企業の外部委託先管理に関する実態調査(20~60代男女対象) 

2018年09月27日

GRCSは、企業の外部委託先管理に関する実態調査を実施しました。

調査の結果、外部委託先を管理する企業の約7割が課題を感じており、その中でも「リスクの可視化が困難」と感じている企業が4割以上に及ぶことがわかりました。また、管理方法としては「Excel」が最も多く次いで「紙」という結果になりました。委託先管理業務の重要性が高まる中、各企業は対策を実施しているものの集計といった業務に集中しており、現状の管理方法では本来期待されるリスクの可視化が難しいことが明らかになりました。一方、約3割は商用ツールを利用しており、多発する業務委託先での不祥事や、個人情報保護法や金融庁監督指針などの法規制やガイドラインによって委託先の管理が求められていることを背景に、商用ツールを利用して管理を効率化する傾向もみられます。

調査結果トピックス


・外部委託先を管理するうえで約7割が課題を感じている
・委託先管理の課題は「リスクの可視化が困難(42.6%)」が最も多い

次いで「委託先情報の更新が大変」(30.9%)、「委託先が多くすべてに連絡することが大変」(28.3%)など、管理業務自体の効率化を求める傾向に。

・外部委託先管理に使用しているツールは「Excel(57.9%)」が約6割と圧倒的
次いで「紙(31.9%)」と、手動による管理手法が多く見受けられたことから、委託先に関する情報を蓄積し集計するに留まっている現状といえる。

・一方、29.8%は商用ツールを使用
外部委託先管理において業務の効率化を図り、リスク管理を行う企業が一定数いる実態も。

調査結果詳細


・外部委託先を管理するうえで約7割が課題を感じている。
・課題としては「リスクの可視化が困難」が最も多く(42.6%)、次いで「委託先情報の更新が大変」(30.9%)

外部委託先管理に関する課題について質問したところ、約7割が何らかの課題を感じていることがわかりました。なかでも「リスクの可視化が困難」との回答が最も多く(42.6%)、委託先におけるリスクを把握したいというニーズが見られます。委託先管理においてリスクを把握できずにいることは対策の遅れを招き、最終的には最適な経営判断に繋がらない可能性もあります。

次に回答の多かった課題は「委託先情報の更新が大変」(30.9%)、「委託先が多くすべてに連絡することが大変」(28.3%)であり、管理業務自体の効率化を求める傾向が伺えます。

・外部委託先管理に使用しているツールは「Excel」が約6割

外部委託先管理において使用しているツールについて質問したところ、「Excel」が57.9%と圧倒的に多く、次いで「紙(31.9%)」と、手動による管理手法が多く見受けられました。この結果からは、委託先に関する情報を蓄積し集計するに留まっており、商用ツールといったシステムへ投資しリスクを管理することまでには至っていないと考えられます。一方、29.8%は商用ツールを使用していることから、業務の効率化を図りリスク管理を行う傾向も見られます。

調査概要


調査対象:20~60代の男女
調査期間:2018年8月15日~8月16日
調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
有効回答数:551

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[GRCS]
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