宇宙旅行市場調査 

2014年06月03日
クラブツーリズム・スペースツアーズと宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、日本における「宇宙旅行」の個人需要についての市場調査を共同で実施。これは、クラブツーリズムの全国の登録顧客20代~70代の中から1,700名を無作為抽出して、昨年12月に郵便にて、宇宙旅行についてさまざまな質問を記した調査表をお送りして実施したもので、合計541名の方々より回答を受け取ったもの。

本調査における大きな特徴のひとつは、宇宙旅行を、「宇宙旅行全般」と「高度100キロまでの2時間程度の宇宙旅行(サブオービタル宇宙旅行)」に別けて、設問を設定している点である。これにより、双方の比較や態度変容などの観察も可能となっている。

【調査結果】

(1)宇宙旅行に対する好感度

宇宙旅行(全般)に行きたい(又はやや行きたい)いう肯定派は57.3%、宇宙旅行(サブオービタル)に行きたい(又は条件によっては行きたい)という肯定派は55.8%と、いずれも肯定派が5割を超えた。年代別では、宇宙旅行(全般)においては30代が71.9%と最も多く、宇宙旅行(サブオービタル)では20代が
67.1%と最も多く、どちらも若い世代に肯定層が多い。
いつ行きたいかについては、5年以内に行きたいと答えた人が、宇宙旅行(全般)で22.1%、宇宙旅行(サブオービタル)で22.3%となっている。
また、宇宙旅行のイメージを自由表記してもらう設問では、「夢」という言葉が最も多かった。

(2) どのような宇宙旅行に行きたいか


宇宙旅行(全般)について、「希望の滞在期間」と「どこに旅行をしたいか」を尋ねたところ、多い組み合わせは以下の順位であった。

1 位 地球の周りを2~3日で回ってみたい 17.1%
2 位 地球の周りを1日回ってみたい 11.6%
3 位 地球を眺められる高さに2~3日滞在したい 11.0%

一方、4~5分だけ滞在をする宇宙旅行(サブオービタル)については、2,500万円という具体的な金額を前提に尋ねているが、5.7%が「(無条件に)行きたい」と答えている。 さらに半数の50.1%が「条件によっては行きたい」と答えている。
その条件とは、安全性の確認(68.4%)、価格の低下(63.4%)、金銭に余裕ができたら(55.3%)などであった。
尚、宇宙旅行(全般)について、「あまり行きたくない(又はまったく行きたくない)」と答えた否定派のうち、19.3%が、宇宙旅行(サブオービタル)については、「条件によっては行ってみたい」と態度変容を示している。

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
リンク先リサーチPDF
[クラブツーリズム・スペースツアーズ]
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