「日本産酒類の海外への進出について」調査 

2013年08月09日
酒文化研究所がアンケート調査「酒飲みのミカタ8月」を実施。今回は、日本産酒類の海外への進出についてみなさんに考え方を伺いました。回答者は「さけ通信」の読者モニターで、「ほとんど毎日酒を飲む」と言う方が7割、酒のヘビーユーザーであり、酒に関心をもっている方々です。

■クールジャパンで酒類にも力をいれていることは半分の認知度

政府がクールジャパン推進の一環として日本産酒類(日本酒だけに限らず国内でつくるワイン等も含まれる)の輸出に力をいれはじめたことを知っていますかと聞いたところ、「はい」と答えた方は全体の52%でした。年代別にみると30代以下では37%と低くなっています。

■日本産の酒類の海外普及に関連する出来事について。

認知率が高かった順にあげると、

①「外務省や在外公館が晩餐会で提供する酒類に数年前から日本酒もよく使うようになった」56%、②「日本産のウイスキーは海外に輸出されていて、その数量は毎年増加している」47%、③「日本のビールは輸出されると共に外国でライセンス生産されている」33%、④「サントリー『響21年』が2013年のISCでウイスキーの最高賞を受賞した」30%。ここまでは、3割以上の人が知っていると答えました。

■海外にも広げたい日本の飲酒文化は「燗酒」「花見」「居酒屋」

酒類の輸出となるとその飲み方も密接に関わってきます。「海外にも広めたい日本の酒類の飲み方や飲酒文化はありますか」と聞いたところ以下のような回答をえました。

①「燗酒(季節に応じて好みの温度に温めて酒を飲む)」58%、②「居酒屋(食事メニューの充実した飲みやの存在)」49%、③「花見酒・月見酒などのイベント飲酒」49%が上位となりました。続いては、④「カップ酒」20%、⑤「チューハイ・ハイボール(蒸留酒を炭酸で割って飲む)」19%、⑥「酒の注ぎ合い」13%の順になっています。

年代別にみるとここでも30代以下と40代以上では少し異なる傾向がみられます。30代以下の人が、他の年代よりも広めたいがかなり高くなっていたのは、「燗酒」70%、「花見酒・月見酒」70%、「カップ酒」37%、「酒の注ぎ合い」20%でした。いずれも伝統的な日本の飲酒スタイルです。また、「居酒屋」は60歳以上では支持が57%、30代以下では37%とこちらは年代が上の人の支持が多くなりました。


【調査概要】
調査時期2013年8月1日(木)~2013年8月6日(火)
調査対象酒文化研究所の酒好きモニター(N=1321)
有効回答201(回答率15%)
調査方法インターネットによる自記入式アンケート調査

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[共同通信PRワイヤー]
 マイページ TOP