみを尋ねている。
※花見は、店舗および店舗以外の屋外やホームパーティで行うものも含めて尋ねている

4.平均予算は「歓送迎会」が3,929円(前年比-77円)で2年ぶり減額予想、「花見」は2,399円(前年比+34円)で3年ぶり増額予想

予算について、過去6年の結果と今年の想定額を比較した。
<歓送迎会>2017年における「歓送迎会」の実際の費用をみると、1人1回あたり「5,000円~6,000円未満」に大きな山、「3,000円~4,000円未満」に小さな山があったが、2018年は、2つの山の高さが逆転する予測になっている。1人1回あたりの想定支出金額平均は3,929円(前年比-77円)で2年ぶりにマイナス予測となった。

<花見>一方、「花見」(P8)については、2017年の実際の費用と今年の想定金額ともに「2,000円未満」が最多で、実績、想定ともに3,000円未満計で過半数のシェアを占めている。1人1回あたりの想定支出金額平均は2,399円(前年比+34円)と3年ぶりのプラス想定であった。

5.会社・仕事関係の相手との「歓送迎会」は増加予想、友人・知人関係の相手との「花見」は過去6年で最も少ない予想

2018年春の「歓送迎会」「花見」を誰と行うかについて聞いた。
<歓送迎会>「歓送迎会」では「会社・仕事関係」が最多で36.3%(前年比+0.6ポイント)であった。「会社・仕事関係」の相手は、数値が落ち込んだ前年よりは割合が微増しており、企業業績の堅調さや福利厚生充実の流れを背景に、積極的にこうした宴会が企画されている可能性がありそうだ。

<花見>「花見」では「友人・知人関係」が最多で20.6%(P10)であったが、前年比では「友人・知人関係」(20.6%)が前年比-0.9ポイント、2番目に多い「家族・親族関係」(19.7%)でも前年比-0.8ポイントと、ともに減少傾向にあり、全体の参加回数が横ばいの中「会社・仕事関係」は前年比+0.2ポイントとやや回復し、「家族・親族関係」がシェアを減少させた。

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