仏壇の保有率に関する調査 

2014年02月06日
引越し侍は、『引越し侍』の利用者へ実施したアンケート結果を元に、仏壇の保有率に関する調査結果を公開。

<都道府県別 仏壇保有率ランキングの結果>
◆仏壇の保有率に関するランキング

1位 奈良県 4.97%
2位 和歌山県 4.76%
3位 佐賀県 4.26%
4位 北海道 4.19%
5位 兵庫県 4.18%

【調査結果サマリー】

◆やはり、家族世帯のほうが圧倒的に保有率が高い
世帯別の平均保有率は、家族世帯が6.4%、単身者が1.7%と4倍程度の開きがありました。
全体の保有率の平均は3.3%となっており、単身者も含めて、引越し時の荷物には仏壇は無いという方が大部分という結果となりました。

◆保有率の総合1位は奈良県に
最も保有率が高かったのは、平均5.0%の保有率だった奈良県でした。単身が2.7%で1位、家族では8.3%で2位と、世帯に関係なく高い数値となっています。2位には僅差の4.8%で和歌山県が続きます。こちらは家族が9.2%と1位でしたが、単身が1.9%と低く、総合では2位と言う結果に。最下位は1.9%で島根県となっています。

◆ピアノと仏壇の保有率が1位の奈良県。その県民性とは?
今回の調査で1位に輝いた奈良県ですが、以前の調査では、ピアノの保有率も1位となっていました。一見何の関連性もない2つですが、奈良県の県民性に、それを結び付けるヒントが隠されています。
奈良県は「耐久消費財」と言われる、長期間にわたって使用される比較的高額な商品の保有率が、とても高い県であるということ。伝統や旧跡が身近にあり、それを大切にする文化が根付いた結果、「良いものを長く使う」県民性が生まれたのかもしれません。

【調査結果】

1.意外?奈良と京都のギャップ
奈良が1位であることに対して、お隣で同じく日本を代表する古都である京都府は31位とずいぶんと順位に差がある結果となりました。家族世帯のみで比較すると、奈良の2位に対して京都は6位と、そこまで差はありませんが、単身世帯が33位であったため、総合順位が下がっています。これは京都が、人口に対する学生の比率が最も高い「学生の街」であるため単身者の比率が高く、そちらの影響が強く出た結果と言えます。どちらも文化、風土的には同じような古都でありながら、現代における特色の違いが、ギャップとなって表れていました。

2.高齢者の割合や持ち家の比率との因果関係は見いだせず
世帯における高齢者の割合や、高齢者のみの世帯割合との因果関係について調査しましたが、これらと保有率には、因果関係は見られませんでした。また、集合住宅と戸建住宅で、仏壇の保有率に差があるという別の調査結果があたったため、持ち家比率との因果関係も調査しましたが、こちらについても差は見られませんでした。

3.関西地方の保有率が高い傾向
全国的に保有率の低い単身世帯を除くと、
1位・・・和歌山県
2位・・・奈良県
3位・・・大阪府

と、TOP3を関西地方が独占する結果となりました。
また、以下の上位を見てみても
5位・・・兵庫県
6位・・・京都府
と関西地方がランクインしています。
関西全体が、奈良、京都といった古都からの文化的な影響を受けているのかもしれません。


【調査概要】
調査エリア:全国
調査方法:当サイトをご利用の上、実際に引越しをされた方を対象にインターネットアンケートを実施
サンプル数:上記アンケートにご回答いただいた方の中から、無作為に5,000サンプルを抽出
調査期間:2012年12月~2013年1月

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[引越し侍]
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