EDに関する調査(女性対象) 

2014年07月04日
浜松町第一クリニックでは、彼氏・夫がEDもしくはその可能性がある&過去にそういった男性と交際した経験のある女性500人を対象に、「EDに関する調査」を実施。

その結果明らかになったのは、EDがきっかけで浮気・不倫をしようと思ってしまった女性、また実際に手を出してしまっている女性が多いという実態や、夫や彼氏のEDによって自信をなくしてしまっている女性が多いということ、また切実にED治療を訴えても断られてしまっている女性が多く、その結果ネガティブな感情を抱いてしまっている女性が多いという現状です。

【調査結果詳細】

◆4人に1人が夫や彼氏のEDをネガティブに捉えている。理由は「自分に魅力がないのかと思う」「自信がなくなる」など

加齢や身体的な要因、精神的な要因など様々な要素から発症してしまうEDですが、実際女性は、男性がEDであることについてどう感じているのでしょうか。「夫・彼氏がEDである(あった)ことをどう思いますか?」という質問をしてみたところ、全体の約4分の1の25.4%の方が、「ネガティブに捉えている」と回答しました。

ネガティブに捉えている理由としては、以下のような声が上がっています。

・赤ちゃんが欲しいので毎回病院へ薬をもらいに行かなければならない苛立ち
・自分に魅力がないのかと思う。
・他の女の人やお店とかに行ってるんじゃないかと思ってしまう。
・役立たず
・EDであることで自分を卑下するような発言をされると、フォローしようがないので困る
・子どもも欲しいのにどうするんだろ。でも、誰にも相談できない。旦那自体どうする気なのか…
・気持ちに溝が生まれてしまう
・相手が自信をなくしてしまうのではないかと心配になる
・途中でうまくいかなくなったとき、不快だった。
・せっかく楽しみたいのに、指摘すると感情的になるし、もうこの人とセックスしても何も無いなと思った。離婚の理由の一つでもある。
・情けない
・絶望。

女性側の自信の喪失に繋がってしまっているという声が多く見られました。また、自分との性交渉以外で性欲を満たしているのではないか、という疑念や、気持ちに溝が生まれてしまうといった意見、更には「離婚の理由の一つでもある」と回答した人もおり、やはりEDが男女の関係の悪化に寄与するケースがあることが明らかになりました。また他にも、子供が欲しいのに、という声や、行為を純粋に楽しんでいる人からも不満の声が上がっており、様々な方向性で、EDに対してネガティブな感情を持っている女性が多いようです。

女性側の自信の喪失に繋がっている、という話がありましたが、「夫・彼氏がEDであることによって、自分自身の自信をなくしたことはありますか?」という質問に対して、およそ半数の人が43.2%の人が「はい」と回答しています。男性は、自分自身のことだけではなく、相手の女性を不安にさせてしまうこともある、ということを認識する必要がありそうです。

◆切実!ED対策のお願い、男性の6割近くが断ってしまっている


続いて、夫・彼氏にEDの対策をしてほしいとお願いしたことがあるかどうかを聞いてみたところ、「1度もない」と回答した人が67.8%。つまり32.2%の人が、1度はEDの対策を依頼したということなります。しかし、「EDの対策をしてほしい」とお願いした結果、実際に対策をしてくれたかを聞いてみたところ、対策してくれたのはわずかに4割。6割の人が、断っているという結果となりました。

EDの対策を断られたことに対しては、

・この人とは合わないかもなぁと思った
・全て私に色気が無いってことを理由にして私に改善するように言ってきた
・不信感を抱いた
・現実逃避するな
・私の気持ちも考えてほしいと思った
・性交渉という夫婦のコミュニケーションを取れないことへの不満。
・私も主人と性交渉したい気持ちはあったが、主人も仕事や何やらで疲れ果てていたし、あまりプレッシャーをかけたくないので、無理強いはしないように決めた。
・真剣に考えてはくれなかったので夫に対して興味がなくなりました。
・別れようと思った。
・私の事を軽んじている
・病院とかに行くのもしぶるし、何が抵抗があるのだろう?と疑問に思う。自分だけのことしか考えていないのではないかと思う。
・子供が欲しかったのでその彼とは別れた
・問題から逃げていると思った。何も考えていないと怒りが込み上げてきた。
・プライドがあるから仕方ないけど正直治して欲しい

といった声が寄せられました。プライドや疲れなどを考えると仕方がない、という意見もありましたが、「私の気持ちも考えて欲しい」「自分のことしか考えていない」という声も多く上がってきました。子供が欲しいという思いや、一つの夫婦のコミュニケーションとしての性交渉が行えないということに対する女性の不満は、やはり大きいようです。自分はいいから大丈夫、ということではなく、女性側の気持ちに立って、EDと向き合うことの重要性が感じられる結果となりました。

一方で女性側からEDの対策をお願いして、夫や彼氏が行ってくれた人に感想を聞いてみたところ、

・愛を感じた
・嬉しい。プレッシャーをかけたようで申し訳ない。
・前向きに捉えてくれていると感じた
・協力的で良かったと思った
・前向きに考えてくれて嬉しかったし、彼の背中を押すことができたのかな、という点でも嬉しかった。
・結婚を考えてくれてたとはいえ、病院に行ってくれて嬉しかったです
・もっとサポートして行きたいなと思った
・感謝
・二人のことなので、嬉しく思った
・排卵日にはアルコールを控える。思いやりを感じた。
・当たり前のこと 言われる前に行動を起こしてほしかった
・本人も気にしていたことがわかった。
・こちらから頼むまでは自分から何もすることなかったので、やっと重い腰を上げたか、やれやれとしか思えなかった

といった返答が得られました。一部、プレッシャーを掛けたことに対する申し訳なさを感じているという意見もありましたが、大半の人が「嬉しかった」と答えています。特に、対策を断られた人が抱いていた「自分のことしか考えていない」という意見と対照的に、「協力的で良かった」「二人のことなので嬉しかった」「思いやりを感じた」という声が見られました。EDを二人の問題だと捉え、対策を行ってくれることに対してはやはり女性は嬉しいようです。また、結婚前の人や、もう子供を作ろう、という段階の人など、様々なフェーズの女性が対策を行ってくれたことに対して喜びを語っていることから、段階を問わず、EDとなってしまった場合は対策を行ったほうがよいと言えそうです。ただ、「背中を押すことができて嬉しい」と意見もありつつ、「当たり前のこと」「言われる前にやってほしかった」という声も。男性は自分がEDだな、と感じたら早めに対策を行うことがやはり肝要なようです。

◆4人に1人はEDがきっかけで「不倫や浮気をしようと思ったことがある」!?

EDについてネガティブな感情を抱いている人や、対策を行ってくれないことに対してもどかしさを感じている女性がいるということがわかったというところで、ズバリ、「EDが原因で、浮気・不倫をしようと思ったことはありますか?」という質問を投げかけました。結果、「何度もある」が4.4%、「ある」が5.6%、「少しある」が15.6%で合わせて25.6%の人が、EDが原因で一度は浮気・不倫をしようと思ったことがあるということが明らかになりました。実にED男性の妻・彼女の4分の1が、浮気もしくは不倫をしようと思ったということになります。更にその中で、実際に浮気・不倫をしたことがあるかどうかを聞いてみたところ、「はい」と答えた人が44.5%という数字に。浮気・不倫を「しようと思った」だけではなく、実際にしてしまっている/した経験がある人が既に500人のうち57人と、なんと10%以上もいるという事実が明らかになりました。

不倫・浮気に続いて、EDが原因で別れたいと思ったことがあるかを聞いてみたところ、「はい」と回答した人が14.4%。不倫・浮気のみならず、EDは破局のきっかけにもなりうるようです。「はい」と回答した人に、続いて「EDが治れば、一緒にいたいと思いますか?」と質問したところ、「はい」と回答した人が約6割。EDが、「一緒にいたい」という気持ちの妨げになっているということを象徴する結果となりました。更に同じ質問に対して「いいえ」と回答した人に理由を聞くと、「ED以外に、嫌なところが目に付くようになったから」が71.4%、「セックスレスにより、愛が冷めてしまった」が53.6%という結果になりました。EDによるセックスレスはもちろん、それ以外の部分での嫌な部分を際立たせてしまうリスクもあるという結果が読み取れますので、どのような視点から考えても早期の治療が重要だと言えそうです。

◆EDは2人の問題。EDになったら「まずは相談して欲しい」という女性が約35%

ここまでいろいろとEDについて女性がどう考えているかを見てきましたが、結局女性は、EDの夫や彼氏に、どうしてほしい・してほしかったのでしょうか。回答を見てみると、「まずは相談して欲しい」が35%、「通院して欲しい」が9.4%、「薬を飲んで欲しい」という人が4.4%と、何かしら対策をとって欲しいという人が半数近くいるという実態が明らかになりました。


【調査概要】
調査方法:インターネット調査
調査期間:2014年6月3日~6月5日
調査対象:全国の20歳~49歳までの女性500名(「夫・彼氏がEDもしくはEDの疑いがある」という人&「夫・彼氏がEDもしくはEDの疑いがある」人と交際していた人500名)

その他、詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[浜松町第一クリニック]
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