国内線LCC利用者の意識と行動調査 

2013年07月31日
JTB総合研究所は、「国内線LCC利用者の意識と行動調査」を実施した。

■国内線LCC就航により、若い世代を中心に旅行機会が増加。

■2012年以降に飛行機で旅行をした、関東・関西居住者の11.5%が国内線LCC利用経験あり。関東と関西で10ポイント以上の差。

■国内線LCCを利用した旅行は74.7%が観光目的。業務出張も18.9%と2番目に高い。

【調査結果】
1. 2012年以降に飛行機で旅行をした人の11.5%が国内線LCC利用経験あり。関東居住者と関西居住者で利用経験率に10ポイント以上の差。

 スクリーニング調査の結果、2012年以降に飛行機で旅行をした人は全体で35.0%。このうち、国内線LCCの利用経験がある人は11.5%だった。年代別では男女とも20代以下(18~29歳)の利用経験が最も高く、男性21.9%、女性16.5%であり、年齢が高くなるにつれ利用経験が低くなっている。また、若い年代では男性の方が女性より利用経験が高いが、年齢が高くなるにつれ男性と女性の利用経験率の差が小さい。

居住エリア別(関東、関西)の利用経験率は、関西居住者が18.8%に対し関東居住者が8.3%と10ポイント以上の差となっている。これを年代別にみても、全ての年代で関西居住者が関東居住者を10ポイント前後上回る結果であり、更に航空会社別にみると、関西国際空港を拠点に展開しているピーチが関西居住者で高い利用率を示した。成田国際空港を中心に展開しているジェットスター・ジャパンやエアアジア・ジャパンの関東居住者の利用率はピーチほどには高くなく、関西居住者にピーチの存在が浸透し、国内線LCC利用経験の増加にも大きく寄与していることがうかがえる。

また、国内線LCCの利用回数は、各社とも概ね1~2回が多い。エリア別にみると、関西では利用回数6回以上も1割以上となっており、関西ではLCCのリピーターも多いことがうかがえる。

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[JTB総合研究所]
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