電気自動車の世界市場に関する調査 

2019年04月04日

カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチ (英文名: Counterpoint Technology Market Research)は、電気自動車(EV)が自動車市場において、高度で信頼性が高く、手頃な価格帯のオプションとなったことにより、販売台数は2017年の120万台から大きく伸び、2019年には約200万台へ達する見込みであるという調査結果を含む、自社のSmart Mobilityサービスによる最新調査を発表致しました。
さらに、EVの採用は、世界のほとんどの地域で持続的な成長の道を辿っている為、2025年までに年間1000万台を超えるEVが販売されるのではないかと見込んでいます。

今年のジュネーブ国際モーターショーでは、リーダー格のAudi、BMW、Mercedes-Benz、 Volkswagenが純電気自動車の計画を明らかにしました。さらに注目すべき点は、Volvoの高級EVブランドであるPolestar、インドのMahindra&Mahindra参加の高級EVブランドであるAutomobili Pininfarina、そして、チェコブランドのRimacなど、いくつかの電動ハイパーカーやスーパーカーが発表されました。

カウンターポイント社の調査によれば、EV販売は世界中で成長するものの、その最大の市場は引き続き中国であり、世界市場の半分を超える見込みです。2017年には中国で60万台を超えるEVが販売され、同年の米国での販売台数19.8万台の3倍以上となる台数となりました

世界の電気自動車の販売(千台)

2017:1,156
2018E:1,510
2019E:1,970
2020E:2,558
2021E:3,330
2022E:4,374
2023E:5,840
2024E:7,946
2025E:10,869

本データは、カウンターポイント社が最近公表した調査報告書「The Automotive Transformation is Speeding Up」の一部です。本調査報告書は、技術的ディスラプションと消費者ニーズの変化が、いかに自動車業界の様相を変えつつあるかカウンターポイント社がまとめたものです。

世界の自動車産業を変革するキートレンドには、以下のものが考えられます。

  • 移動のシェアリング: 売上を維持しつつ、ビジネスモデルを多様化させるには、「移動サービス」プロバイダーとして自社を再定義することが差し迫った課題であると、完成車メーカーが認識しつつある。
  • コネクテッドカー: コネクテッドカー向け技術のイノベーションにより、車対車(V2V)や車対あらゆるモノ(V2X)の通信の品質も速度も、著しく向上している。
  • 自動運転: 技術全般とAIの急速な発展により、究極的には人間の運転を代行する完全自動運転車の実現は、何かしらの形で多くの人が考えるより早く実現するだろう。
  • 電動化: EVの勢いが増し、やがてコストが従来の燃料自動車と同等になると、自動車製造業と電池のサプライヤーにとって、市場機会が現実のものとなる。
  • 世界規模の自動車メーカーの合併や協業: 競争力の維持が非常に重要な為、協業や提携による競争がこれまでにない程、自動車メーカーや部品メーカーの間で行われている。
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[PRTIMES]
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