プレシニア・シニアのネットショッピングに関する実態調査(直近1年以内にインターネットで商品を購入している55~79歳男女対象)
2019年11月11日マーケティングリサーチ会社のアスマークは、全国55~79歳男女(直近1年以内にインターネットで商品を購入している人)に「プレシニア・シニアのネットショッピングに関する実態調査」を実施し、その結果を11月11日に公開しました。
※調査日は 2019年10月18日(金)~2019年10月21日(月)です。
日本は現在、65歳以上が4人に1人を占め、2040年には3人に1人という超高齢化社会。そのため、シニアの消費に対する注目度が高まっています。高齢者のIT利用率も増加し、ネット=若者の物というイメージは過去のものとなりました。そこで今回は、プレシニア/シニアのネットショッピングの利用状況や意識を把握し、その現状と今後の展望を考察するため、以下の調査を実施しました。
※本調査では、55~64歳をプレシニア、65~79歳をシニアと定義づけています。
調査トピックス
- 8割以上が5年以上前からネットショッピングを利用
- シニアの男女で価格意識に大きな違いがみられる
- SNS利用者のネットショッピングに対するポテンシャルは高い
< ネットショッピング利用開始時期 >
■プレシニア・シニアの8割以上が5年以上前からネットショッピングを利用
男女共に8割以上が5年より前からネットショッピングを利用しており、1年以内に利用し始めた人は少数にとどまる。
< ネットショッピング利用理由 >
■シニアの男女で価格意識に大きな違いがみられる
シニアの男性は価格重視。女性は持ち運べるか否かで、ネットでの購入商品を選定。
また、プレシニアの女性はポイント感度が高く、衝動買いは控える世代である。
< 今後のネットショッピング利用増減 >
■SNS利用者のネットショッピングに対するポテンシャルは高い
年代によって若干の差はあるものの、概ねネットショッピングに対してポジティブに捉えている。また、中でもSNS利用者は特にその傾向が顕著にみられる。
< 回答理由(一部抜粋) ※ n=今後の利用増加意識がある方 >
・飲料や酒類など重たいものをもって帰るのが辛くなってきた(女性 60~64歳)
・実店舗より安いし、品揃えが豊富だから(女性 60~64歳)
・CDや書籍など実店舗自体が減少しているので、ネットショッピングせざるを得ない。(男性 60~64歳)
・お店では、店員の商品知識が無い。ネットではレビューで評判が解るのと商品をおしえてもらえる。(男性 70~79歳)
・介護が始まって自由になる時間が少なくなったので隙間の時間でぱっと買い物をしたいから。(女性 60~64歳)
調査概要
■調査名:プレシニア・シニアのネットショッピングに関する実態調査
■調査対象者:全国/55~79歳男女/直近1年以内にインターネットで商品を購入している人
■有効回答数:800ss
■割付:性別年代均等
■調査期間:2019年10月18日(金)~2019年10月21日(月)
■調査方法:インターネット調査
■調査機関:株式会社アスマーク(旧株式会社マーシュ)