インターネット通販利用者実態調査 

2013年01月24日
日本通信販売協会は、急速に拡大するインターネット通販の利用者像を把握することを目的に、インターネット通販利用者実態調査を実施。・調査手法はWebアンケート調査、対象者は20~69歳のインターネット通販利用者、対象エリアは関東1都3県(埼玉、千葉、神奈川)、サンプル数2,000。

■調査結果の概要
○2012年にインターネット通販を利用したユーザーの利用頻度は、「月に2~3回程度」が30・3%、それに「月に1回程度」を含めると59・6%となり、週に1回未満のユーザーが約8割を占めていることがわかりました。1ヶ月当たりの利用金額や1回あたりの注文品目はほぼ横ばいとなりました。その一方で、女性20代では利用頻度が増加し、利用金額も上昇しています。

○その背景にはスマートフォン普及による影響が考えられます。インターネット通販利用者のうち、スマートフォン保有者は37・4%でした。そのうち、最も保有率の高い層は女性20代で、66・0%にのぼっています。

○スマートフォン購入後の通販利用の変化をきいたところ、スマートフォンユーザーの14・8%がパソコンでのインターネット通販利用が増えたと回答していることから、時間や場所を問わずPCサイトも閲覧できるスマートフォンが自宅などでのPCを介した通販利用を促進したと推測されます。

○携帯電話(スマートフォンを含む)のインターネット通販についても、スマートフォンユーザーの14・0%
が増えたと回答しており、スマートフォン単体で完結する通販の利用の仕方も増加している様子がうかがわれます。利用頻度の増加だけでなく、利用金額についても、1ヶ月あたり5千円以上利用するユーザーが増加し、平均利用額も前年比増となっています。

○こうした実態を受け、20代~30代前半の女性を対象として、スマートフォンでの通販利用実態に関するグループインタビューを実施しました。

○20代~30代前半の女性のスマートフォン通販利用者は、いずれも「スマートフォンでPCサイトを閲覧できる」ことを利用の理由としています。購入商品は衣料品・服飾関係から化粧品、子ども用品まで多岐に亘ります。

○ファッションサイトの主要ターゲットである20代~30代前半の女性は、同時に会社勤務や家事・育児などで自由時間が制約される年代でもあります。こうした年代にとって、短時間で起動でき、場所や時間にとらわれず、長時間利用していても苦にならないスマートフォンは、個人用PCと同義となっています。そうした利点から、スマートフォンでの通販に対する評価は高く、点数をつけると「100点」という意見がほとんどとなりました。このことから、今後もスマートフォンの普及が進む状況において、スマートフォンでの通販利用者が増加していくことが見込まれます。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[日本通信販売協会]
 マイページ TOP