コンタクトレンズ購入店に関する実態調査(1年以内に自分用のコンタクトレンズを購入した、16歳~69歳の男女対象) 

2018年05月10日

タイムカレントは、2013年から毎年実施している「コンタクトレンズ購入店に関する実態調査」の2018年度調査結果レポートを公開した。調査対象は、1年以内に自分用のコンタクトレンズを購入した、全国16歳~69歳の男女で、合計1075名の回答を得ている。前回調査結果との比較で、購入店や購入店に対する満足度、またブランド想起率、ブランドの評価基準などに変化が見られた。

主な調査結果・主旨


■コンタクトレンズを購入した場所1位=コンタクトレンズ専門店 (44.9%)

はじめに、一番直近でコンタクトレンズを購入した場所を尋ねたところ、最も多かったのは昨年の調査結果同様、「コンタクトレンズ専門店」で44.9%(昨年:47.8%)、2位の「インターネット(Webサイト)」は35.2%(昨年:32.7%)、「眼科」は11.5%(昨年:12.4%)、「メガネ店」は7.3%(昨年:6.8%)となった。全体の順位に変動は無かったものの「コンタクトレンズ専門店」がおよそ3ポイント減少した反面、「インターネット(通販サイト)」が2.5ポイント増加している。

■コンタクトレンズ購入店利用者数1位=アイシティ (52.2%)

コンタクトレンズを購入した場所として、最も回答率が高かった「コンタクトレンズ専門店」の購入者に、一番直近で購入した具体的な店舗を尋ねたところ、「アイシティ」が52.2%(昨年:52.8%)と過半数、2位以下に圧倒的な差を付け6年連続の首位となった。2位も昨年と同様「ハートアップ」で5.8%(昨年:5.9%)、3位以下の順位は大きく変動している。3位は昨年4位の「エースコンタクト」で5.2%(昨年:4.6%)、4位は昨年5位の「プライスコンタクト」で3.9%(昨年:4.0%)、5位は昨年7位の「中央コンタクト」で3.3%(昨年:2.3%)、6位は昨年3位の「メニコン直営店」で3.1%(昨年:5.5%)という結果となった。「アイシティ」一強の状況は変わらずで、2位以下の上位ブランドの競争が激化している。

「インターネット(通販サイト)」での購入者が、一番直近で購入した店舗として最も多かったのは昨年と同様「レンズアップル」となったが、昨年に比べて4ポイント以上も減少している(昨年12.6%→今年8.2%)。2位の「レンズモード(5.3%)」も、昨年対比で2.5ポイント減少(昨年7.8%→今年5.3%)。3位の「アットスタイル(5.0%/昨年:5.0%)」と4位の「シグマコンタクト(4.2%/昨年:4.2%)」は昨年と順位もポイントの変動なし。5位は昨年6位の「レンズバーゲン (3.2%/昨年:4.2%)」、6位は昨年5位の「レンズダイレクト(2.9%/昨年:4.2%)」という結果となった。「インターネット(通販サイト)」の利用者が増加している中、上位ブランドを中心に競争が激化している。最も利用者が多い「コンタクトレンズ専門店」において、半数以上の利用者を獲得している「アイシティ」が、依然としてコンタクトレンズ市場全体でも高い顧客利用率を維持している。

■「コンタクトレンズ購入店」ブランド想起率1位=アイシティ (29.8%)

次に、「コンタクトレンズを買うお店」と聞いて、最初に思いつく店舗名を聞いてみたところ、「アイシティ」が29.8%(昨年:34.8%)で2位以下に大きく差をつけて首位となった。ただし、昨年対比で5ポイント減少。2位以下は順位が変動し、昨年3位だった「眼科」が6.6%(昨年3.9%)、3位には昨年4位だった「ネット通販」で5.6%(昨年3.5%)とともに増加している。昨年2位だった「メニコン」は4位に順位を落とし4.3%(昨年5.2%)、昨年5位の「ハートアップ」が4.3%で「メニコン」と同率4位となった(昨年3.1%)。6位以降も順位が変動しているが、4位以降はいずれも5%未満という結果だった。

■コンタクトレンズ購入店満足度1位=アイシティ (28.1%)

これまでコンタクトレンズを購入した中で最も満足度が高かった店舗について、コンタクトレンズ専門店、メガネ店などの場所を問わず全員に尋ねたところ、1位は「アイシティ」で28.1%(昨年:30.4%)、2位は「レンズアップル(3.9%/昨年:5.5%)」で上位2ブランドは昨年と同様の結果なった。3位~5位は同率で、昨年6位だった「エースコンタクト(3.1%/昨年:2.5%)」、昨年5位だった「ハートアップ(3.1%/昨年:3.6%)」、昨年3位の「メニコン直営店(3.1%/昨年3.6%)」という結果となった。「コンタクトレンズ購入店」の順位同様、「アイシティ」一強の状況だが、獲得ポイントはブランド別に増減が見られ、こちらも競争が激化している状況と言える。

最も満足度が高かった購入店を選んだ理由を自由回答で聞き、回答結果をジャンル別にまとめたところ、圧倒的に多かったのは昨年と同様、「価格が安い」で35.5%(昨年37.6%)、2位は昨年3位だった「自宅から近い」が10.5%(昨年:7.1%)と伸び、昨年2位の「昔から利用しているから」は10.4%(昨年:10.1%)と一つ順位を下げたが、獲得ポイントはほぼ横ばいとなった。4位と5位は昨年と同様で「対応が良い/丁寧(8.5%/昨年:7.4%)」が4位、5位には「特典がある(4.9%/昨年:4.7%)」と続いた。6位以降は「品揃えが良い」「発送が早い」「利便性が良い」「眼鏡店併設」「使いやすい」などといった意見が寄せられた。

過去の傾向と変わらず、「価格」が最も重視されている状況ではあるが、利便性(「自宅から近い」)、「昔から利用しているから」、「対応が良い/丁寧」が上位項目として挙がった。さまざまな購入手段とブランドが存在する中、コンタクトレンズ利用者は、価格以外の面でも厳しいブランド評価を行っている。

調査概要


■有効回答数:1075名 (全国:47都道府県)
■データ集計期間:2018年4月20日~4月21日
■男女比:男性:44.9% 女性:55.1%
■年齢:10代:0.3%、20代:9.9%、30代:28.7%、40代:38.6%、50代:18.1%、60代:4.5%
■調査対象:1年以内に自分用のコンタクトレンズを購入した方
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