投資家に対する意識調査 

2013年05月30日
経営コンサルティングファームのボストン コンサルティング グループ(BCG)は 2013年 1月~3月に投資家に対する意識調査を実施。

調査結果によると、2013 年 1 月~3 月の投資家センチメントは「強気」が 52%で、昨年(同回答 34%)と比較してより「強気」な投資家が増加したことがわかりました。重視する投資基準としては、「信頼できる経営陣」(56%)、「魅力的なバリュエーション」(46%)を挙げた投資家がもっとも多いという結果となりました。

投資先企業の余剰キャッシュの使途としては、成長を求める投資家が多かったほか、増配や自社株買いなどの株主還元を求める傾向が一層高まりましたが、一方で、負債の返済などバランスシート重視の割合は減少しています。

また、投資家による 2013 年~2014 年の米 S&P500 の年平均 TSR(株主総利回り)予想は 約 7%と、昨年の 6-7%に比べやや楽観的で、着実な収益増やフリーキャッシュフロー拡大が TSR 上昇に寄与すると期待しています。さらに、約 60%の投資家が、バリュエーションや TSR 改善につながる、事業戦略・財務戦略・投資家戦略の連携をさらに密にする余地が企業側にあると見ています。


【BCG投資家調査の概要】
•2013年 1月~3月にオンラインアンケートを実施
•同様の調査を、金融危機直後の 2009年より毎年 1月~3月の間に実施しており、今回は 5回目の調査となる
•回答者はポートフォリオマネジャー、バイサイドアナリスト、セルサイドアナリスト等 合計125名
•回答者の運用資産総額は 1.1兆ドル。ファンドの資産規模は 5億ドルから 200億ドルまで
•主にターゲットとしている指標は、75%が S&P 500、15%が EuroStoxx、その他 Euronext、FTSE、 日経、ハンセン等
•回答者の約半数は主に米国市場を担当
•グロース、バリュー型からスペシャル・シチュエーションズ型まで回答者の投資方針は多岐に亘る

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[ボストン コンサルティング グループ]
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