「大人」に関する調査 

2014年01月09日
ビデオリサーチは、生活者の実態を捉えるための活動の一環として「大人」に関する調査を実施。

今週末は「成人の日」、119万人の新成人が誕生します。法律では「大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます日」とされ、その「大人」の年齢は、日本では20歳と定められています。しかし、心の中ではいつ「大人」になったと感じているのでしょうか? インターネットで調査をしてみました。

【調査結果】

自分自身が「大人」と思うかを聞いたところ、年齢が上がるにつれて「大人」と感じる割合は上がるものの、驚くことに60~74歳でも4人に1人が“まだ「大人」ではない”と考えています。

「大人」ではないと考える理由として、
・穏やかな気持ちですべてを見ることが出来ない<69歳女性>
・まだまだ機嫌が悪い時が有り、夫婦喧嘩をする<72歳男性>
・周りの人から感性が子供のようだと言われるから大人ではない<64歳女性>
など、“精神的に「大人」になりきれていないこと”という意見が多く見られました。
真(心)の成人式は一体いつなのか?どうも答えは年齢だけの問題ではないようです。

では逆に、人はどういう時に「大人」になったと思うのでしょうか?
自身のことを「大人」だと考えている人たちに、そのきっかけを聞いてみました。

結果は、就職・一人暮らし・結婚・出産といったライフステージの変化についての回答が多く見られました。実際にライフステージが大きく変化するタイミングである20~30代の人たちをライフステージ別に見たところ、特に就職と結婚がきっかけとして大きいことが分かります。

就職や結婚以外の理由としては、子どもの自立や結婚、自らの昇進・転職・定年を挙げる人も多く、育てあげた・勤めあげたという実績、実感をもって初めて「大人」を自覚する方々もいるようです。他には以下のような意見も見られました。

【40歳】母親に対して、これからはあまえることをやめて精神的にも助けていこうと思った<61歳女性>
【45歳】職場の若い方たちを、愛おしいと思えるようになった<63歳女性>
【60歳】考える事が自己中心ではなくなった事<60歳女性>
※【 】内は「大人」になったと思う年齢
「大人」になったと感じるためには、時間と共に様々な人生経験が必要なようです。


【調査概要】
調査対象者:男女15~74歳 1,150人(全国)
調査手法:インターネット調査
調査期間:2013年12月27日(金)~29日(日)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[ビデオリサーチ]
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