18歳の意識調査:セックスに関する調査(17歳~19歳男女対象) 

2018年12月18日

日本財団は10月下旬、「セックス」をテーマに6回目の「18歳意識調査」を実施しました。
その結果、ほぼ4人に1人にセックス経験があり、4人に3人が性病への不安を持ち9割近くが避妊の必要性を感じていました。性に関する情報はWebサイトが最多、マスターベーションの際に最も多く使用するものはスマホが4人中3人と最大を占め、学校での性教育について6割が役に立ったとした半面、残りは否定的な回答を寄せ避妊の必要性や性病の危険性などを教える必要性を指摘していました。国際的にも遅れが目立つ日本の性教育の見直しの必要性があらためて浮き彫りになった形です。

調査結果ポイント


  • 性に関する情報源 Webサイト 55.8% 友人50.2%
  • マスターベーションで最も多く使用 スマホ74.8%
  • 性病への不安を感じる 75.9%
  • 避妊の必要性認識 86.7%

調査結果


マスターベーション経験
・ 全体の66.7%が、マスターベーションの経験あり。
・ 経験者の割合は男女で差が見られ、男性は89.8%なのに対し、女性は42.0%であった。

マスターベーションで使用しているもの
・ マスターベーションの時に最も多く使用されているものは「スマホ」(74.8%)。
・ 次に多いものは「PC」(9.9%)、「想像のみ」(8.8%)。「スマホ」利用が圧倒的に多い。
・ 女性では「想像のみ」が18.7%となっており、男性と比較して多い。

セックス経験
・ 全体の23.3%が、セックスの経験あり。

セックス頻度
・ 「それ以下(=月に1回未満)」という回答が最も多く、38.1%。
・ 次に多いのは、「月に2~3回程度」(25.0%)。

経験人数
・ 54.3%が「1人」と回答。
・ 男性より女性の方が「1人」と回答している人が多く、経験人数が少ない傾向が見られる。

初体験年齢
・ 初体験の年齢は、「17歳」が最も多く24.7%。次いで、「16歳」(19.8%)、「18歳」(17.9%)が多い。

避妊の必要性
・ 全体の86.7%が避妊の必要性を感じている。
・ 性病を不安に思っている人は、そうでない人に比べて避妊の必要性を感じている。

避妊の必要性を感じない理由
・ 避妊の必要性を感じない理由は、「大丈夫だと思うから」(26.9%)が最も多い。
・ その他、 「面倒くさいから」(15.4%)、「その場のノリを大事にしたいから」(13.5%)という理由が多い。

避妊をする人
・ 「自分」は42.7%、「パートナー」は34.8%、「二人で」は20.7%。
・ 男女で差が見られ、男性は75.6%が「自分」でするのに対し、女性は「パートナー」が67.6%という結果となった。

性病への不安
・ 全体の75.9%が性病への不安を感じている。
・ 男性より女性の方が、不安に感じる人の割合が多い。

性病罹患経験
・ 性病の罹患経験がある人は1.3%。

学校での性教育について
・ 「役に立った」という回答が59.1%。

性に関する情報源
・ 性に関する情報源として最も多いのは「Webサイト」(55.8%)。
・ 次いで、「友人」(50.2%)、「SNS」(31.4%)が上位に挙がる。

調査概要


■調査対象:全国の17歳~19歳男女
■回答数:800(※ただし各設問ごとに回答拒否者は除いて集計)
■実施期間:2018年10月26日(金)~10月28日(日)
■調査手法:インターネット調査

詳しいリサーチ内容はネタ元へ
[日本財団]
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