平成の報道に関するF1層の意識調査(20~34歳の女性対象) 

2019年04月25日

F1層のマーケティングに特化したミュゼマーケティングが「報道」に関するアンケート調査を実施。 F1層は日々どんなニュースに関心を持ち、どんなツールから情報を得ているのか。また、 「平成」という時代を振り返ってもらい、最も印象に残ったニュースについて、全国の女性781名にリサーチしました。

調査トピックス


  • ニュースに触れる時間は「1日30分以内」が半数以上
  • ニュースを見る時間帯1位は、朝。「放送時間帯のちょうど良さ」がその理由
  • 「興味深い / 今後もっと知りたいニュース」のジャンル1位は、芸能・文化
  • ニュースの主な情報源は、ウェブを抑えて「テレビ」が1位
  • 利用する頻度の高いサイトとアプリ1位は「LINE NEWS」
  • ニュースアプリに期待することは「短い時間で読めるようにしてほしい」
  • 平成で最も印象深かったニュースに「東日本大震災」を挙げる人が多数
  • 平成は「楽しい」時代だったと答えた人が40%
  • 80%の女性が「もっとニュースを見たい」と回答。情報に対する関心度は高め

調査結果


■ニュースに触れる時間は「1日30分以内」が半数以上

毎日多くの情報が発信され、「情報化社会」ともいわれている現代。まずは「毎日、ニュースをチェックするか?」と質問したところ、「はい」と答えた人が76%、「いいえ」と答えた人は24%でした(「ニュース」とは、政治経済などのハードニュースのほか、芸能などのソフトニュースも含む)。
「いいえ」と答えた人にニュースに触れる頻度について聞いたところ、「気になることがあったときだけ」という回答が最も多く39%。「2日に1回程度」が33%、「3日に1回程度」が11%と続きます。
1日のなかでニュースに触れる時間の合計は、「30分以内」が31%で最も多く、次に「15分以内」で29%、そして「30分~1時間程度」が27%という結果に。

■ニュースを見る時間帯1位は、朝。「放送時間帯のちょうど良さ」がその理由

1日のうち、ニュースをよく見る時間帯は、1位が「朝」、2位が「夜」、3位は「寝る前」という結果になりました。また、テレビやラジオで必ず見る・聴く番組はあるかという質問に対し、「ない」と答えた人は55%、「ある」と答えた人は45%です。
さらに、「ある」と答えた人にその番組を必ず見る・聞く理由を聴くと、「時間帯がちょうど良い」という回答が1位。「家族など近しい人の影響」が2位、3位が「ソフトニュースの信頼性」でした。
なお、新聞を取っているかという質問に対し、「取っている」と答えた人は30%。その理由1位は「家族が取っているから」でした。

■「興味深い / 今後もっと知りたいニュース」のジャンル1位は、芸能・文化

ニュースのなかで特に興味深いジャンル1位は「芸能・文化」、2位が「事件・事故」、3位が「暮らし」。今後もっと知りたいニュースのジャンル1位は「芸能・文化」、2位が「トレンド」、3位が「暮らし」という結果となりました。

■ニュースの主な情報源は、ウェブを抑えて「テレビ」が1位

「ハードニュースとソフトニュース、どちらをよく見るか?」という質問では、ソフトニュース派が58%、どちらも同じくらい見る人が36%、ハードニュース派は7%という回答。ハードニュースと答えた人に、よく見る理由を聞いたところ、1位が「世の中の動きがわかるから」、2位が「一般教養として」、3位が「興味があるから」でした。
また、ソフトニュースをよく見ると答えた人にその理由について聞くと、1位が「興味があるから」、2位が「流行などがわかるから」、3位が「生活に役立つ情報を手に入れるため」。
ちなみに、ハードニュース、ソフトニュースを見る人の主な情報源は、どちらもテレビが1位(ハードニュース:33%、ソフトニュース:40%)、2位がウェブニュース(ハードニュース:24%、ソフトニュース:25%)。3位のみ、ハードニュースの人はアプリを使い(19%)、ソフトニュースの人はSNSで見る(23%)という結果でした。

■利用する頻度の高いサイトとアプリ1位は「LINE NEWS」

普段ニュースを見るツールについても調査しました。まず、「テレビで見ない」と答えた人にその理由を聞いたところ、1位は「時間が合わない」、2位が「見たい番組がない」、3位が「利便性に欠ける」という回答に。また、「ウェブ」や「アプリ」を利用している人に理由を聞いたところ、1位は「好きなときに見られるから」が7割と圧倒的。2位が「幅広いニュースを扱っているから」、3位が「読みやすいから」でした。
利用する頻度の高いサイト・アプリの1位は「LINE NEWS」、2位が「Yahoo! ニュース」、3位が「スマートニュース」です。

■ニュースアプリに期待することは「短い時間で読めるようにしてほしい」

スマホにニュースアプリをダウンロードしている数は、「1つ」と答えた人が56%、「2つ」が27%、「3つ」が11%。また、ニュースアプリを選ぶ基準について、1位が「自分好みの情報が多い」、2位が「知りたい情報が見つけやすい」という回答に。
そして今後、ニュースアプリに期待すること1位は「短い時間で読めるようにしてほしい」、2位が「文章だけでなく図や写真を多くしてほしい」、3位が「もっと幅広いニュースを扱ってほしい」という結果となりました。

■平成で最も印象深かったニュースに「東日本大震災」を挙げる人が多数

平成の重大ニュースについても聞いてみました。平成のあいだで特に興味深かったニュースジャンルのランキング1位は「天災」で、全体の約半数を占めました。2位が「芸能」、3位が「事件・事故」という結果でした。
また、そのジャンルのうち、特に印象に残っているものについて聞くと、「天災」では「東日本大震災」を挙げた人が最多。「芸能」ではアイドルグループの引退や解散・休止、芸能人の不倫や薬物問題が多く挙げられました。「事件・事故」では、多くの人が虐待のニュースを挙げています。
そして、平成のあいだで変化したと感じること1位は「多様性の時代になった」、2位が「暗いニュースが多くなった」、3位が「景気が悪くなった」という結果となりました。

■平成は「楽しい」時代だったと答えた人が40%

平成のあいだで、自分の生活は良くなったと思う人と思わない人の割合は、良くなったと思う人がやや多いものの、半々に分かれる結果に。また、「平成を一言でいうとどんな時代か」という質問には、「楽しい」と答えた人が40%、「幸せ」が20%、「面白い」と答えた人が19%でした。

■80%の女性が「もっとニュースを見たい」と回答。情報に対する関心度は高め

「世の中の出来事やニュースにどれくらい関心がありますか?」という質問には、どちらかというと関心があると答えた人は53%でした。また、「自分は今後、もっとニュースを見た方が良いと思う?」という質問では、80%が「そう思う」と答えています。
スマートフォンが普及し、情報を得る方法も一気に多様化した平成。F1層も、自分に合った方法でニュースをチェックしているようです。また、ニュースに対する関心度は高く、情報を得たいという前向きな姿勢もあることがわかりました。

【ミュゼマーケティング調べ】

調査概要


■調査日:2019年3月16日(土) ~ 2019年3月21日(木)
■調査方法:インターネット調査
■調査人数:781名
■調査対象:全国20~34歳の女性

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