「電子書籍」についての調査 

2014年08月08日
インターネットコムと NTTコム リサーチは、「電子書籍」について調査を実施。「電子書籍」について調査は第12回である。

調査対象は全国10代~50代以上のインターネット ユーザー1,095人。男女比は男性53.4%、女性46.6%。年代比は10代2.0%、20代27.9%、30代21.4%、40代17.3%、50代16.7%、60代以上14.8%。

【調査結果】

今回も最初に「電子書籍/雑誌を読んだことがありますか」と尋ねてみた。「はい」は35.9%(前回36.7%)、「いいえ」は64.1%(同63.3%)。そして、この「いいえ」と答えた電子書籍の未経験者702人に読みたいかどうか質問したところ、「はい」は29.9%(同34.2%)、「いいえ」は70.1%(同65.8%)となった。

電子書籍の利用者が増えないどころか、2011年9月に調査を行った第1回には44.8%いた電子書籍の利用希望者がかなり減少してしまっている。電子書籍に興味を持つユーザー層の取り込みが、ほとんど終わってしまったのだろうか。

電子書籍に関心がないのはなぜだろうか。電子書籍/雑誌を読みたくないと答えた492人(全体の44.9%)に理由を質問したところ、「画面では読みにくい」(38.2%)、「紙の書籍/雑誌の方が好き」(38.2%)、「紙の書籍/雑誌で十分満足している」(33.7%)、「そもそも書籍/雑誌を読まない」(23.6%)という回答が多い。テレビ CM などでは電子ペーパーを使った電子書籍リーダーの読みやすさを強調しているが、消費者にメリットが伝わっていないようだ。

さらに、「電子書籍/雑誌を読むのに必要な専用リーダーの値段が高い」と考える人も15.0%いるので、テレビや雑誌で展開する広告だけでなく、書店や家電量販店の店頭で電子書籍リーダーを実際に使ってもらうプロモーション活動が重要ではないだろうか。

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[インターネットコム]
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