海外ショッピング調査~日本人海外旅行者の動向と購買行動 

2013年05月30日
JTB総合研究所は、「海外ショッピングレポート ~日本人海外旅行者の動向と購買行動~」をまとめました。この調査は、世界免税品協会(Tax Free World Association)と共同で2002年より継続的に行っているものです。

日本人海外旅行者の海外旅行経験回数は、年々上昇傾向にあり、毎年のように海外旅行を楽しむ旅行者も少なくありません。海外へ旅行することが珍しくなくなった現在、「お餞別」を渡したり、そのお返しに親戚や友人などに広くお土産を買ってきたり、といった行動もまた、少なくなっていると言えます。

一方で、2012年は円高に後押しされ、韓国など近場の海外旅行先へ国内旅行感覚で出かけ、化粧品やファッション小物、お菓子類などの買い物を楽しむ旅行者も数多く見られました。そのようなショッピング行動においては、空港や市内の免税店でお土産を購入するだけでなく、旅行先でたまたま見つけたお店で自分の好きなものを発見する、宝探し的な魅力も求められます。海外でのショッピング行動が変化している今、旅行者はどのように海外でのショッピングを行っているのでしょうか。

当研究所では、海外旅行における免税品の購入実態、海外でのショッピングに対する考え方、免税店への期待などについて調査を実施しました。

【主な調査結果】

1.韓国など近場の海外旅行者数の増加で 2012 年の海外旅行者数は最高を記録

2.2012 年は円高が後押しし、平均買い物費用(US ドル換算)が増加

3.商品カテゴリー別では現地の高級特産品、菓子、香水/フレグランス/化粧品、現地特産品、タバコなどの購入額が増加

4.海外でのショッピング額の半分以上はお土産より自分用のものに使う

5.「電気製品・携帯電話」の好きなブランドとして Apple が 2010 年の5位から 2012 年は1位に躍進

6.円高は海外旅行への意欲や回数より、現地での消費に影響 「免税店にあったらよいと思うもの」は「地域の特産品」や「地域、店だけの特典が付いたお菓子」

7.「消費税増税後は海外の免税店をもっと利用する」割合は 20 代女性で最も高く、49.5%



【調査概要】
調査対象者:日本に居住し、2012 年 3 月~9月までに海外旅行をした20歳~78歳の男女 1,030 サンプル
調査方法:インターネットアンケート調査
調査時期:2012 年 10月 18日~20日


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[JTB総合研究所]
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