「ハロウィーン」時期の飲食行動や仮装の普及などに関する意識調査(20~69歳の男女対象) 

2018年10月12日

リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、「ハロウィーン」時期の飲食行動や仮装の普及などに関する意識についてのアンケートを実施しました。
調査対象は、首都圏、関西圏、東海圏に住む20~69歳の男女。

調査結果要約


POINT1. 今年の「ハロウィーン」行事の参加予定者は22.6% 前年同時期の参加予定22.5%と同程度
  • 2018年の「ハロウィーン」行事(飲食、パーティー、イベント)に参加予定だと回答した人は22.6% 。参加予定者のうち、30代女性の参加予定率が最多で30.7%であった。
  • 前年、「ハロウィーン」行事に参加予定と回答した人は22.5%。
  • 参加予定行事の1位は「食事主体の外食店での飲食、パーティー、イベント」(11.4%)。
POINT2. 「ハロウィーン」行事に仮装して参加したい人は39.6%
  • 「仮装派」は参加者予定者中39.6%。
  • 参加予定者では、30代女性の55.5%と20代男女のほぼ半数が仮装予定。
POINT3.  「ハロウィーン」肯定派が2年連続微増、「経済効果」など理由に
  • 「ハロウィーン」習慣には68.1%が賛成(前年67.8%)、「仮装」には62.0%が賛成(前年60.5%)、いずれも2年連続で微増。若者ほど肯定的。
  • 賛成理由のトップ3は「本来の意味と違っても日本風に楽しめばよい」(45.5%)、「たまにはめを外す機会としてよい」(41.5%)、「経済効果がある」(36.3%)。「経済効果」は3年連続で割合が増加。反対理由のトップは「何かと理由をつけて騒ぐのはよくない」(53.8%)。

調査結果


1. 2018年「ハロウィーン」行事参加予定者は22.6%、前年参加予定と同程度。
 30代女性は30%超え。首都圏と関西圏で参加予定多く、東海圏はやや少な目

毎年、仮装やコスプレ習慣を伴って盛り上がっている「ハロウィーン」。2018年の参加予定については3圏域計で22.6%と、前年の参加予定22.5%と同程度であった。特に、30代女性の30.7%が参加予定(前年調査では予定で27.9%、2018年調査で実績は25.0%)と、性年代別で最も多い結果となった。前年調査では20代女性の参加予定が最も多かった(32.1%)が、2018年は20代と30代の参加予定率が入れ替わる結果となった。

2. 参加予定の行事、最多は「食事主体の外食店での飲食、パーティー、イベント」

どのような内容の「ハロウィーン」行事へ参加予定があるかという設問に対しては、「食事主体の外食店での飲食、パーティー、イベント」が最多の11.4%、僅差の2位に「飲酒主体の外食店での飲食、パーティー、イベント」が11.3%と、ほぼ同程度の回答を集めた。スコアはほとんど同じながら、2017年と比べると「食事主体の外食」と「飲酒主体の外食」の順位が入れ替わった。また、性年代別には、30代女性で「ホームパーティー」への参加予定が多く、20代男性では「カラオケ店、カラオケボックスでの飲食、パーティー、イベント」への参加予定が多いなど、男女間での差も見られた。

3. 「ハロウィーン」行事に、仮装して参加したい人は39.6%と昨年実績を上回る

30代女性では過半数が仮装の予定「ハロウィーン」行事における仮装の状況については、全体で22.6%だった参加予定者(P3)のうち、仮装で参加したい人は39.6%であった(前年実績34.1%)。性年代別で見ると、30代女性では55.5%と半数以上、20代男性ではほぼ半数の49.9%、20代女性では49.7%が仮装で参加したいとしており、他の性年代より意向が高い。

4. 「ハロウィーン」肯定派が2年連続で微増、若年層ほど肯定派が多い傾向

日本での「ハロウィーン」習慣と仮装の是非について「良い」「良くない」の二択で質問した。普及については68.1%、仮装については62.0%が「良いと思う」と回答。2年連続して肯定派が増加の傾向にある。年代別には、若い年代ほど肯定派が多く、男女では女性のほうがやや肯定派が多い。

5. 「ハロウィーン」肯定理由、「経済効果がある」が3年連続で増加

「ハロウィーン」肯定の理由は、「本来の意味と違っても日本風に楽しめばよい」が45.5%で最多、2番目に「たまにはめを外す機会としてよい」が41.5%、3位に「経済効果がある」が36.3%であった。「経済効果がある」は3年連続でスコアを伸ばしている。20・30代男性では「日本風に楽しめばよい」が他の性年代に比べてスコアが低く、逆に60代男女はスコアが高めで「日本風」に寛容だ。また、20~40代男性と20代女性では「たまにはめを外す機会としてよい」が高めで、非日常を楽しむ機会として肯定的だ。

6. 否定派の理由トップは「理由をつけて騒ぐのはよくない」で53.8%

「ハロウィーン」を否定する理由は、1位が「何かと理由をつけて騒ぐのはよくない」で53.8%、2位が「自分には関係がないように思う」で49.5%、3位が「本来の意味や趣旨を理解すべきだ」で46.2%。トップ3において昨年と比べて2位と3位が入れ替わった。また、「もっと日本の伝統行事を大事にすべき」は3年連続でスコアが低下している。20代男女と40代男性では「何かと理由をつけて騒ぐのはよくない」が特に多く、若年層は参加意向が高い一方で否定派も多い実態がある。また、女性では20~50代の幅広い年代で「仮装が単にコスプレになりつつある」ことへの否定派も目立った。

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