「トイレの利用状況」についての調査 

2013年12月13日
バルクは、20代~60代のバルクルーメンバーに、「トイレの利用状況」について調査を行った。

【調査結果】

設問1:あなたのご自宅のトイレには、どのような機能がついていますか。また、その機能は使いますか。あてはまるものをお答えください。(それぞれいくつでも)
設問3:外出先のトイレで使うものをお答えください。(いくつでも)

自宅のトイレにどのような機能がついているか尋ねたところ、「便座を温かくする機能」(73.3%)、「温水洗浄」(67.2%)が7割前後を占める結果となりました。「トイレ用擬音装置」は2.6%とついている割合が少なく、自宅では普及していないことがわかりました。

自宅のトイレで使用している機能について尋ねたところ、ついている機能と同様、「便座を温かくする機能」(62.7%)、「温水洗浄」(55.2%)が高くなっていました。自宅のトイレに「便座を温かくする機能」や「温水洗浄」がついている人が実際に使用している割合は、8割強でした。各機能は、「ビデ」以外は男女差もあまり見られませんでした。

外出先のトイレで使用している機能・ものについて尋ねたところ、「ペーパータオル」41.8%、「温水洗浄」41.4%、「ハンドドライヤー」37.1%が上位になっていました。「温水洗浄」について着目すると、自宅での使用は55.2%で、外出先(41.4%)の方が13.8ポイント低くなっています。男性は自宅とほぼ変わらず半数以上が使用しているのに対し、外出先で「温水洗浄」を使用する女性は29.9%と低く、自宅での使用と比較すると、24.5ポイントの差が見られました。自宅のトイレには機能がついている割合が少なかった「トイレ用擬音装置」は、外出先では26.3%、女性になると48.5%が使用しているという結果となり、他人の存在を意識していることがよく分かる結果となりました。さらに、「ペーパータオル」、「ハンドドライヤー」も男女差が見られ、それぞれ19.0ポイント、16.9ポイント、女性の方が高くなっていました。

設問2:あなたのご自宅のトイレで付いているけど、使っていない機能についてお聞きします。使わない理由はありますか。あてはまるものをお答えください。(それぞれいくつでも)
設問4:外出先のトイレで使用しないとお答えいただいたものについてお聞きします。使用しない理由はありますか。あてはまるものをお答えください。(それぞれいくつでも)

自宅のトイレに付いていても使わない機能について、その理由をみると、「必要がないから」がどの機能でも最も高い結果となりました。次いで「面倒だから」、「エコを意識するから(節電、節水)」が2位3位にあがっています。『ビデ』の3位には「衛生管理が気になる」があがり、衛生面を気にすることが窺えます。

上記同様、外出先のトイレで使わない機能について、その理由を見てみると、『ビデ』以外の項目で「必要がないから」が最も高くなりました。多くの機能の2位以降は、「面倒だから」、「設置されているトイレをあまり見かけない」が高くなっていました。しかし、『温水洗浄』、『ビデ』、『乾燥』では、「他の人が使ったのが気になるから」「衛生管理が気になる」が挙がっています。衛生面に関しては、自宅より気にしている割合が高く、自宅とは違って、他の使用者や管理者がわからないことから、このような結果になることが考えられます。

外出先で使わない機能の理由として「温水洗浄」に着目してみると、男性は「必要ないから」(42.3%)が最も高くなったのに対し、女性は「他の人が使ったのが気になる」(40.2%)、次いで「衛生管理が気になる」(36.3%)が高くなっており、女性が特に衛生面を気にしている結果が見られました。

設問5:ご自宅のトイレに置いてあるもの・取り付けてあるものを全てお答えください。
設問6:あなたはご自宅のトイレに入る時、鍵をかけますか。あなたの行動に1番近いものをお答えください。
設問7:トイレ後の手洗いは、どのようにしていますか。各場面で、ふだんの行動に1番近いものをお選びください。

自宅のトイレ内に置いてあるもの・取り付けてあるものについて尋ねたところ、「トイレの掃除用具」が66.2%、僅差で「トイレットペーパーホルダー」(66.1%)、「マット」(60.7%)という結果となりました。「スリッパ」57.2%、「消臭スプレー・消臭剤」56.5%、「壁掛けタオル」47.6%も約半数となりました。

自宅のトイレでの鍵かけ頻度の割合は、「絶対かけない」(29.1%)と「あまりかけない」(31.4%)の『かけない派』が6割(60.5%)と多い割合となりました。自宅で「必ずかける」割合は、2割(18.9%)という結果となりました。トイレの鍵かけの男女差はほとんど見られませんでした。

自宅/外出先ごとに、トイレ後の手洗い行動についてうかがいました。自宅/外出先の違いよりも、大/小の違いの方がはっきり差が出る結果となりました。「毎回ハンドソープや石鹸を使う」の全体の値を比較してみると、大は自宅も外出先も4割前後であるのに対し、小は、2~3割となりました。いずれも自宅での手洗いの方がやや簡易的であることが窺えます。
また、性別で見ると、「毎回ハンドソープや石鹸を使う」は男性より女性の方が高く、女性の方が手洗いをきちんとしていることがわかります。1番大きく差があるのは、外出先・小の場合で12.5ポイントの差がありました。自宅・小の場合だと、男性の約2割が『手を洗わない』ことがあることにはやや衝撃を受けました。

設問8:あなたの小用を足すスタイルをお答えください。(男性のみ)
設問9:あなたは男性の何%くらいが座りションをしているとお考えですか。あなたの考えと1番近いものをお答えください。

男性の方に、小用を足すスタイルを尋ねたところ、「座ってすることが多い」と答えた『座りション派』の割合は30.4%となりました。「立ってすることが多い」と答えた割合は53.3%と半数以上を占めており、『立ってする派』の方が依然多いという結果となりました。
しかし、年代別に見ると、『座りション派』と『立ってする派』の割合は、年代が下がるにつれて『座りション派』が多くなっており、20代に限って見ると、『座りション派』の方がわずかですが多くなっていました。
※『座りション』とは、男性が洋式便器で小用の時に便座に腰掛けてすることを言います。

全員の方に、男性の『座りション率』がどのくらいと考えているかを尋ねたところ、男性は「3~2割」と考えている人が最も多く31.7%、女性は「5~4割」と考えている人が最も多く37.0%で、男女の想定に差が見られる結果となりました。前問の実際の『座りション率(派)』は3割程度でしたので、「3~2割」と考えている人が最も多いという男性の想定結果は、ほぼ想定どおりと言えそうですが、一方で、女性は、「5~4割」と考える人が最も多くなっているので、仮に、トイレ掃除を想定して、期待を込めての想定「5~4割」だとすると、女性にとっては残念な結果とも言えそうです。


【調査概要】
調査方法:Webアンケート方式
調査対象:20代~60代男女(バルクルーメンバー)
アンケート参加者数:合計1,045人
 男性523人(年代別内訳: 20代/103、30代/106、40代/106、50代/102、60代/106)
 女性522人(年代別内訳: 20代/106、30代/103、40代/103、50代/107、60代/103)
調査日時:2013年9月19日(木)~9月20日(金)
調査機関:株式会社バルク

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